スキムミルクの代用品と使い方!牛乳やクリープや粉ミルクでも対応できます

スキムミルク

スキムミルクの代用品は知ってますか?お菓子や料理や離乳食を作るときにレシピに出てくるスキムミルク。毎日使うものでもないので家にストックしてある人も少ないと思います。少量ずつしか使用することがないので、スキムミルクをわざわざ買いに行くのも何だかもったいない気がしますよね。そこで今回は家にあるものでスキムミルクの代用になるものを紹介します。

スキムミルクとは

スキムミルク

スキムミルクの代用はたくさんありますが、スキムミルクの代用をご紹介する前に、まずはスキムミルクにつて説明いたします。

スキムミルクは「脱脂粉乳」のこと

脱脂粉乳は牛乳の水分と脂肪分を抜いたものを濃縮して乾燥させて粉末状にしたものです。ということは牛乳はスキムミルクの代用になりますね。

牛乳と違いスキムミルクは粉末状になっているので、牛乳よりも長期保存が可能ですし、常温での保存も大丈夫です。それに牛乳よりも安く購入する事ができますのでお得ですね。

但し、保存をするときには湿度に注意しましょう。スキムミルクは湿気を含んでしまうと料理に使うときにダマになってしまいます。保存する時は密封できる容器を必ず使用しましょう。

低カロリーでヘルシー

スキムミルクはタンパク質やカルシウムが豊富で、脂肪分を抜いているので低カロリーになっています。ヘルシーで栄養価がとても高い健康志向の加工食品ですので、ダイエットや筋肉トレーニングをする方にはおすすめです。味としては牛乳の風味ですがあっさりしています。

レシピに欠かせない材料

レシピにスキムミルクが含まれている理由は、シチューなどの料理にミルクの風味を出すことやパンにきれいな焼き色を付けたり、生地が固くなってしまうのを防いだり、焼き上がりをサクサク食感に仕上げることができるなど色々な役割があるためです。

また、前日の夜から朝食用にホームベーカリーでパンを焼く場合は、長時間牛乳を入れておくと牛乳が悪くなってしまわないか心配になってしまうかも知れませんが、加工食品であるスキムミルクを牛乳の代用に使用すると悪くなりにくいので安心できます。

スキムミルクの代用になるもの

牛乳

スキムミルクの代用に使えるものを紹介します。この中から家にストックしてあるものがあれば、代用として使用してみてください。

牛乳または低脂肪牛乳

スキムミルクは元々牛乳から作られているので、牛乳や低脂肪乳をスキムミルクの代用として使用しても風味もあまり変わらずに料理を作ることができます。

牛乳には脂肪分が含まれているので、スキムミルクよりも少し濃厚でコクのある仕上がりになります。低脂肪乳をスキムミルクの代用にしたほうが脂肪分が少ないので、スキムミルクを使用したときの風味に近い仕上がりになります。

スキムミルクは先程説明したように牛乳や低脂肪牛乳から水分を抜いたもので水分量は1/10程度になっているので、スキムミルクの代用として使用する場合には分量に注意が必要です。

代用で使うときのポイント
牛乳や低脂肪乳をスキムミルクの代用品として使用する場合は、水分が少ない料理を作ることは難しくなってしまうので、その場合は違う代用品を使用することをおすすめします。


豆乳

大豆から作られる豆乳もスキムミルクの代用として使うことができます。

使用方法は牛乳と同じです。スキムミルクよりも水分量が多いので、使用時には分量やほかの食材で水分を調整する必要があります。

使用感は牛乳と同じですが、こちらは大豆から作られているので乳製品のアレルギーをお持ちの方でも安心して使用する事ができます。大豆アレルギーがある場合は代用に使用しないでください。

代用で使うときのポイント
乳製品を使用していないので、風味が少しスキムミルクとは違う仕上がりになります。パンを作る場合には、豆乳を入れすぎてしまうと膨らみにくくなってしまうので、分量を少し減らして水を足して代用するようにしましょう。


クリープ・マリーム・コーヒーフレッシュなどのクリーミングパウダー

クリーミングパウダーは、コーヒーなどに加えて風味をクリーミーにする粉末です。

植物性脂肪を使った製品が多いのですが、クリープは乳由来成分を主原料になっているので、他の植物性脂肪を使ったクリーミングパウダーと比べるとコクが強くなります。

クリープはさらさらとしているので扱いやすくミルク感が他のものよりも強く出ます。甘味が強く感じられることもあるので調整が必要になる場合があります。

代用で使うときのポイント
クリーミングパウダーは粉末なので、代用するときの分量はスキムミルクと同量で問題ありません。スキムミルクは脂肪分がほとんど無いので、クリーミングパウダーを使用するとコクのある仕上がりになります。
クリープは乳由来の成分なのでスキムミルクの代用でも大きな違いはありませんが、植物性脂肪を使ったマリームなどの製品の場合は風味が変わってしまうので味を確認しながら代用しましょう。


粉ミルク

クリープと同じでスキムミルクと見た目が似ている粉ミルクはスキムミルクの代用品として使用することができます。

粉ミルクは牛乳をそのまま加工しているスキムミルクと違い、牛乳から赤ちゃんに必要な成分を取りだし、さらに栄養分を追加して配合されています。粉ミルクは母乳の成分に近づけてあるので、スキムミルクとは少し成分が異なりますが、お料理の代用品としては問題ありません。

代用で使うときのポイント
粉ミルクをスキムミルクの代用する場合の分量は、スキムミルクと同量で問題ありません。作る料理によっては粉ミルクの風味が残る場合があるので少量の代用のときに使用してください。


プロテイン

粉末状のプロテインもスキムミルクの代用として使用することができます。

但しプロテインにはミルクとは違う風味が付いているものもあります。コーヒーやチョコレートなどの風味が違うプロテインではスキムミルクの代用としては使えませんね。

スキムミルクの代用にする場合はミルク風味のものを使用してください。基本的に使用目的がまったく違うものなので、代用で使用する場合は注意が必要です。

代用で使うときのポイント
粉末状のプロテインをスキムミルクの代用にする場合の分量は、スキムミルクと同量で問題ありません。プロテインによっては甘みの成分が強いものもあるので使用時は注意が必要です。甘くないものを作るときの代用には向いていません。


エバミルク

エバミルクは牛乳を2倍程度に濃縮したものです。無糖練乳と呼ばれていることもありますが、加糖練乳のコンデンスミルクと違ってさらっとしている液体です。

エバミルクもスキムミルクほどではありませんが、低カロリーなのでダイエットをしている方にもおすすめできます。

代用で使うときのポイント
エバミルクを代用にするとスキムミルクを使用するときよりも濃厚になるので、分量は少なめにして水を加えてください。例えば、スキムミルクを10g水100mlを使用するレシピでしたら、エバミルクを50ml水60mlで代用するようにします。

スキムミルクの代用には使えないもの

生クリーム

乳製品ならばスキムミルクの代用に使うことできるかな?と考えるかもしれませんが、乳製品だからと言ってもスキムミルクの代用には使えないものがあるので参考にしてください。

コンデンスミルク

苺やかき氷を食べるときに使用するコンデンスミルクは加糖練乳ですので、かなり甘みが強くなってしまいます。スキムミルクの代用として使用してしまうと料理の仕上がりが大きく変わってしまうので代用することができません。

生クリーム

生クリームは牛乳の脂肪分を抽出して作ります。そのため牛乳の脂肪分を抜いて作るスキムミルクとは作り方が正反対のものになっています。料理の仕上がりが大きく変わってしまうので代用することができません。

ヨーグルト

乳製品のヨーグルトですが、発酵食品になるので酸味があります。ヨーグルトを代用にしてもミルクの風味はありません。料理の仕上がりが大きく変わってしまうのでスキムミルクの代用にすることができません。

最後に

笑顔の少女

スキムミルクの代用品は身近な牛乳から他にもいろいろなもので代用が可能です。

スキムミルクのストックが無い状態で、作ろうとしていた料理のレシピにスキムミルクと記載されていても代用できるものを理解していれば慌てずに済みます。

スキムミルクをストックしている方はあまりいないと思います。上手に代用して役立ててください。

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