目次
鰹節に賞味期限はあるの?
鰹節にはパックの削り節になっているものと、サク状の塊でカチカチに乾燥させてある状態で使うときに削って使うものの2つの種類があります。それぞれの賞味期限について紹介します。
パックの削り節には賞味期限がある
パックに入っている鰹節はすでに削ってある鰹節で、削り節や花かつおなどと呼ばれています。
パックに入っている削り節には賞味期限があります。これは未開封で密封されて酸化しない状態での賞味期限となります。開封してしまうと空気に触れるので酸化がはじまり風味が落ちていくので賞味期限は短くなってしまいます。
鰹節(塊)には表示がないものもある
サク状の塊でカチカチに乾燥させてある状態の鰹節は、枯節や本枯れ節と呼ばれ良いかびをつけて熟成されて作られています。基本的には腐らないものと考えられているので、賞味期限を明記せずに販売されていることが多いようです。
《 ポイント 》
鰹節はパックの削り節とサク状の塊になっている鰹節があります。パックの削り節には賞味期限が明記されていますが、塊の鰹節には賞味期限の表示がないものもあります。
削り節の賞味期限
鰹節の賞味期限として、パックに入っている削り節の「未開封の状態での賞味期限」と「開封後の賞味期限」、そして上手な保存の方法を紹介します。
未開封の鰹節(削り節)の賞味期限
パックに入っている削り節の賞味期限は未開封の状態で、メーカーによって少し異なりますが、およそ1年となっています。
尚、賞味期限とは美味しく食べられる期限をさしているので、賞味期限が切れてしまっていても食べることは可能ですが、カビ臭いなどの異常を感じたら使用するのは避けましょう。
開封後は酸化しやすくなってしまい湿気の影響も受けやすくなるので、早めにすべて使い切るようにしましょう。
開封後の鰹節(削り節)の賞味期限と保存方法
削り節パックの開封後の賞味期限は2週間~1ヵ月間を目安にして、鰹節に異常が無いか状態を確認しながら使用するようにしましょう。開封済の削り節は空気ができるだけ入らないようにして冷蔵庫で保管することをメーカーでも推奨されています。
《 ポイント 》
パックに入っている削り節の賞味期限は未開封の状態で約1年、賞味期限が過ぎてしまっていても臭いや見た目に異常がなければ期限内のものと同じように使用しても問題ありません。
鰹節(塊)の賞味期限
サク状の塊でカチカチに乾燥させてある状態の鰹節の賞味期限と開封後の賞味期限を上手な保存の方法を紹介します。
未開封の鰹節(塊)の賞味期限
サク状の塊でカチカチに乾燥させてある状態の鰹節は、現在は真空パックに入った状態で販売されています。未開封の場合の場合の賞味期限はメーカーによって多少異なるのですが、1年~2年とされています。
賞味期限が書かれていない鰹節の場合も同じです。未開封で真空の状態を保っていれば3~4年は食べても問題ないと言われています。
開封後の鰹節(塊)の賞味期限と保存方法
鰹節(塊)をパックに入れる際、人にとって有害なカビがつかないように「良質なカビ」をつけ、腐ってしまったり、劣化しないようにして真空状態にしていますが、開封してしまうと有害なカビが生えてしまったり、空気に触れて酸化してしまいます。
開封後の鰹節はラップを使いできるだけ真空に近い状態にして冷蔵庫で保管してください。賞味期限としては保存状態によって変わってしまうので、特にいつまでということはないのですが、使用前には臭いなどに異常がないか確認して早めに使用するようにしましょう。
《 ポイント 》
- サク状の塊の鰹節は賞味期限の表示がない商品もあり、基本的には腐らないものと考えられていますが1~2年の内に使用するようにしましょう。
- 鰹節の塊を削って使用するので削った面から酸化して劣化しますので、削るときはたくさん削ってジップ付きの保存袋に小分けにして冷凍保存しておきましょう。
賞味期限が切れた鰹節は使える?
賞味期限が切れてしまった鰹節も多少風味が落ちてしまうことがありますが、問題なく使用することができます。
鰹節の賞味期限と消費期限の違い
賞味期限と消費期限の違いは、賞味期限は美味しく食べられる期限を意味していて、比較的に日持ちする品質の劣化が緩やかなものに使われています。
賞味期限の表示がある食べ物に場合は少し期限が過ぎてしまっても食べることができますが、味や臭いに異常を感じた場合は食べずに処分しましょう。
消費期限は、安心して食べられる期限を意味しています。傷みやすく日持ちしない生鮮食品などにつけられています。食品の劣化が急速に進んでしまう食べ物につけられているので期限までに食べなければいけません。
鰹節の保存状態も影響する
鰹節に賞味期限と消費期限が表示されていても、未開封の状態で期限内であれば状態の劣化が起こらず食べることができますが、開封後は賞味期限、消費期限のどちらの場合も酸化が始まってしまうので、期限内であっても風味が落ちるなどの劣化が起こります。開封後はできるだけ早く食べるようにしましょう。
《 ポイント 》
- 賞味期限は美味しく食べられる期限、消費期限は安心して食べられる期限です。
- 賞味期限は期限を過ぎても食べることはできますが、消費期限は期限が過ぎたら食べないようにしましょう。
鰹節の賞味期限に関するQ&A
A.鰹節が腐ってしまうと青カビが生えてしまったり、生臭くなってしまう、見た目の色が抜けて黄色っぽく変色しするといった変化が起こるので、賞味期限が切れてしまっているものや開封後に時間が経過しているものが、残っているときはよく確認しましょう。
A.賞味期限が切れても使用できそうな鰹節の活用方法ですが、変色や臭いなどの異常が無ければ風味が少し落ちているかも知れませんが、賞味期限内の鰹節とほぼ同じ使い方をすることができます。
A.未開封の削り節の袋がパンパンの状態で販売されている理由は、削り節が酸素に触れて劣化してしまわないように窒素ガスを充填して酸素をできるかぎり排除しているからです。
開封後の鰹節の正しい保存方法
未開封の場合は密閉された状態なので、高温多湿の場所を避けて常温で保存しても問題ありませんが、開封後の鰹節は正しい保存方法をしないとどんどん劣化してしまうので注意してください。
鰹節(削り節)の場合
開封後の削り節の正しい保存方法は、小分けにして密閉できる保存袋に入れて出来るだけ空気を抜いて密封し冷凍で保存します。冷蔵庫で保存しても問題ありませんが、削り節の状態は水分をほとんど含んでいないため冷凍庫で保存をした方が長期保存できます。
鰹節(塊)の場合
サク状の塊でカチカチに乾燥させてある状態の鰹節の正しい保存方法は、悪性のカビが発生してしまうことを避けるためにラップを巻いて冷蔵保存をします。
冷蔵保存するときも冷蔵庫の扉を開閉する時の温度変化の影響を受けにくい冷蔵庫の奥の方に保存することをおすすめします。冷蔵庫の野菜室は庫内の湿度が高くなってしまうので入れないようにしてください。
《 ポイント 》
- 鰹節は削ってある場合でも塊の状態でも出来るかぎり空気に触れないように密封して保存するようにしましょう。
- 削り節は冷凍保存、塊の鰹節は冷蔵保存おすすめです。
最後に
鰹節の賞味期限はパックに入って削られた状態とサク状の塊の鰹節で異なります。
どちらの場合も使用して余った分を保存するときは酸化して劣化が始まってしまうので、保存するときは空気にできるだけ触れないようにジップ付きの保存袋に入れてから冷凍庫や冷蔵庫に入れるといった工夫が必要になります。
鰹節は賞味期限を過ぎてしまっても使用することはできますが、なるべく賞味期限内に使い切るようにしましょう。