目次
掃除機のかけ方の基本
掃除機をかける前には床の上を片付ける
床の上が散らかっていると、かけ残しが出てしまったり、片付けながら掃除機をかけることで無駄な動きが増えてしまったりして効率的でなくなります。小物など移動できるものは移動させ、散らかっているものがあれば、ソファーやテーブルの上に置くなど一時的でも床の上を片付けましょう。
力をいれず体ごと動かしてかける
手だけを伸ばして掃除機をかけようとすると、先端の箇所は床面からノズルが離れて、吸引力が落ちてしまいます。また腰を曲げて、床面にノズルを押し付けながら力いっぱい掃除機をかけることも、吸引力がかえって落ちます。
背筋を伸ばし、力を抜いて、体ごと前後に動かしながらかけます。手を伸ばしすぎたり、引きすぎたりすると、ノズルが床面から離れ、汚れの吸い取り量が減少するので注意しましょう。
ゆっくりと一定の速度でかける
掃除をかける時は、1往復につきだいたい5、6秒以上かけて、ゆっくりとかけます。また、往復の速度が異なるとことなく、手を伸ばすスピードと手前に引くスピードが同じ速度になるよう心がけると、汚れの取り残しも少なくなります。
力をいれて素早く動かして掃除機をかけると、吸い取り量も少なくなり、フローリングでは床にダメージを与えてしまいますので、ゆっくりと力を入れずに掃除機をかけるよう心がけましょう。
掃除機のかけ方の順番は奥から手前!
掃除機をかける順番は、始めは奥からかけて、手前に向かって進むかけ方がおすすめです。奥から手前にかけていくことで、掃除をした部分を踏まずに、ほこりの舞い上がりも少なくなるからです。正しい順番で掃除機をかけることで、より効率的にきれいにできるので、奥から手前という順番をぜひ覚えておきましょう。
場所別!掃除機のかけ方のコツや注意点
フローリングの場合
フローリングは、床の目に逆らうと、ほこりを吸引しづらくなるため、床の目に沿って掃除機をかけることがおすすめです。また、フローリングはほこりが舞い上がりやすく、舞い上がったほこりは、時間をかけて再び床に落ちてきて、部屋の隅にどんどんたまっていきます。
隅にはほこりがたまりやすいので、隅までしっかりと掃除機をかけるようしましょう。この時、ヘッド部分を壁にぶつけないよう気を付けてくださいね。余裕があれば、掃除機の前にモップ掛けなどである程度ほこりを取り除いてから掃除機をかけると、なお良いでしょう。
また、フローリングは掃除機の強弱を変えても汚れの取れる量に差はあまりないので、切電のためにも強弱のレベルは「弱」にして、ゆっくりとかけることをおすすめします。
じゅうたんの場合
じゅうたんやカーペットは、起毛にほこりがからまって、そのままたまり続けるので、掃除機をゆっくりと動かし、毛を逆立てるよう目に逆らって掃除機をかけます。掃除機の強弱のレベルは「強」でかけることをおすすめします。
念入りにかけたい場合は、縦にかけて横にかけるようにします。順番はどちらでもよいですが、縦横にかけることで、起毛にたまっているほこりやダニをより吸い込みやすくなります。
畳の場合
畳の掃除機のかけ方は、フローリングと同様に、強弱のレベルは「弱」でゆっくりとかけることを心がけます。畳の細かい溝の中にはほこりがたまりやすいので、細いノズルやブラシ型のノズルがあれば取り替えるとよいでしょう。また、畳は傷みやすいので、力を入れすぎずに、畳の目に沿って一方向に掃除機をかけるようにします。
まとめ
掃除機を正しくかけることで、効率的にきれいにすることができますね。きれいにしたいと、力いっぱい急いで掃除機をかけてしまいがちですが、ほこりがかえって舞い上がって逆効果です。さらに床材が痛むこともあるので、正しい方法で掃除機をかけるようにしましょう。
ポイントは、力を入れ過ぎず、背筋を伸ばしてゆっくりと往復しながらかけることと、順番は奥からの手前の順序でかけることですね!