目次
クッキーを冷凍保存する方法
クッキーの冷凍保存の方法は、状態によって異なります。では、それぞれの方法を詳しくみてみましょう。
焼いた後のクッキーの場合
できあがったクッキーの冷凍保存は、クッキーをラップに包み冷凍用保存バッグに入れてしっかり空気を抜いてジップしたあと、冷凍庫に保存します。
美味しく保存するコツは、しっかりと水分をとばしてから冷凍することです。焼きあがった後、網の上に置いて冷ましておくと、水分をとばすことができます。粗熱が残ったままラップをしてしま
うと、食べるときに水分でべたついてしまいます。
また、美味しく保存するには、焼いたあと時間が経ってから冷凍するのではなく、焼いたその日に冷凍するのがベストです。湿気た状態で冷凍すると、風味も落ちてしまいます。
市販クッキーの場合
市販のクッキーも、ラップに包んだあと、冷凍用保存バッグに入れ空気を抜いてから冷凍保存します。袋にたくさん入っているタイプのクッキーは、食べられる分だけをお皿にとり残りは開封と同時に冷凍しておくと、風味を損なわずに保存することができます。
薄く延ばした生地の場合(焼く前)
薄く延ばした焼く前の生地は、生地に空気が入らないようにラップで包み、冷凍用保存バッグに入れて冷凍保存します。どれだけ空気を抜けるかが、美味しく保存するコツとなります。
型抜きした状態の生地の場合(焼く前)
型抜きした焼く前の生地も、生地をラップで包み、冷凍用保存バッグに入れて冷凍保存します。しっかり空気を抜き、密閉して保存するようにしましょう。
冷凍クッキーの保存方法
冷凍クッキーは常温で保存するよりも賞味期間が長くなりますが、いったいどれくらい保存できるのでしょう。
焼いた後のクッキーの場合
自分で焼いたクッキーを冷凍保存できる期間は、約1ヶ月です。常温で保存できる期間は約1週間ですが、美味しく食べるには3日で食べ切るのがベターです。
冷凍保存すると長い期間美味しさをキープしながら食べられるので、多めに作って冷凍しておくこともできます。
市販クッキーの場合
市販のクッキーが冷凍保存できる期間も、約1ヶ月です。市販のクッキーは手作りのクッキーよりも賞味期限が長く、パッケージに記載されている期日まで美味しく食べることができます。しかし、風味を保つには冷凍保存するのがおすすめです。
薄く延ばした生地の場合(焼く前)
焼く前の生地は、薄く延ばした状態のものも型抜きした状態のものも、約1ヶ月冷凍保存ができます。常温での保存はその日のうちに焼いてしまわねばならず、冷蔵庫で保存する場合でも、保存期間は2日から3日が限度です。
手作りクッキーは焼く前に生地を寝かせるという工程がありますが、あまり長く寝かせすぎると生地が硬くなってしまうので、すぐに焼かない場合は冷凍保存が最善の方法です。
冷凍クッキーの解凍方法と美味しく食べるコツ
冷凍したクッキーは、どのように解凍すると美味しく食べられるのでしょう。美味しく食べるコツをみてみましょう。
できあがったクッキー・市販のクッキーの場合
できあがったクッキーや市販のクッキーは、冷凍のままで食べることも可能です。特に夏場はひんやりとした食感が美味しく、常温のクッキーとは違った味わいが楽しめるでしょう。
自然解凍をしても美味しく食べられますが、水分が気になることもあるでしょう。水分が出た場合は、トースターやオーブンで軽く焼くと、サクッと美味しく食べられます。電子レンジで30秒温めても、水分をとばすことができます。
また、冷凍庫から出してすぐに電子レンジで1分30秒ほど加熱すると、水分もしっかりととんでサクサクの状態に解凍できるのでおすすめです。ただし、冷凍庫から出してすぐにトースターやオーブンで焼くのは、表面だけが焦げて中が解凍できていない状態になりやすいためおすすめできません。
薄く延ばした生地の場合(焼く前)
薄く延ばした状態の焼く前の生地は、冷凍庫から出して常温、もしくは冷蔵庫の中で半解凍します。成形しやすい硬さになったら、型抜きをしたり包丁で切ったりして成形してオーブンに入れて焼きます。
型抜きした状態の生地の場合(焼く前)
型抜きした状態の焼く前の生地は、凍ったまま、もしくは半解凍させてオーブンに入れ焼くだけでOKです。冷凍することで生地も落ち着き、美味しく焼き上げることができるでしょう。
湿気ったクッキーをサクサクに戻す方法
湿気たクッキーは、ひと手間かけることでサクサクの状態に戻すことができます。では、どのような方法があるのかみてみましょう。
電子レンジ
湿気たクッキーを電子レンジに入れて30秒ほど加熱し、網の上において粗熱をとるとサクサクのクッキーに蘇らせることができます。クッキー同士が重ならないようにお皿に並べるのがコツで、加熱しすぎは硬くなるのでNGです。
オーブントースター
電子レンジで加熱するよりもサクサクになるのが、オーブントースターです。焦げやすいので状態を見ながら1分程加熱すると、サクサクの状態に戻すことができるでしょう。
乾燥剤
少し時間はかかりますが、乾燥材を入れた保存袋の中にクッキーを入れておくと、水分が抜けてサクサクの状態に復活させることができます。乾燥剤を多めに入れるのがコツです。
クッキーを冷凍保存する際の注意点
クッキーは冷凍保存ができるものの、生地の中にドライフルーツやチョコレートが混ざっているタイプのものは、フルーツなどに含まれる水分も凍ってしまうため、解凍した時の食感が変わってしまいます。電子レンジで水分をとばしても風味が衰えてしまう可能性もあるため、冷凍保存にはあまりおすすめできません。
また、しっとりタイプのクッキーも、冷凍することで生地の水分が凍り解凍しても同じような食感で食べることができないので、冷凍保存は避けたほうがよいでしょう。冷凍保存に向いているのは、生地だけで作られたサクッとしたタイプのクッキーといえます。
そして、冷凍保存をするときに、臭いの強いものの近くに置いて臭い移りがしないように気をつけましょう。冷凍庫のスペースが限られている場合、色々な食材とごちゃ混ぜになり、臭いがついてしまうことがあります。クッキーの風味を損なってしまうので、臭いの無いものの近くで保存するようにしましょう。
まとめ
クッキーの冷凍保存と美味しく解凍する方法をご紹介しましたが、1ヶ月間も風味を保ちながら食べられるなんて最高ですね。プレゼントで貰った高級クッキーや、作りすぎてしまったクッキーも、焦らずゆっくり楽しむことができます。
クッキーを常備していると、急な来客があった時にもお茶菓子として使えるので、お気に入りのクッキーを冷凍保存しておくとよいでしょう。