目次
ザルの選び方
メッシュザル
ザルの水切れの良さは網目のサイズと形状でも変わります。
メッシュザルのメリットは洗いやすく排水もスムーズで衛生的な点です。網目の単位は「メッシュ」と呼ばれ、目の粗いタイプから細かいタイプまで用途や食材に合わせて選ぶことができます。
目の粗いザルには6.5メッシュザルがあり、ラーメン店などでは麺の茹で揚げなどによく使われます。家庭にある一般的なザルのメッシュは12メッシュが一般的でお米を研ぐには最適と言われているサイズです。
さらに家庭では最も重宝するサイズが16メッシュです。野菜の水切りから麺の湯切りなど様々なものに使え、洗いやすいためザルを購入する際はまずそろえておきたいサイズです。粉ふるいとしても使うこともできます。
パンチングザル
パンチングザルとはステンレスをプレスして作られているので、穴の大きさが均一です。
メッシュザルと比べると、ワイヤーがほつれるような心配がないため指を傷めたりすることもなく、耐久性も優れ洗いやすいというのがメリットです。
しかし、水切れがあまり良くないため野菜やお米の水切りには少々不向きです。例えば、パスタのゆで汁などの水分を残しておいたほうが良いという料理には使いやすいでしょう。
素材
ザルの素材は主にステンレス、竹、シリコン、プラスチックがあります。それぞれの特徴は次の通りです。
- ステンレス
- 耐久性が強く軽量、熱伝導が良く冷やすときにも使えます。臭いが付きにくいので最も衛生的です。
- 竹
- 伝統的な素材で天日干しや器としても使えます。水切れが良く乾きやすいメリットがある反面、臭いがしみ込みやすくよく乾かさないとカビが生えることもあります。
- シリコン
- 柔軟性があるため扱いやすく、そのまま電子レンジに使えたりと使い勝手の良さは抜群です。簡単に洗えますが油汚れなどが落ちにくいというデメリットがあります。
- プラスチック
- 軽量で乾きが早いのがメリットですが、熱に弱く汚れが付着しやすいため長く使いたい場合はあまりおすすめできません。
サイズ
ザルの大きさは一般家庭では直径20㎝程度の大きさが最も使いやすいです。さらに深型タイプであれば、一度に多くの野菜やお米を洗うことができます。
ちょっとしたときに使う場合や一人暮らしには直径15㎝程度のコンパクトタイプがおすすめです。浅型タイプのザルは麺類の器にも使えます。
ザルのおすすめ6選
下村企販 日本製 ザル ストレーナー 18cm
ハンドル付きのザルは鍋を持ってお湯切りをしなくても、ザルを持つだけでパスタなどの麺類や野菜を茹でるときも楽に水切りできます。網目も細かいため茹でた食品が飛び出さないのも使いやすい点です。
柳宗理 日本製 ざる パンチングストレーナー
高い機能性とシンプルで上品なフォルムが人気の、日本を代表するデザイナー「柳宗理ブランド」のパンチングザルです。丈夫なステンレス素材は壊れにくくお手入れもしやすいです。
ステンレスボウルに細かな穴をあけたザルなので、変形したり一部のワイヤーが飛び出し指を傷つけたりスポンジに絡むようなこともありません。底積面が少ないので、水切り効果が高い点も人気です。
下村企販 ステンレス スタッキング ミニ角ざる
3個組の角ザルタイプは重ねて使えるため省スペースで水切りもでき、底面積が平らなので豆腐の水切りなどにも便利です。
重ね使いができるようザルの脚をひっかけて交互に積み重ねができるような作りになっています。安心の日本製で耐久性にも優れています。
和平フレイズ パンチングボール
用途に合わせてサイズを選ぶことができて、重ねて収納できるので場所も取りません。
サイズ違いで購入するなら、セットになっているほうが収納のしやすくおすすめです。脚付きなので衛生面でも安心。お値段も3つセットの価格で手ごろです。
小柳産業 竹製盆ザル (国産) 上仕上げ
いろいろな用途に使用できる、ヒゴの上等品で作られた竹製のザルです。
油抜きが施してあるため、防虫効果も高く安心。淵にはステンレスの枠が使われているため強度も強めでさびにくいです。おそばやうどんはもちろん、野菜や干物の天日干しにも最適です。
アスベル 持ち手付シリコンザル 「ポゼ」
シリコン製なので収納するときにはコンパクトにたため場所を取りません。柔らかい素材はキッチンを傷つけず安心して使えながら、耐熱性なので蒸したり茹でたりと幅広く活用できます。持ち手がついている点も使いやすくおすすめです。
ザルに関するQ&A
A.足つきザルは水切りが良く衛生的な点がメリットです。一方で足の部分に目詰まりして洗いづらい点や重ねて収納するときにおさまりが悪くなる点などがデメリットでしょう。
A.ステンレス製のザルはスポンジよりタワシを使ったほうが汚れをかき出せます。プラスチック製は傷がつきやすいので、あまり強くこすらないようにしましょう。こびりついている汚れは、洗いかごに洗剤とぬるま湯を入れて、その中にザルをしばらく浸けておくと、落としやすくなります。
底やフチの部分は歯ブラシなどを利用するのもおすすめです。洗った後はしっかりと乾燥させないと菌が繁殖してカビが発生することもあります。水気を切ったら風通しの良いところで乾燥させましょう。
ザルとボウルのセットおすすめ4選
ヨシカワ(Yoshikawa) ザル・ボールセット
ザルとボウルがセットになっていることに加え取っ手もついているので、使いやすさは抜群です。
麺類や茹で野菜の湯切りのほかに、お米を研ぐときにも活用できます。収納もセットで収まるためコンパクトにしまえます。丈夫なステンレス製ですが軽く2つの取っ手で扱いやすいです。
ミラくるザル・ボウル 米とぎセット
ボウルを傾けるだけで簡単にサッと水切りができるセットです。付属でついている米研ぎを使えば手を濡らさずにお米が研げます。米研ぎだけでなく麺や野菜を湯切りした後に冷水をとるのにも使い勝手が良いです。嬉しい食洗器対応です。
貝印 ボウル & ざる 6個 セット
ザルとボウルのセットが3つのサイズで使えます。さびにくいステンレス製なのできれいに洗えていつでも清潔に使えます。ボウルとザルが同じサイズだから使い勝手の良さだけでなく収納性も高いため、毎日のお料理が手軽になるでしょう。
ライクイット(like-it)ざるボウルColander&Bowl
特にお米を研ぐのおすすめのプラスチック製のザルとボウルのセットです。
ふっくらとみずみずしいお米を炊くために、米研ぎにちょうど良い水切れと弾力性を備え、糠や胚芽を素早く落とせるような設計となっています。
米研ぎ以外にも、サラダの水切りや麺の湯切りにも野菜や麺が飛び出さないよう変形させて水切りできるため便利です。
最後に
どのザルが良いか、なかなか選べないときは、持っているボウルと大きさや素材が合うものを選ぶのも良いでしょう。
また、日本のメーカーでは主に「和平フレイズ」「パール金属」「貝印」「新越ワークス」などがあります。どのメーカーもオリジナルの製品を持ち、品質の良さも信頼がおける人気のメーカーでおすすめです。