目次
ごま油の種類と選び方
ごま油のおすすめをご紹介したいと思いますが、そもそもごま油の原料や種類をご存知でしょうか?
ごま油を作るときに使用される原材料のごまは、日本国内ではほとんど生産されていません。東南アジアやアフリカで主に生産されています。ごま油は産地よりも製造工程に違いがあり味や風味に違いが出ます。
まずはごま油の種類と選び方について紹介します。どのようなごま油がおすすめか参考にしてください。
ごま油は製造工程の違いから大きく分けて3種類あります。それぞれ香りの強さなどの特徴があるので、使い方にも違いがあります。使い方に合わせてごま油を選びましょう。
高温焙煎のごま油
高温焙煎のごま油が一般的にごま油と聞いてイメージする濃い茶褐色の基本のごま油です。原料のごまの種子を高温で深入りして精製されます。
食欲をそそるごま油の香りを楽しみ、タレなどの調味料として使うときは、高温焙煎のごま油がおすすめです。中華料理や韓国料理のような濃い味付けになる料理に適しています。
低温焙煎のごま油
低温焙煎ごま油は、原料のごまの種子を低い温度で焙煎して精製されるので、高温焙煎のごま油と比較すると色も香りも弱いものになりますが、さらっとした味わいにごまの風味が加わるので、オリーブオイルのように洋食にも活用できます。
高温焙煎のごま油よりも低温で焙煎するため製造に時間がかかるので、価格は少し高くなってしまいますが、さまざまな料理やサラダやマリネなど素材を生かした料理にも使えるごま油です。
太白胡麻油
太白胡麻油は、圧搾法というごまを焙煎せずに生のまま圧搾して抽出されるので、ごま油の強い香りが苦手な方にも問題なく使用できる無色無臭で、クセがないのでサラダ油を使用するのと変わらない感覚で普段の料理に使えます。
サラダ油と比較すると抗酸化物質やビタミンなどの身体に良い成分が多いので、揚げ物を作るときに使用するとカラっと軽く美味しく作ることができます。
《 ポイント 》
ごま油には、ごまから油を抽出する前に焙煎しているか、焙煎していない生のごまを使用するか、科学的にごまから油を抽出せずに圧力をかけて搾る圧搾法で作るタイプか、薬材などの添加物を使わずに昔ながらの製法で圧搾機で搾る玉締め法で作るタイプと製法によって違いがあります。
ごま油のおすすめ10選
ごま油にはさまざまなタイプがあることを理解した後はおすすめのごま油を製法やどのような料理に合うのかを合わせて紹介します。
かどや 金印 純正ごま油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B001HZ4ZFI
良質のごまを香ばしく煎り丁寧に搾った香り高いごま油です。知名度が高く人気で入手もしやすい定番のごま油です。どんな料理にも使えるクセのない味わいで、中華はもちろん和食や揚げ物などでも幅広く活躍するごま油です。
九鬼 純正胡麻油こいくち
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005EOZKNO
厳選した良質のごまを強く煎り圧搾法で絞ったごま油です。
あえて香りを強くした焙煎にしているので強い風味になっているのでごまをしっかり感じることができます。炒めものや焼肉のタレなど中華料理や韓国料理全般にピッタリなごま油です。
九鬼 太白純正胡麻油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005EOZKAC
厳選した良質の胡麻を煎らずに低温圧搾法で絞った高品質の胡麻油です。色や香りはありませんが胡麻の旨味を生きています。
どんな料理も相性が良く、ケーキなどのスイーツの油脂としても使える他、ドレッシングやマリネなどオリーブオイルのような使い方が出来るごま油です。
マルホン 太白胡麻油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y527LJJ
精選したごまを煎らずに生のまま搾ることでごま油特有の色と香りを抑えたあらゆる料理に使える万能ごま油です。
サラダ油のように和・洋・中のさまざま料理やスイーツ作りにも使用でき素材本来のおいしさを良く引き出します。素材のアクやエグみを抑えて、酸味もやわらげてくれるごま油です。
味の素 ごま油好きのごま油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005JQQN88
独自の香り焙煎製法で香ばしいごまの香りが強く、加熱しても風味がしっかりと残ります。
香り立ちが良い「熱風焙煎ごま油」と、まろやかなコクの「遠赤焙煎ごま油」と、焙煎していない「生搾りごま油」の全ての種類をブレンドしたごま油好きのためのごま油です。加熱調理から仕上げの風味づけまで幅広く使えます。
ごま油の独特の風味が好みで濃口のものが欲しい方におすすめです。
日清オイリオ 日清ヘルシーごま香油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00YOACP5K
一番搾りごま油と低温焙煎ごま油と良質ななたね油をブレンドして、焙煎ごまの豊かな香りとごま本来の旨みを実現したコレステロールゼロのヘルシーなごま油です。
炒めものの仕上げや餃子やシュウマイの種やドレッシング、揚げ料理などに使えます。ごま油100%ではないのですがカロリーが気になる方におすすめです。
九鬼 ヤマシチ純正胡麻油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005EOZK70
厳選した良質のごまをほどよく煎って、圧搾法で絞ったごま油です。まろやかな味と軽い香りが特徴で、和風料理にも使用できるさまざまな料理に幅広く使えるごま油です。天ぷらなどの揚げ物やサラダのドレッシング、和食の煮物やきんぴらごぼうなどの調理で活用できます。
マルホン 太香胡麻油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B006BL095I
精選した胡麻を軽く煎ってから圧搾法のみで搾った澄んだ琥珀色と穏やかな香り立ちが特徴のマイルドな胡麻油です。天ぷらや炒め物の香り付けはもちろん、まろやかから和食によく合います。旨味調味料の代わりに料理のコク出しにおすすめです。
オーサワジャパン 京都山田のごま油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00131FCVM
昔ながらの玉締め圧搾法で搾られた一番搾り油だけをさらに時間をかけて濾過して、旨味を最大限に引きだした高級ごま油です。深炒りごまの風味が強く濃厚な味わいで炒め物や揚げ物料理の香り付けにおすすめです。
マルヤマニ 純正胡麻油(浅焙り淡口ごま油)
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01FB0RE6Q
創業大正十二年。高級天ぷら店専門卸の油問屋「株式会社小林鶴雄商店」の特製のごま油です。
無農薬検査済の胡麻原料を使用し圧搾法で抽出した油を熟成、ろ過の過程を3回繰り返し、手間と時間を惜しまず丁寧に仕上げたごま油で銀座をはじめとした高級天ぷら店で長年使用されています。
このごま油を使って揚げた天ぷらは、衣はかりっと風味は上品に仕上がります。
ごま油に関するよくあるQ&A
A.ごま油に含まれている栄養素は、リノール酸、オレイン酸、α-リノレン酸、セサミン、セレン、ビタミンEなどです。
A.ごま油にはさまざまな健康効果があります。コレステロール値を下げて動脈硬化を予防する効果、血管を強くして血行をスムーズする心筋梗塞や脳卒中などを予防する効果、抗酸化作用で活性酸素の攻撃を抑制し、生活習慣病を予防する効果、腸内環境の改善の効果などです。
A.太白ごま油は安全性が高いので、マッサージ用のオイルやうがい用のオイルとしても活用されています。
A.ごま油は食用油の中でも酸化しにくい油になりますが、しっかりフタをしてなるべく早く使いきるようにしてください。直射日光が当たらない、流しの下や戸棚の暗い場所などの湿気や熱がこもらない場所で、常温保存をすれば品質には問題ありません。
A.ごま油には体に良い成分が多く入っていますが、基本的には油なので摂り過ぎには気をつけましょう。 1日5~10グラム程度にしておくのが良いでしょう。
ごま油を選ぶ時のポイント
数多く販売されているごま油を選ぶときは、製法や香りの強さを参考にして自分の好みに合うごま油を選びます。メーカーによっても風味が異なるので、いつも購入しているごま油と違うごま油を試すときは、大容量のボトルは選ばず、少量のミニボトルのものを選んで、実際に自分の舌で試すことが重要になります。
《 ポイント 》
自分の好みのごま油を探すときは容量の少ないミニボトルのもので試してから購入しましょう。
最後に
数多くのメーカーから色々な種類のごま油が販売されているのでどれを選ぶと良いのか難しい問題です。
今回紹介したことを参考に自身の舌で好みのごま油を見つけ出してください。健康に良いごま油を積極的に取り入れて美味しい料理を楽しみましょう。