オクラは冷凍できる!正しい保存方法と解凍方法

オクラ

夏になるとスーパーでたくさん見かけるのがオクラですよね。旬の時期はお安くなっているのでついつい買いすぎてしまう方も多いのではないでしょうか?しかし、そんなときに困ってしまうのがオクラの保存方法です。オクラは傷むのも早いので使いきれずに捨ててしまった経験がある方も多いと思います。今回はオクラの冷凍の保存方法や保存期間選び方についてご紹介します。是非参考にして長くオクラを楽しみましょう。

オクラは冷凍できる

オクラ

皆さんはオクラは冷凍保存できることはご存知でしょうか?

寒さと乾燥に弱いと言われていますが、冷凍したほうが長持ちします。生のまま冷凍保存することによって繊維が崩れるので、解凍後は加熱をしなくてもそのまま食べることができます。

他にも冷凍することによるメリットはたくさんあります。以下では冷凍方法などを詳しくご紹介していきます。

《ポイント》
・オクラは寒さに弱いが、冷凍したほうが長持ちする

生のまま冷凍保存する

オクラと長芋の和え物

まずはオクラを生のまま冷凍する保存方法です。

コツさえ掴めば簡単にできてしまうので、ぜひ参考にしてみてください。

冷凍保存方法

  1. 下処理をする。オクラ全体に塩をまぶす
  2. まぶしたらまな板を使って板ずりする
  3. ガクの硬い部分を取り除く
  4. 新聞紙やキッチンペーパーで包む
  5. 保存袋に入れて密閉する

板ずりとは、まな板に上で軽く押さえながらコロコロ転がすことを言います。板ずりをすることによってうぶ毛が取れて、発色も良くなります。

また、オクラのガクを取るときはヘタ全体をとってしまわないようにしましょう。とってしまうと、下処理している最中に中身が飛び出してしまいます。ネバネバ成分も外にでてしまうので注意しましょう。

保存袋に入れるときは、空気をしっかり抜くようにしてください。空気を抜くことで冷気が伝わりやすくなり、すぐに冷凍させることができます。劣化が進むのを防ぐことにもつながるので必ず空気は抜くようにしましょう。

《ポイント》
・下処理では板ずりをする
・ガクを取るときは、ヘタまでとってしまわないようにする
・保存袋の空気は抜く

解凍方法

  1. 鍋にお湯を沸かす
  2. 凍ったままのオクラを入れる
  3. そのまま1分茹でる
  4. 茹で上がったらザルに上げて冷ます

この手順を踏めばオクラを簡単に解凍することができます。茹で上がったオクラをザルに移すときはヤケドに十分注意して作業するようにしましょう。

《ポイント》
・茹で上がったオクラをザルに上げるときはヤケドに注意する

向いているレシピ

オクラは冷凍保存をしても味や風味はそこまで変化しません。

なので、煮物・炒め物・天ぷら・味噌汁、殆どの料理に使用することができ、お弁当の彩りとしても便利。もちろんそのまま食べることも可能です。

いろいろな料理に活用できるのでマンネリ化せずに楽しむことができます。

《ポイント》
・冷凍保存したオクラは煮物や揚げ物色んな料理に活用できる

茹でて冷凍保存する

茹でているオクラ

ここからはオクラを茹でて冷凍する方法をご紹介します。

茹でると次調理するときに鍋などを使わなくて済むので楽ちんです。

冷凍保存方法

  1. 下処理をする。オクラ全体に塩をまぶす。
  2. まぶしたらまな板を使って板ずりする
  3. ガクの硬い部分を取り除く
  4. オクラを熱湯にくぐらせる
  5. ザルに上げて冷ます
  6. 保存袋に入れる
  7. 金属トレイの上に載せて冷凍庫に入れる

オクラを熱湯にくぐらせるときは数秒程度で大丈夫です。茹ですぎないようにしましょう。

また、オクラを冷ますときは必ずザルに上げて自然に冷ますようにしてください。冷水に浸してしまうとオクラが水っぽくなるため、美味しくなくなってしまいます。

冷凍するときはオクラの水気はキッチンペーパーなどで拭き取っておくようにしましょう。

金属トレイを使用するのは早く冷凍させるためです。金属は熱伝導が非常によく、素早く冷凍させることができます。

《ポイント》
・オクラは茹ですぎない
・冷ますときは自然に冷ます

解凍方法

使う日の朝に冷蔵庫の外に出す

オクラは自然解凍でも上手に解凍することができます。

また、半解凍の状態カットすれば粘りも出にくいのでスラスラ切ることが可能です。和え物などで味を染み込ませたいときも半解凍のまま使えば、美味しく仕上げることが可能です。

また、急いでいるときはレンジでの解凍でも大丈夫です。その場合は解凍モードを使うと失敗することがなく解凍できます。

《ポイント》
・自然解凍で解凍が可能
・レンジの場合は解凍モードを使用する

小口切りにして冷凍保存する場合

  1. 下処理をする。オクラ全体に塩をまぶす
  2. まぶしたらまな板を使って板ずりする
  3. ガクの硬い部分を取り除く
  4. オクラを熱湯にくぐらせる
  5. ザルに上げて冷ます
  6. 小口切りにする
  7. 保存袋に入れる
  8. 金属トレイの上に載せて冷凍庫に入れる

小口切りの厚さは使う料理に合わせて切っておくと良いです。次のレシピを考える手間も省くことができますよ。また、そのまま料理に使えるので便利です。

小口切りに切ったオクラは保存袋に入れるときに平らになるように入れてください。冷気が均等に行き渡らないと冷凍ムラができてしまいます。美味しさも半減してしまうのできちんと平らにして保存するようにしましょう。

《ポイント》
・切ったオクラは平らになるように保存袋に入れる

冷凍した場合の保存期間

オクラ

オクラを冷凍保存した場合、生・茹でに関わらず、1ヶ月程度保存することができます。

しかし、切ってから冷凍保存したものは、もっと劣化しやすくなっています。できるだけ早く、2週間程度で食べきるのがベストと言えます。

《ポイント》
・1ヶ月程度保存が可能
・切ったものは2週間の保存が限界

オクラの冷蔵保存

野菜がたくさん入っている冷蔵庫の野菜室

オクラは冷蔵保存もすることが可能です。方法は冷凍保存ほど多く無いですが、試してみる価値はあります。

冷蔵庫には入れないほうが良い

オクラは冷蔵保存はできるとお伝えしましたが、あまりおすすめはしていません。

オクラの保存温度は10度前後です。冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を引き起こしてしまいます。なので保存は10度くらいの野菜室またはそれと同等の冷暗所がおすすめです。

下処理は食べる前にするようにしましょう。

切ったら冷蔵庫で保存

  1. 切ったオクラは保存袋に入れる
  2. 冷蔵庫に保存する

切ったり刻んだりしたオクラは傷みがとても早いです。2〜3日くらいが期限で、もう食べられなくなってしまうので注意しましょう。

《ポイント》
・基本的には冷蔵保存はおすすめしない
・切ったオクラは保存袋に入れて2〜3日の間に食べきる

オクラの選び方

okra

ここからはオクラの選び方についてご紹介します。スーパーで見てもどれが美味しいオクラかわからない方も多いと思うので是非参考にしてみてください。

鮮やかな緑色のものを選ぶ

まずは色に注目しましょう。オクラは色が鮮やかなほど新鮮な証拠です。切り口や部分的に茶色いものは古いものの可能性が高いので、選ばないようにしましょう。

また、うぶ毛にも注目です。しっかりと濃く生えている物を選ぶようにしましょう。

小さ目のほうがおすすめ

次はサイズにも注目しましょう。大きいほうがなんとなく美味しそうと考える方も多いかもしれませんが、大きすぎると育ちすぎていて、美味しくなくなっています。選ぶときは柔らかく、弾力のあるものを選んでください。

《ポイント》
・色が鮮やかできれいなものを選ぶ
・小さ目のものがおすすめ

最後に

:冷凍したオクラ

今回はオクラの冷凍保存についてご紹介しました。

オクラは冷凍保存することが可能です。生でも茹でても保存することができるので、自分の使いやすい方法を試してみてください。保存期間は1ヶ月ですが、傷みやすい野菜なので早めに消費することをおすすめします。

また、オクラは冷蔵保存も可能です。冷蔵保存はすぐに傷んでしまうので、2〜3日のうちに消費するようにしましょう。

オクラを選ぶときは見た目がキレイで小さめのものを選ぶようにしてください。

この記事を参考に長くオクラ料理を楽しみましょう。

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