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除草剤は雨が降っても効果はある?
冒頭でもお伝えしたとおり、除草剤効き目は雨の量で違ってきます。ここでは条件別に紹介します。
液体タイプは除草剤が乾く前か後かで変わる
除草剤が乾いた後なら、ほぼ商品の表記どおりに効果が現れます。乾く前は雨で薬が流れてしまうので、効果は無いと思っていた方がいいでしょう。
ちなみに、乾く時間はメーカーによって違いがあります。説明書やボトル裏の表記をよく読んで扱いましょう。
《 ポイント 》
- 乾いた後に雨は降った場合は効果が現れる
- 乾く時間はメーカーによって違う
- 乾く前に雨が降ったら除草剤は流れる
粒タイプは大雨の時は注意
多少の雨だったら問題ないです。しかし、大雨の場合は粒が流されるため効き目は出ません。大雨の予報の日は避けるようにしましょう。
《 ポイント 》
- 多少の雨ならば問題ない
- 大雨が降ってしまうと流される
雨が降った後は問題ない
雨が降る前のことをお伝えしましたが、今度は雨が降った後です。雨が降った後は地面が濡れている状態です。
濡れている状態に除草剤をまいても全く問題はありません。特に粒は濡れることによって浸透が早いと言われています。雨の上がった後にまくのがイチオシです。
《 ポイント 》
- 雨が降った後にまく方が浸透が早いのでおすすめ
雨に強い除草剤もある
雨に強いものも販売されています。
カダン 除草剤 ストレート タイプ ザッソージエース
こちらの商品は散布1時間後に雨が降っても効果を発揮します。土壌に残った薬もすぐに自然に分解されるので安心して使う事ができます。
《 ポイント 》
- カダン 除草剤 ストレート タイプ ザッソージエースが雨でも効く
- 散布1時間後に雨が降っても効き目を発揮
除草剤を雨が降る前に使う時の注意点
除草剤を雨が降る前に使うときには以下の項目に気をつけましょう。
- 大雨が降る場合には粒状タイプは使用しない
- 枯らせたくない植物の周りでは使わない
- 液体の場合は雨が降る3時間前に除草剤をまく
粒状タイプのものは雨で流される危険性があるので、液体にしましょう。また、枯らせたくない植物の周りでまくと影響が出てきます。大切な植物が枯れてしまうので、手作業で抜くなどしましょう。
液体を使用するときは完全に乾かして効き目を発揮させたいので、最低でも3時間前までにまくようにして下さい。
《 ポイント 》
- 大雨が降る場合には粒状タイプは使用しない
- 枯らせたくない植物の周りでは使わない
- 液体の場合は雨が降る3時間前にまく
除草剤の基本的な使い方
除草剤の注意する項目が分かったところで、ここからは正しい扱い方をお伝えします。正しく使わないと人体にも影響を及ぼしかねません。気をつけるようにしましょう。
液体タイプ
まずは液体の扱い方です。
雑草の種類と状況を確認して、希釈したものをまきましょう。
除草剤の液体は生えてくる雑草よりもすでに生えている状態の雑草に効き目があります。早く枯らすことが可能です。土にまいても分解されてしまうので、葉っぱにかかるように撒きましょう。
希釈が面倒な方は希釈をしなくても使える除草剤もあります。是非検討してみてください。イチオシの散布の時間帯は午前中。よく晴れた日がいいでしょう。
《 ポイント 》
- 液体タイプは、すでに生えているものに効果がある
- 土ではなく葉っぱに撒く
粒タイプ
次に粒の除草剤です。
地面に均等にまきましょう。
商品にもよりますが、均等にまくときは5~40g/㎡の量を散布します。箱ごと販売しているものには計量カップが付いているものもあるのでそれらも参考にしましょう。
粒のものはこれから生えてくる雑草の成長を抑制する効き目があります。なので、草丈が短い時期にまくようにして下さい。適度に地面が湿っている晴れの日がイチオシです。
《 ポイント 》
- 粒タイプは、これから生えてくる雑草に効き目がある
除草剤を安全に使うためには
除草剤を安全に使うために守っていただきたいことがあります。
- 皮膚につかないようにする
- 強風のときにはまかない
- ペットや小さいお子さんのいるところでは散布しない
- 河川に流さない
上記4つは守るようにしましょう。散布するときの服装は長袖・長ズボン・マスク・手袋・ゴーグルを装備するようにして下さい。小さなお子さんやペットがを口に入れてしまうことがあります。近づかないようにロープで囲っておくなどしましょう。
《 ポイント 》
- 服装は長袖・長ズボン・マスク・手袋・ゴーグル
- 小さなお子さんやペットが除草剤を口にしないように工夫する
除草剤に関するQ&A
ここからはよくある質問を紹介します。是非参考にしてみてください。
A.晴れた日です。特に雨が降った次の日は天候が悪くなりにくいのでイチオシです。
A.早朝〜午前中にはまくようにしましょう。
A.長く効くものはは2〜4月に。即効性の高いものは5〜8月にまくと効果的です。
《 ポイント 》
- 晴れた日にまく
- 早朝〜午前中にまく
- 長く効くものは2〜4月。即効性の高いものは5〜8月。
除草剤のおすすめ5選!
ここからは除草剤のイチオシ5選を紹介します。迷っている人は是非参考にしてみましょう。
アースカマイラズ 草消滅
こちらの商品は、頭がジョウロ状になっています。そのため散布するときに均等にかけやすいのが特徴です。
薄めずに使えるので希釈する手間が無いのもうれしいところです。また、持続性が高いのも特徴の1つ。素早く根に浸透して6ヶ月間は効き目が持続してくれます。
レインボー薬品 ネコソギエースV粒剤
こちらの商品は、効果の異なる3種類の有効成分を配合した除草剤です。どんな雑草にも効果を発揮します。根から枯らしてくれるので、6ヶ月間の間雑草が生えてくるのを防ぐことができます。
粒状の除草剤で、取っ手部分を持ちながら箱の下部の穴から散布できるようになっています。花壇や畑、田んぼなどの枯らしたくない植物の周りでの使用は避けてください。
日産化学 除草剤 シャワータイプ ラウンドアップマックスロード
こちらも薄めずに使えるものです。農林水産省の登録を取得している商品なので、安全使用上の注意を守りさえすれば安心して使うことができます。
また、即効性があるのも特徴の1つ。1時間経てば薬剤が浸透するので、雨が降ってきたとしても大丈夫です。
シンジェンタジャパン 麦用除草剤 ボクサー
こちらの商品はイネ科から広葉まで幅広い雑草に効く除草剤です。幼芽部、根部、初生葉の3つの箇所で薬剤を吸収してくれるので効き目も違います。こちらは希釈するタイプなので、使用方法をよく読んでから扱いましょう。
BASF 除草剤原液 バスタ液剤
こちらは希釈して使う除草剤です。専用の容器を購入しなくても自宅にあるジョウロを使って散布できるので簡単で安心です。また、野菜などに影響を及ぼしにくいのでそばにある雑草にもかけられます。
バスタは田んぼのあぜ道に生える雑草にも使えます。あぜ道に生える雑草を減らすことで稲を害虫から守ることができます。田んぼの雑草に困っている方はぜひ検討してみてください。
最後に
今回は雨が降ったときの除草剤の効き目について紹介しました。
雨が降った前か後で効き目が現れるか変わってきます。撒いてすぐに雨が降ってしまうと効き目が悪くなってしまうので注意が必要です。
雨が降った後ならば特に気にする必要はありません。また、除草剤によって扱い方は変わってきます。気をつけましょう。使うときは注意する項目を守って下さい。
迷っている方はイチオシの除草剤から選んでみて下さい。是非参考にして雑草だらけの庭をキレイにしましょう!