目次
ピーマンの保存方法
一口にピーマンの保存方法と言ってもたくさんあります。色々試してみて、自分に合った方法で保存をしてみてくださいね。
買った袋のまま保存してはダメ
ピーマンはとても傷みやすい野菜です。なので必ず購入したら買ってきた袋から全て出して保存するようにしましょう。手間がかかりますがこの工夫だけでも保存期間を伸ばすことができます。
冷蔵保存する
- キッチンペーパーでピーマンの水気を拭き取る
- 一つずつラップで個包装にする
- ポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室に保存する
ピーマンは水気があるとすぐに傷んでしまうので、保存するときは必ず水気を丁寧にとるようにしましょう。
ピーマンは普通の状態だと「エチレンガス」というガスを出しています。このエチレンガスがピーマンの周りに充満していると、みずみずしさがどんどん落ちていってしまいます。なので一つずつ個包装にすることでピーマンがお互いにみずみずしさを落とし合うのを防ぐことができます。
上記と同じ理由から、ポリ袋に入れるときは空気の通り道を作っておくこともおすすめします。
- ピーマンは痛みやすいので水気をしっかり拭き取る
- ピーマンから出るエチレンガスに注意して保存する
常温保存する
- 新聞紙で1つずつ包む
- 冷暗所に保管する
冷暗所と聞いてどこのことかあまり良くわからない方も多いと思います。
冷暗所とは、14℃以下で直射日光が当たらず、通気性がいい場所のことを言います。キッチンでいうと収納戸棚が冷暗所として適しています。
しかし、夏は気温が上がって冷暗所でも14℃超える場合があるのでそのときには冷蔵庫に保管するようにしましょう。
- 常温保存する場合は、14℃以下で通気性がいい場所(冷暗所)に保存する
冷凍保存する
切ってから保存するパターン
- ヘタや種、ワタを取って切っておく
- 軽く下茹でしておく
- 保存袋に入れて冷凍庫にしまう
ヘタや種を取っておく理由としては、そのまま冷凍してしまうと、変色して見た目が悪くなってしまったり、食感があまり良くなくなります。切るときに必ずヘタと種を取るようにしましょう。
また、生のままでも冷凍保存できないことは無いですが、茹でたほうがメリットは多いです。変色を防いで、解凍したあとの調理時間も短縮させる事ができます。茹でるときは熱湯に数十秒くぐらせるだけで大丈夫です。
丸ごと保存するパターン
- ピーマンの水気をキッチンペーパーで拭き取る
- 保存袋に平たく並べて、冷凍庫に保存する
ピーマンを保存袋にいれるときはできるだけ空気を抜くようにしましょう。空気を抜いておくと冷気が伝わりやすくなり早く冷凍させる事が可能です。また、冷凍する際に金属トレイなどに乗せるのも効率よく冷凍させるポイントなのでぜひ試してみてください。
解凍方法
ピーマンは自然解凍または凍ったまま調理して解凍します。そのまま使って大丈夫なのか心配な方も多いと思いますが、加熱調理によって凍った部分がきちんと溶けます。なおかつ、味も染み込みやすくなるのでおすすめです。
- ピーマンは切ってから冷凍しても丸ごと冷凍してもOK
- 解凍は自然解凍またはそのまま加熱調理する
干しピーマンにして保存する
- 半分にカットしてワタや種をとる
- 断面を上にしてザルに乗せる
- 2日ほど天日干しにする
- 干し終わったら瓶や保存袋などで保管する
ピーマンは干して保存するのもおすすめです。干すことによって水分が抜けて、旨味が凝縮されます。干し終わった際には必ず瓶や保存袋に保存日を記入しておくようにしましょう。
保存日を書いておくと、保存期限切れのものを誤って食べてしまう危険性がなくなります。調理法としては、煮物で使うのがおすすめです。
- 天日干しすると旨味が凝縮する
- 瓶や保存袋に必ず保存日を記入する
使いかけのピーマンを保存する場合
- ヘタと種を取り除く
- ラップに包んで冷蔵庫に入れる
ピーマンはヘタや種があるとすぐに傷んでしまうので、必ず取ってから保存するようにしましょう。あまり保存期間は長く無いので、早めに消費するように心がけてください。
- 使いかけのピーマンはすぐに傷んでしまうので早めに消費しよう
ピーマンの保存期間
ピーマンには様々な保存の仕方があることをお分かりいただけたと思います。ではここからは保存期間をご紹介していきます。各保存方法の期間は以下のとおりです。
保存方法 | 保存期間 |
---|---|
常温保存 | 1週間 |
冷蔵保存 | 2週間 |
冷凍保存 | 3週間〜1ヵ月 |
天日干し | 1ヶ月 |
使いかけ | 2〜3日 |
一番長持ちするのは「冷凍保存」と「天日干し」という結果になりました。
冷凍保存は凍結によって、天日干しはピーマンの天敵である水分を飛ばして乾燥させる事ができるので、劣化しにくくなっています。
使いかけのピーマンは傷むのが早いのでできるだけ早く消費しましょう。
- 長く保存できるのは冷凍保存と天日干し
- 使いかけは劣化が早いのですぐに消費する
ピーマンの保存で鮮度を保つためのコツ
ここからはピーマンのみずみずしさを保つためにはどのようにすれば良いのか、保存に使えるポイントをご紹介していきます。保存の際に一手間加えるともっと新鮮なピーマンが食べられることもあるのでぜひ試してみてください。
通気の良い場所で保存する
記事の前半でもお伝えしましたが、ピーマンは非常に傷みやすく、水気に弱い野菜です。水分が表面に付いている場所からだんだんと劣化していきます。冷蔵や常温で保存するときは、袋の口は締め切らずに通気性のいい状態にしておいてください。
新聞紙を活用する
ピーマンは水気に弱いですが、それと同時に乾燥にも弱い野菜です。新聞紙を使ってピーマンを包んでおく事によって、ピーマンから出た水分を新聞紙が吸って丁度いい湿度に保ってくれます。包んだピーマンは冷蔵する場合は野菜室に。常温で保存する場合は冷暗所に保存しましょう。
傷みはじめたらすぐ取り出す
ピーマンはみかんと一緒で、腐った部分は他のピーマンに伝染していきます。なので一緒に保温しておくとどんどん他のピーマンも腐ってしまいます。腐っているピーマンを見つけたらすぐに取り出すようにしましょう。
7〜10℃で保存する
ピーマンの保存に適した温度は7〜10℃です。野菜室がまさにその温度です。ピーマンはそれ以上低い温度だと低温障害を起こしてしまうこともあるので、冷蔵保存は野菜室で行うようにしましょう。
- ピーマンは水気と乾燥に弱い
- 傷みはじめたピーマンは放置せずすぐに取り出す
- ピーマンの保存温度は7〜10℃
ピーマンが腐るとどうなる?見分け方のポイント
ピーマンが腐っているときには取り出しましょうとお伝えしましたが、腐った状態がわからない方も多いですよね。ここからは見分け方のポイントをご紹介します。
- シナシナしていて柔らかい
- 茶色い汁が出ている
- 種が黒く変色している
- 身が溶けて、カビが生えている
- 生ゴミのような匂いがする
上記の5つのどれかに当てはまったらすぐに取り出して、処分するようにしましょう。
たまに赤くなっているピーマンを見ることがありますが、それは傷んでいるということではありません。普段私達が食べているピーマンは熟していないピーマンです。ピーマンが完熟すると赤くなるのでその赤色ということになります。甘みが強くなっているので食べても問題はありません。
- 上記の項目に1つでも当てはまったら処分する
- 赤くなっているピーマンは食べてもOK
美味しいピーマンの選び方
1年中スーパーに並んでいるピーマン。どうせなら美味しいものを選びたいですよね。
まずはピーマンのへたの部分に注目しましょう。ピーマンは内部から傷んでいく事が多いです。内部と直接つながっているへたを見ることで、鮮度がいいか判断できます。
へたが変色していないものを選ぶようにしてください。また、見た目にも注目です。綺麗な緑色をしていてつやのいい物を選ぶようにしましょう。はりがあるのも大切です。
最後に手で持ってみてください。できるだけ重めのものを選ぶようにしましょう。重いものは肉厚なので美味しいですよ。
- ヘタは変色していないものを選ぼう
- はりがあって艷やかな綺麗な緑色のものを選ぼう
- 重いほうがいい
最後に
今回はピーマンの保存についてご紹介しました。常温はもちろんのこと冷蔵、冷凍、天日干しなど様々です。保存期間と合わせて自分が好みの保存方法を見つけてみてください。
また、ピーマンは水気と乾燥に弱く傷みやすい野菜です。腐ってきたらすぐに取り出して捨てるようにしましょう。ピーマンを選ぶときは色がきれいなもので、重量もそこそこあるものを選んでみてください。
この記事を参考に美味しいピーマンを長く楽しめるようにしましょう。