オムツを洗濯してしまったら?正しい対処法でキレイにしよう

ドラム式洗濯乾燥機で洗濯物を乾燥させる

オムツを洗濯してしまった!どんなに気をつけていても、一度や二度は経験してしまうものです。ママやパパがうっかりオムツを洗濯してしまうこともあるのですが、子供が洗濯機の中に入れてしまうこともあります。とくに問題なのは、洗濯機の中でオムツが破けてしまったときです。破けていなければラッキーですよね。オムツを洗濯してしまったときの、洗濯槽のお手入れの仕方、一緒に洗ってしまった洗濯物のお手入れの仕方、身体への影響はないのかなど、解説します。

オムツを洗濯したらどうなるの?

白いオムツ、ピンクの背景

オムツを洗濯すると吸収ポリマーが飛び出す!

オムツを洗濯してしまったとき、オムツがそのままの状態で洗濯機から出てくることがあります。大量の水を含んでいる状態なので、見たこともないような、ずっしりと重たいオムツが出てきます。

その一方で、一番厄介なのが、オムツが破けた状態で出てきてしまったときです。オムツが破けてしまうと、オムツの中に入っていた、吸水ポリマーが洗濯機の中で散乱してしまいます。一緒に洗濯してしまった他の衣類や洗濯物にも、吸収ポリマーが付着した状態で出てきます。

こうなると、もう、どう対応したら良いのか、混乱してしまいますよね。衣類や洗濯物に付着した、吸収ポリマーはどうやって取り除いたら良いのか、洗濯機は壊れていないか、洗濯槽の中はどうなったのか、あぜんとしてしまうでしょう。

洗濯槽の中はどうなっている?

洗濯物を取り出し、洗濯槽の中を覗いてみると、小さな粒状の吸収ポリマーが散乱しています。くず取りネットを使用している場合、ネットの中に大量に入っています。ちょっとラッキーですよね。手でかき集めて取り除こうとしても、なかなか集まってくれず、苦戦してしまうと思います。

身体への影響はない?

もし、オムツを洗濯してしまっても、衣類や洗濯物に付着した吸収ポリマーをしっかり取り除くことができれば、身体への影響はありません。ただし、吸収ポリマーが付着したままの衣類を着用し、子供が口に入れてしまうことは良くありません。

吸収ポリマーは、肌に直接触れてしまっても、アレルギーなどの心配のない素材です。洗濯してしまったオムツが未使用のものなのであれば、とくに問題視することはないと思います。しかし、使用後のオムツだった場合、衛生面が気になりますよね。

もう一度しっかり洗濯をし直せば良いと考える方もいらっしゃいますし、排泄物と一緒に洗濯してしまった衣類や洗濯物は二度と使用したくないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

オムツを洗濯したとき洗濯槽をキレイにする方法

洗濯機を拭く手

紙オムツメーカーが推奨している方法

  1. くず取りネットを使用している場合、ネットの中に吸収ポリマーが大量に入っていると思いますので、全て取り除きましょう。
  2. 洗濯槽の中に散乱してしまった吸収ポリマーは、手でしっかり取り除きましょう。ティッシュペーパーなどで拭き取るようにすると取り除きやすいです。
  3. 粘着テープでも取り除くことができます。
  4. 散乱した吸収ポリマーをブラシでかき集めてから取り除くと楽です。

家電メーカーが推奨している方法

最も高い水位を設定し、洗濯機を回します。洗濯槽の中で水が回り出したら、1分おきに一時停止ボタンを押して止め、水に浮いているオムツや吸収ポリマーを取り除きます。全て取り除ききることができたら、排水ホースや排水溝に詰まりがないかを確認します。

※メーカーによっては、「取り除ききれなかった吸収ポリマーは水でよく洗い流してください」と推奨していることがあります。しかし、排水ホースや排水溝に詰まってしまう可能性があります。洗濯機が故障してしまう原因にもなりやすいです。そのため、全ての吸収ポリマーを手で取り除くことが望ましいです。ティッシュなどで取り除ききれないときは、掃除機で吸うと良いと思います。

塩を使って吸収ポリマーを取り除く方法はNG!?

  • 洗濯槽の中に散乱した吸収ポリマーに塩を撒いておくと取り除きやすくなる
  • 吸収ポリマーに塩を撒いて放置しておくと溶けてなくなる
  • 洗濯槽の中に塩を入れて洗濯すると吸収ポリマーが小さくなって取り除きやすくなる

など、ママや主婦の間で噂になっているらしいのですが、オムツを洗濯してしまったときの正しい対処法ではありません。小さくなった吸収ポリマーが流れ出て、排水ホースや排水溝を詰まらせてしまうかもしれません。それ以外の場所に詰まってしまい、洗濯機を故障させてしまうかもしれません。

また、塩が原因で洗濯槽がサビてしまうかもしれません。塩を使うことにはリスクが伴います。水を吸い、膨らんで大きくなっている状態の吸収ポリマーの方が、手で取り除きやすいですし、洗濯機を傷めてしまいたくないのであれば、地道に手で取り除くことをおすすめします。

オムツを洗濯したとき洗濯物をキレイにする方法

黒い衣服と粘着テープ、コロコロ

紙オムツメーカーが推奨している方法

衣類や洗濯物に付着してしまったオムツや吸収ポリマーは、まずは降り落としてみましょう。こびりついてしまっているものは、ブラシで払い落としたり、粘着テープで取り除くと良いです。取り除ききれなかったものは、一度、衣類や洗濯物を乾燥させてか、ブラシや粘着テープで取り除くと良いです。

家電メーカーが推奨している方法

  1. できるだけ、手で振り払うようにして、オムツや吸収ポリマーや繊維を落とします。振り落としきれなかったものは、ブラシや粘着テープで取り除きます。
  2. 最も高い水位で衣類や洗濯物を洗濯し、衣類に付着したオムツや吸収ポリマーや繊維を落とします。このとき、洗濯槽の中で水が回り出したら、1分おきに一時停止ボタンを押して止め、衣類や洗濯物から落ちて水に浮いているオムツや吸収ポリマーや繊維を取り除きます。全て取り除ききることができたら、排水ホースや排水溝に詰まりがないかを確認します。

柔軟剤を使う方法

オムツと一緒に洗濯してしまった衣類や洗濯物を洗濯槽に入れ、規定量の柔軟剤を柔軟剤の投入口に入れます。そして、いつも通りに洗濯をします。このとき、くず取りネットを使用するのがおすすめです。ネットの中に吸収ポリマーや繊維が入ります。この方法は、再度、柔軟剤を使用することで、衣類や洗濯物の静電気が抑えられるなどし、付着したものが落ちやすくなるのだそうです。

野菜のネットを使う方法

衣類や洗濯物に付着したものを、野菜ネットでこすると取り除ける、という方法があります。ママや主婦の間で口コミで広がったようです。ただ、生地を傷めてしまう可能性が高いです。

ガムテープを使う方法

衣類や洗濯物に付着したものを、ガムテープを使って、ペタペタと地道に取り除く方法もあります。しかし、粘着力が強すぎてしまうと、衣類や洗濯物が型崩れしてしまう可能性が高いです。

オムツを洗濯してしまうのを防ぐ対策

ふたつの洗濯カゴ、黄色い壁紙

洗濯カゴの中に入っている衣類や洗濯物を、一枚一枚しっかり確認しながら洗濯機の中へ入れることで、オムツを洗濯してしまうことを防ぐことができます。オムツを使用している子供さんの衣類や洗濯物は、専用のカゴを用意しておくのも良いです。

また、子供さんに洗濯のお手伝いをしてもらうことがあるかと思います。必ずママやパパが付き添い、衣類や洗濯物を一緒に一枚一枚しっかり確認しながら洗濯機の中へ入れるようにしましょう。子供って、親が想像もしないようなことをすることがありますよね。オムツ以外にも、洗濯機へ入れてはいけないものを入れ、洗濯してしまうことがあるかもしれません。

最後に

洗濯をする女性と子供

オムツを洗濯してしまったときの絶望感。私も何度か経験があります。洗濯機のドアを開けてみると、透明な粒が大量に散らばっているのです。一瞬、何だかわかりませんでした。しかし、洗濯物を取り出してみると、オムツが一緒に出てくるのです。きっと、ママや主婦のみなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。

もしかすると、これから経験することがあるかもしれません。自分自身が十分に気をつけていても、子供がオムツを洗濯機の中で入れてしまい、気づかずに洗濯してしまうこともあるかもしれません。時間と手間はかかってしまいますが、吸収ポリマーや繊維は地道に落とせば、衣類や洗濯物も洗濯槽の中もキレイに元通りになります。やっちゃった!というときの参考にしていただけると嬉しいです。

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