目次
アンスリウムの育て方
以下の5点に注意しましょう。
- 置き場所
- 温度
- 水のやり方
- 肥料の選び方
- 花や葉のお手入れ方法
では早速詳しい育て方を紹介していきます。
正しい置き場所は「明るい日陰」
アンスリウムは、
直射日光に非常に弱い植物です。
特に夏の強い日差しや西日に当たってしまうと葉焼けしてしまいます。アンスリウムを育てるときには明るくなおかつ日陰になるような場所で育てるようにしてください。窓辺に置くのは絶対に止めましょう。
適正温度は「10℃以上」
アンスリウムは寒さに非常に弱い植物です。
適正温度は
10℃以上と言われています。
冬はどうしても10℃以下になってしまうので対策をしてあげないと越冬できないことになります。冬場は室内の10℃以下にならない場所で育てるようにしましょう。
水やりは「夏と冬で異なる」
アンスリウムの水やりの方法は季節によって違います。
夏場は土が乾いたらすぐに水をあげるようにしましょう。冬に近づくにつれて水の量は減らしてOKです。
冬は土が乾いてから数日間放置しておきます。水を冬場に与えすぎると根が腐ってしまうので、乾燥気味になるように管理しましょう。
ただし、乾燥気味に管理するのは根っこだけで大丈夫です。葉っぱの方は湿度が高いことを好みます。こまめに霧吹きで葉っぱと茎に水分を与えてあげましょう。
肥料は「液体肥料と固形肥料」から選ぶ
肥料には主に2種類あります。液体肥料と固形肥料です。
液体肥料は速効性肥料とも呼ばれており、効き目が早いのが特徴です。しかし、長持ちはしないので定期的に与えてあげる必要があります。サイクルはだいたい数週間に1度くらいです。
固形肥料は緩効性の置き肥料が主流です。効果が出始めるのには時間がかかりますが、土の中に長くとどまってくれるので、頻繁に与えなくて済みます。
アンスリウムにおすすめは緩効性の置き肥料です。
花がら摘みと剪定も忘れずに
花がら摘みは花を長持ちさせるためにも大切な作業なので覚えておきましょう。
1つの木から伸びた花でも開花する時期はバラバラです。はじめに咲いた花はいずれ色があせてしまいます。そのまま放置すると新しく咲いた花に栄養が行かず早く枯れてしまいます。
後から伸びた花をキレイに保つためにも花がら摘みをしましょう。花がら摘みは色あせた花茎の根元から切り取るだけでOKです。
剪定は生育に不要なものを選別するために行います。伸びすぎているものや枯れているもの、細いものは切ってしまいましょう。行うサイクルは頻繁でない程度で大丈夫です。
《 ポイント 》
- 直射日光を避けて「明るい日陰」で育てる
- 適正温度「10℃以上」を保つ
- 肥料は「緩効性の置き肥料」がおすすめ
- 定期的に「花がら摘み」と「剪定」をする
育て方で気を付けたいことと対処法4つ
アンスリウムを育てるときに気をつけるべきことがあります。ここでは気をつけたいことと一緒にその対処法も紹介します。
1、葉が変色した
暗いところに長い間放置しすぎたり、水を与えすぎてしまうと葉が変色してしまいます。
このような症状のときは活力剤を与えてあげましょう。そうするとまた元の色に戻って、元気になります。
間違った対策として、「肥料を与える」ということがあります。肥料を与えると悪化する可能性があるので避けましょう。
2、ハダニが沸いた
アンスリウムはハダニなどの害虫がつくことがあります。害虫は植物の栄養を吸い取ってしまいます。
風通しがいい場所に置いて、水やりの際には株全体に水が行き渡るようにすると、害虫の発生を抑えることができます。
ハダニなどの害虫には害虫駆除剤をかけて対処しましょう。また、害虫が原因で枯れた葉は取り除くようにしてください。
ちなみにアンスリウムは病気にはとても強い植物なので、かかる病気は無いです。
3、花が咲かない
長期間育てているのに、なかなか花が咲かない事があります。
毎日水やりをかかさず、世話をしていのになぜ?と思うかもしれませんが、これも対処方法があります。
花が咲かない場合、太陽光不足・水やり過多が原因として考えられます。ですので明るい場所に出してあげたり、水を少し少なめにしてあげるといいでしょう。
水を減らしても変化がない場合は根腐れしている可能性があるので、腐っている部分を排除してあげましょう。
4、なんとなく元気がない
しっかり育てていても、「葉が少し萎れている?」「花の色合いが少し悪い・・・」など、植物ににもなんとなく元気がないと感じるときがあります。
なんとなく元気がないなと感じた場合は、肥料を与えてあげましょう。
肥料の種類は即効性の液体肥料がおすすめです。しかし、元気がないからと言って与えすぎるのは肥料焼けを招きます。使用法をよく守って与えるようにしましょう。
アンスリウムの仕立て直し
アンスリウムは立て直しが必要になるときがあります。仕立て直しとは茎が株の根元から立ち上がって見栄えが悪くなってしまったときに切り戻しすることを言います。
手順は以下のとおりです。
- 親株の地上に出ている根を切る
- 鉢に挿す
親株の根を挿すときは浅く挿すようにしましょう。立て直しに最適な期間は5月中旬~7月上旬です。
アンスリウムの育て方のQ&A
ここからはよくあるQ&Aに答えていきます。みなさんの疑問にも答えられているかもしれないので是非目を通してみてください。
A.アンスリウムの花は色鮮やかな部分と思われがちですがそうではありません。本来の花の部分は尾のように突き出た肉穂花序(にくすいかじょ)という部分です。小さな花の集合体になっています。
A.アンスリウムの花の色の種類は3種類です。赤・ピンク・白からなっています。
《 ポイント 》
- 花の部分は尾のように突き出た肉穂花序(にくすいかじょ)
- 花の色の種類は3種類
アンスリウムの植替え
アンスリウムも植替えることが必要です。2〜3年のサイクルで植替えると長持ちします。
手順は以下のとおりです。
- 鉢に鉢底石を置く
- 1の鉢に用土を1/3入れておく
- 鉢からアンスリウムを取り出す
- 古い土を払う
- 2の鉢にアンスリウムを入れる
- 周りに土を入れていく
- 最後に水をあげれば完了
鉢底石を入れると水はけが良くなり、根腐れ防止になります。コバエも発生しないので水はけのいい状態にしておくことは大切です。株分けをしたい場合はこのタイミングで行うとスムーズにできます。
最後に
今回はアンスリウムの育て方について紹介しました。
アンスリウムは日光と水分に気をつければ初心者でも手が出しやすい植物です。また、気をつけることも今回記載してあるので、困ったときには覗いてみてください。仕立て直しや植替えもある程度のサイクルで行ってあげるようにしましょう。
この記事を参考にキレイにアンスリウムを育てられる様になりましょう。