いんげんを離乳食に取り入れる!時期ごとの下ごしらえや注意点

離乳食を食べている赤ちゃん

離乳食に野菜を入れる際こんなことを思ったことはありませんか?「いんげんって離乳食に使えるのかな…?」実はいんげんは離乳食に使うことが可能です。しかし、ただ入れるだけではダメです。成長過程ごとに使い方は変わってきます。今回は、離乳食にどのように使うのかやよくある疑問についてお答えします。ぜひ参考にして美味しく調理したいんげんをお子さんに食べさせてあげてください。

いんげんは離乳食に使える!

喜んでいる赤ちゃん

結論から言いますといんげんは離乳食に使うことができます。しかしその前に気をつけたいポイントがいくつかありますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

裏ごししにくい

いんげんを離乳食に取り入れる際、まず気をつけるべきことは裏ごししにくいということです。いんげんは食物繊維がとても多い食材なので、丁寧に裏ごししても赤ちゃんにとっては消化しにくい場合があります。

7~8カ月頃から使うのがおすすめ

いんげんを離乳食に混ぜる事自体は、5〜6カ月頃のゴックン期の後半から可能です。しかし、イチオシの時期としては7〜8カ月頃のモグモグ期からです。

アレルギーに注意

いんげんはアレルギーが出にくい部類の食材ですが、必ずしも安全というわけではなく、体調や体質によっては多少なりともアレルギー反応が出る可能性があります。そのため、いんげんを初めて食べさせる場合は午前中にし、何かあってもすぐに病院に行ける準備をしておきましょう。

《 ポイント 》

  • いんげんは裏ごししにくい食材。与えるイチオシの時期はモグモグ期
  • アレルギーが出る可能性もあるのでいつでも病院に行けるようにしておく

いんげんをやわらかく茹でる方法

いんげんを離乳食にする際、やわらかく茹でる方法をご紹介します。

  1. 硬い部分を取る
  2. お湯を沸かしてさやいんげんを入れる
  3. 大人が食べる分を先に取り出す
  4. そのまま茹でる
  5. 食べれる柔らかさになったら調理する

いんげんの硬い部分や筋の部分は、赤ちゃんは固くて噛み切ることができません。なので茹でる前に取ってしまうようにしましょう。

また、大人が食べる分と一緒に下茹でする場合は、塩は加えずに茹でます。大人が食べられる程度の硬さになったら食べる分だけ取り出して、塩などで味を付けましょう。離乳食用の茹で時間は5分程度です。

《 ポイント 》

  • 大人用と一緒に茹でてもよいが塩は加えない
  • 柔らかくなるまでしっかり茹でる

レンジを使った場合の下ごしらえ

  1. 筋とヘタを取る
  2. 水に濡らしてラップに包む
  3. 600W1分加熱する
  4. 冷水に浸す
  5. 調理する

実は電子レンジでもいんげんを柔らかくすることは可能です。しかし、各家庭でレンジの出力には若干の違いがあるので、柔らかくなっていることを確認してから食べさせてあげるようにしましょう。

《 ポイント 》

  • 電子レンジでも柔らかくすることができる
  • 柔らかくなったことを確認してから食べさせる

いんげんを離乳食に使う下ごしらえと保存方法

いんげんを茹でている様子

では気をつけることを学んだところで次は下ごしらえと使える保存方法について紹介します。覚えておくと便利なコツもあるのでぜひ実践してみてください。

初期のゴックン期

この時期はいんげんを柔らかく茹でてから裏ごしまたはすりつぶしてペースト状にしてから食べさせるようにしてください。

ただ、あまり量は必要ないようです。多く作りすぎてもゴックン期のときの食事は1日に1回程度なのであまり消費できないことがほとんどです。

お子さんが食べる量を見ながら調整するようにしましょう。保存の際は製氷皿に移して冷凍することがおすすめです。

《 ポイント 》

  • 裏ごししてペースト状にする
  • 製氷皿で冷凍保存する

中期のモグモグ期

この時期は初期のペースト状に慣れた後のステップです。離乳食にいんげんを混ぜるタイミングとしてはこの時期からでも大丈夫です。

使い方としては、2mm程度を目安に細かくみじん切りにします。調理法としては、野菜煮込みうどんやシチュー、ポテトサラダに混ぜるとお子さんも美味しく食べることができます。

おすすめの保存方法はフリーザーバッグに入れること。風味そのままで保存できます。

《 ポイント 》

  • 2mm角の細かいみじん切りにする
  • 野菜煮込みうどんやシチュー、ポテトサラダに混ぜるといい

後期のカミカミ期

別名を完了期といい、お子さんがある程度ものを噛んで食事を楽しめる時期になります。いんげんは3〜5mmの角切りにして料理に入れてあげましょう。

味噌汁やオムレツ、おやきなどに入れると美味しいです。保存方法は中期と一緒でフリーザーバッグに入れて保存するだけです。

《 ポイント 》

  • 3〜5mmの角切りにする
  • 味噌汁やオムレツ、おやきなどに入れると美味しい

いんげん離乳食に関するQ&A

カラフルな離乳食

ここからは子育てをする主婦(夫)さんにあるよくある質問にお答えします。疑問にお答えできている可能性もあるので、ぜひ一読してみてください。

Q.いんげんの旬の時期はいつでしょうか?

A.いんげんの旬の時期は6〜9月の夏です。ちなみに主な栽培地は福島・千葉・北海道・群馬など。たくさん産地があるのでいろいろ試して自分の好きないんげんを見つけてみてください。

Q.旬のいんげんを離乳食に使うメリットはありますか?

A.旬のいんげんは鮮度が良く、栄養価が高いのがポイントです。また、値段も安くなっているので購入しやすいです。お子さんには美味しいいんげんを食べてほしいですよね。できるだけ旬のいんげんを購入して調理してあげましょう。

Q.新鮮ないんげんの見分け方はどのような点をチェックすればよいでしょうか?

A.フレッシュないんげんを選ぶ場合は以下の点に気をつけてみましょう。

  • 濃い緑色をしているもの
  • 中の豆の形がはっきりしていないもの
  • 太さが均一で細いもの

豆の形が浮き出ているのは身が薄い場合があるので避けるようにしてください。また、太いものは大味の可能性があります。なので細く、太さが均一なものを選ぶと美味しいです。

《 ポイント 》

  • 旬は6〜9月
  • 旬なものは栄養価が高く美味しい

冷凍食品のいんげんを離乳食に使う場合

いんげんの束

冷凍のいんげんは使いたい量を調整して使うことができ、栄養価が十分に高いことがメリットです。

買うときの注意点としては残留農薬がついている可能性があるので、一度茹でることをおすすめします。

一度茹でれば、 農薬を抜くことができます。また海外産のいんげんの場合は残留農薬が高濃度に含まれていることがあるので、できるだけ国産品を選ぶようにしましょう 。

 最後に

両親に離乳食を与えられている赤ちゃん

今回はいんげんの離乳食について紹介しました。

いんげんを離乳食に加える場合は、柔らかくしてあげて午前中に食べさせるようにしましょう。また、離乳食の段階によって食べさせるべき形状が違います。お子さんの成長に合わせていんげんの形状を変えてあげてください。

またいんげんは旬のものを使ってあげると美味しく食べることができますよ。冷凍のものを使う場合は一度茹でてから使うようにしてください。

この記事を参考に、おいしいいんげんの入った離乳食をつくってくださいね。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る