ラズベリーの旬と選び方!豊富な栄養成分にも注目

木の皿に乗ったラズベリー

ラズベリーの旬はいつの時期になるか知っていますか?日本の市場に出回るラズベリーは、ほとんどが輸入物になります。通年輸入されているので一年を通して美味しいラズベリーを食べることができます。今回はラズベリーの旬と種類、選び方から保存の方法、美味しい食べ方と栄養など、ラズベリーに関して詳しく調査したので紹介します。

ラズベリーの旬の時期と種類

木に実ったラズベリー

ラズベリーの旬は国産と輸入ものでは異なります。

ほとんどが海外からの輸入ものですが、輸入先の国によって旬が違いますので、一年中市場に出ています。国産のラズベリーの旬は6~8月頃です。

ラズベリーの特徴

ラズベリーはバラ科キイチゴ属の植物で、木苺の一種になります。小さな粒状の果実が集まり、丸みを帯びた丸い形の実で、甘酸っぱく香りが良い果物です。

スイーツ好きの方には、「フランボワーズ」というフランス名でもおわかりになるかと思います。小さな赤い果実は、甘酸っぱい味で洋菓子に欠かせない果物となっています。

ラズベリーの主な産地

ラズベリーは、ほとんどがアメリカからの輸入ものになりますが、ニュージーランドからも輸入されています。通年輸入されているので、一年を通して市場に出回っています。

アメリカ産の場合旬と言われる時期は、4~9月にかけての時期となります。南半球のニュージーランドから輸入される分の旬の時期は、11月~翌年の3月にかけての時期となるので、1年を通して輸入先が変わり、いつでも旬とされるラズベリーを手にすることができるため、旬が無いとも言われています。

国産ラズベリーの旬

国内でもラズベリーは、北海道、宮城県、長野県、福岡県など各地で生産されていますが、ラズベリー全体の量の1%程度しか生産されていないのが現状です。

熟した実は壊れやすく、傷みやすいため国産のラズベリーは市場に出回らないで、素材にこだわりがあるレストランや菓子店での消費されます。

国産のラズベリーの旬の時期は6~8月頃の夏の時期とされています。

ラズベリーの品種

ラズベリーはフランボワーズとしても知られる木苺の一種ですが、品種も数多く存在しています。代表的な品種名とその特徴を紹介します。

【インディアンサマー】

インデアンサマーはラズベリーの代表的な品種で、濃厚な味で1年に2回大量に収穫できる品種です。

【レッドジュエル】

レッドジュエルも1年に2回収穫できる品種ですが、収穫量が少ないのでジャムの製造に使われています。

【ゴールデンクイーン】

ゴールデンクイーンは、その名の通り果実が黄色い品種です。実は小さいのですが味が良いとされています。

【ファールゴールド】

ファールゴールドもゴールデンクイーンと同じく果実が黄色い品種です。こちらは実が大粒なのですが、酸味が少ないく甘いという特徴があります。

【ブラックラズベリー】

ブラックラズベリーは、果実が黒い品種です。さわやかな酸味と甘味のバランスが絶妙で味が良いとされています。

《 ポイント 》

ラズベリーは市場に出回るほとんどが輸入もので、特にアメリカ産が多いです。南半球、北半球から一年を通して収穫されるので旬とされる時期は長く一年を通して美味しく食べることができます。

  • アメリカ産の旬は4~9月
  • 南半球のニュージーランドのラズベリーの旬は11月~翌年の3月
  • 国産ラズベリーの旬は6~8月頃

旬のラズベリーの選び方

ラズベリー

旬の美味しいラズベリーの選ぶ際は

  • 濃い赤色に色づいている
  • 実のカタチがふっくらして柔らかい
  • 香りが良い

このようなものを選びましょう。

ラズベリーは熟せば熟すほど柔らかくなるのですが、皮に傷がついている場合、傷みやすくカビも生えやすいので注意しましょう

旬のラズベリーの保存方法

ラズベリーのアップ

ラズベリーは早めに食べるようにする

ラズベリーはとても傷みやすい果実です。日数が経過するとカビが生えやすくなり、実も崩れてきます。

保存する際は空気にできるだけ触れないよう保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて冷蔵庫に入れて保存しましょう。ただし、保存期間は2~3日と考えて早めに食べるようにしてください。

冷凍保存方法

ラズベリーを冷凍保存する場合、できるだけ果実の粒同士がくっつかないようにして、トレイに並べて冷凍して、凍ったのを確認してから保存用の袋に入れましょう。冷凍保存することで、長期保存が可能になります。

《 ポイント 》

  • ラズベリーは傷みやすいので、できるだけ早く食べましょう。
  • 食べきれない量がある場合は冷凍保存することで長期保存が可能になります。

ラズベリーの美味しい食べ方

ラズベリータルト

ラズベリーの美味しい食べ方は、豊かな香りが特徴となるので、生のままの状態食べることが一番と言っても過言ではありません。

しかし、その香りやお味を生かして、ケーキやパフェなどさまざまなスイーツのトッピングとして食べることもおすすめの食べ方です。

ラズベリーの果汁を搾って、炭酸などで割れば美味しいジュースが作れるほか、お酒と割ってカクテルにして楽しむ飲み方もおすすめです。

頂き物などで大量にあって食べきれない場合には、ラズベリージャムにすることもおすすめです。砂糖を加えて加熱しジャムにしておけば、トーストに塗って食べても美味しいですし、色が鮮やかなこともあるので、料理のソースとして使用すると料理を引き立ててくれます。

《 美味しい食べ方》

  • ケーキやパフェなどの「スイーツのトッピング」として使う
  • 絞った果汁を「ラズベリージュース」などにして楽しむ
  • 「ラズベリージャム」にして楽しむ

ラズベリーに関するQ&A

手の腹で持ったラズベリー

Q.ラズベリーを栽培する場合、苗木はどこで購入できますか?

A.ホームセンターの園芸コーナーやインターネットの通販サイトで購入できます。庭や鉢植えで栽培収穫することもできます。

ラズベリー 苗 【トゲなし グレンモイ】 2年生 ポット苗
Q.ラズベリーの栽培でおすすめの品種は何でしょうか?

A.ラズベリーの栽培の目的は大きな果実を数多く収穫することなので、夏と秋で2回収穫できて他の品種よりも実が大きい「マリーゴールド」や2回収穫できて大粒の品種で甘味が強い「ジョイゴールド」がおすすめの品種になります。

Q.ラズベリーの植え付けから収穫までの期間はどの位でしょうか?

A.ラズベリーの植え付けは9~3月が植え付けに適した時期ですが、真冬は幼い苗にとって厳しい季節なので12月中旬~2月中旬は避けます。

収穫は6月~7月に収穫できるので、最短では3ヶ月程度となりますが発育状況によって異なります。また、お手入れの仕方によっても異なります。収穫後に剪定することで翌年も実をつけてくれるので、手を加えしっかり育ててください。

ラズベリーの栄養成分

ガラスの皿に乗ったラズベリー

ラズベリーには豊富な栄養成分が含まれています。

その中でも「アントシアニン」は眼精疲労や目の健康を維持する効果があるとされています。

また、「ラズベリーケトン」という成分には脂肪燃焼効果があるとされています。ラズベリーケトンは唐辛子に含まれるカプサイシンと比較して3倍の脂肪燃焼効果があるとされています。

「ポリフェノール」も豊富に含まれています。抗酸化作用があるので、成人病の予防や老化防止やアンチエイジングに効果があるとされています。

水溶性食物繊維の「ペクチン」も果物の中でも多い部類になり、整腸作用による便秘の改善で肌をきれいにしてくれる美肌効果があります。

《 ポイント 》

ラズベリーは脂肪燃焼効果とアンチエイジング効果と美肌効果があるので、ダイエットに適している果物と注目されています。

最後に

ラズベリーを収穫する農家

スーパーなどで購入できる市場に出回るラズベリーはアメリカやニュージーランドからの輸入物です。北半球と南半球からの輸入になるので収穫時期が異なるため、いつでも美味しいラズベリーを食べることができます。

ラズベリーは国内でも生産されていますが、収穫量も少なく市場に出回らないため一般的に口にするラズベリーは輸入物と考えましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る