目次
オイスターソースとは
オイスターソースは、牡蠣のエキスを原料とした調味料です。牡蠣アレルギーの人は、絶対に摂取しない様にしましょう。口に含んだオイスターソースが少量であっても、比較的重篤な症状に見舞われることもあります。
なお、オイスターソースは「チンジャオロース」や「肉と野菜の炒め物」などの中華料理で使用されることが多いです。また、白菜やチンゲン菜など葉物野菜との相性は抜群。葉物野菜を入れた焼きそばにも使われています。
オイスターソースの代用品
牡蠣の旨味と甘味が特徴的なオイスターソース。自宅にある調味料でオイスターソースの風味を出すのは、至難の業の様に思えます。しかし、調味料の組み合わせ次第では、オイスターソース風の調味料に早変わりします。是非、試してみて下さい。
粉末スープの素(鶏ガラスープの素や中華だしの素など)
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B000MSMBKM/
代用品の作り方
※砂糖の代わりに「みりん」や「はちみつ」も可
中華風スープや炒飯などでよく使われる粉末スープの素。粉末スープの素に醤油と砂糖を入れると、甘みとコクの出る味に仕上がります。使用する粉末スープの素は、鶏がらスープや中華だしでも問題ありません。
なお、砂糖の代わりにみりんを使うと甘みが強調されることはありません。よりまろやかに仕上げたい場合は、砂糖ではなくはちみつを使うのも良いでしょう。また、魚介系のスープの素があると、よりオイスターソースの風味に近づきます。
味覇(ペースト状調味料)
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B002JCB19Q/
代用品の作り方
※砂糖が混ざりにくい場合は「はちみつ」「水あめ」を追加してもOK
味覇や創味シャンタンといったペースト状調味料も、オイスターソースの代わりにぴったり。醤油と砂糖を少々追加すると代用品が作れます。
ただし、ペースト状の調味料は溶けにくい性質がありますので、事前に少量をお湯で溶かしておくのがおすすめです。砂糖が混ざりにくいという場合は、はちみつや水あめを追加しても構いません。
ごま油
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B003FSST4I/
代用品の作り方
※ごま油の分量を多くしすぎると油っぽくなるので注意!
中華料理のアクセントとして使う事の多いごま油。オイスターソースとはかけ離れたイメージのある調味料ですが、オイスターソースの代用品になります。先に紹介した粉末スープの素やペースト状調味料と同じく醤油と砂糖を入れます。
ただし、ごま油を入れ過ぎると油っこくなってしまいますので注意。醤油と砂糖にごま油を少し加える程度で構いません。ごま油を入れる分量は控えめにしましょう。
ナンプラー
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B014W154W6/
代用品の作り方
※塩っけが強いので味見をしながら作ること
タイ料理に使われることの多いナンプラー。ナンプラーは魚類を原料とした調味料ですので、オイスターソースの代わりにも最適です。ナンプラーに醤油と砂糖を入れると、魚の風味を聞かせつつも甘みを聞かせた味わいになります。ただし、ナンプラーは塩っけの強い調味料ですので、味見しながら作るようにしましょう。
ウスターソース
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B06WRXCWY3/
代用品の作り方
※はちみつが無い場合は「味噌」でも可
ウスターソースは、オイスターソースと味わいが似ていることから代用品としてぴったり。ただし、ウスターソースそのままではさらっとしていて物足りません。ウスターソースにはちみつを入れると、オイスターソースの様にとろみが出ておすすめです。はちみつがないご家庭では、味噌を入れると良いでしょう。
なお、ウスターソースには牡蠣が入っていないため、牡蠣アレルギーでも安心できます。
中濃ソース
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005UK38Y0/
代用品の作り方
中濃ソースであれば常備しているご家庭も多いでしょう。ウスターソース同様にオイスターソースの代用品として優秀です。中濃ソースに味噌を入れるとコクを深みが出ておすすめ。また、隠し味程度に魚系の粉末スープの素を入れると、よりオイスターソースに近づいた味わいになります。
とんかつソース
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B073QPHRBY/
代用品の作り方
※甘味が足りない場合は砂糖を少しづつ追加
使い道の少ないとんかつソースもオイスターソース代用品として有効活用できます。代用品の作り方は、とんかつソースに醤油と砂糖を入れるだけなので簡単。ただし、とんかつソースは甘みが控えめですので、味をみながら砂糖を追加するのも1つの手です。
お好みソース
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00Z613EF6/
代用品の作り方
※粉末スープの素を追加するとコクUP
関西で広く使われているお好みソース。意外にもオイスターソースの代わりとして使いやすいのでおすすめです。牡蠣の風味はないながらも、どろどろとした食感はオイスターソースと似ています。
代用品の作り方は、少々の醤油を追加するだけ。なお、魚介系の粉末スープの素を追加すると、よりコクが出てベスト。
代用品で物足りなさを感じたら
自宅にある調味料を組み合わせてオイスターソースの代用品を作っても、甘みや風味、コクなどがうまく表現できないことも充分にありえます。ここでは、ひと味加えてオイスターソースに近づけるヒントを紹介します。ご家庭に該当の調味料や食材があれば、是非試してみて下さい。
甘みが足りない
甘さが足りないと感じた時は砂糖を追加するのも悪くはありません。しかし、オイスターソースのとろみも再現したいのであれば、「水あめ」や「はちみつ」を使用してみましょう。ただし、水あめやはちみつを入れ過ぎると、甘さが強調されてしまいます。味見しながら好みに合った代用品を作りましょう。
風味が足りない
「オイスターソースっぽさは出せたけども風味が違う」こともあるでしょう。オイスターソースは牡蠣が含まれていますので、魚介風味のない調味料とは風味が異なります。オイスターソースのような風味に近づけるには、ナンプラーやあさりスープの素といった魚介系の調味料を隠し味程度に足してみましょう。
コクが足りない
「もう一押しコクが足りない」と感じる様であれば、味の素のようなだし系の調味料で味を調整すると良いでしょう。ただし、だし系の調味料は味が濃くて塩っぽいので、入れ過ぎには注意。
また、手間がかかりますがスルメや貝の煮汁を使うと、魚介系のコクが足されるのでおすすめです。ただし、コクを追求してしまうと非常にクセのある味わいになり、苦手と感じる場合も。
オイスターソースを料理に使う効果とは
ミネラルを豊富に摂取できる
オイスターソースには牡蠣のエキスがふんだんに濃縮されています。栄養分は亜鉛や鉄、銅などのミネラル分が豊富でバランスよく摂取できます。普通の食事では摂取しにくいミネラル分をオイスターソースで摂取できるのは魅力的。なお、栄養素は生牡蠣と変わりません。
抗酸化物質が身体を守ってくれる
また、牡蠣に含まれている「メラノイジン」と呼ばれる抗酸化物質は、活性酸素の害から身体を守ってくれる効果も。オイスターソースは癖の少ない調味料ですので、魚介類の独特な味が苦手な人も豊富な栄養素を摂取しやすいのがメリットです。
最後に
オイスターソースは、醤油や砂糖などと比較すると使用頻度の少ない調味料です。
「オイスターソースを使いたいという時にストックがなかった」という苦い経験を持つ人もいらっしゃるでしょう。オイスターソースを常に置いているわけではないご家庭でも、身近な調味料を使うとオイスターソースの代わりになります。
また、牡蠣アレルギーがある人も代用品を使えば、思う存分オイスターソース風味の料理を堪能できます。オイスターソースのストックがきれて困っている人も、代用品を上手に使っておいしい料理を作ってみましょう。