フローリングに掃除機はダメ?傷がつく理由と正しい方法、おすすめ商品まで

フローリングに掃除機がけ

近年のハイパワー掃除機の影響で、フローリングが傷ついてしまう事例が増えています。今回は、フローリングを上手に掃除機がけする方法やコツについてまとめていきます。

意外と知らない!フローリングに掃除機がダメって本当?

フローリングに掃除機をかけている図

みなさんは普段、どんな掃除機を使っていますか? 近年市場を席捲しているハイパワー掃除機を愛用している家庭は今後ますます増えていくことが予想されます。驚異的な吸引力が魅力なんですよね。

しかしその反面、フローリングが掃除機によって傷つけられてしまうトラブルも散見されるようになりました。そこで今回は、フローリングの掃除機がけの注意点をみなさんに紹介していきます。

掃除機でフローリングに傷がつく原因

掃除機のヘッド部分

フローリング掃除の定番「フローリングワイパー」を紹介します。

掃除機の「パワーブラシ」がフローリングを傷つける

近年の掃除機は、吸い込み力が強力なものが多いですよね。特に海外製の「ダイソン」はその代表格です。どうして「ダイソン」のようなハイパワー掃除機はそんなに吸い込み力があるのでしょうか?

実はその驚異的な吸い込み力には秘密があって、「パワーブラシ」という機能が内蔵されているからなのです。パワーブラシは、掃除機の先端部分に独立したモーターが組み込まれていて、掃除機本体の吸い込み力をさらに増強する効果があります。

モーターの力で動くブラシ部分は、フローリングやカーペットに落ちているゴミやチリを逃さず吸い込みます。しかしそれゆえに、強力に回転するブラシはフローリングを傷つけることになってしまいます。

「パワーブラシ」に巻き込まれたゴミがフローリングを傷つける

フローリングを傷つける原因は、掃除機のパワーブラシだけではありません。パワーブラシの強力な吸い込み(掻き出し)によって集められたゴミが、回転ブラシに巻き込まれる際にフローリングを傷つけてしまうのです。

つまり、パワーブラシを実装した掃除機は、ブラシとブラシによって集められたゴミでフローリングを傷つけるわけです。特に、固いゴミなどは傷つけやすい傾向がありますので要注意です。

重量のある掃除機本体がフローリングを傷つける

これまたハイパワー掃除機にありがちなことなのですが、基本的に吸い込み力の強力な掃除機は、一般の掃除機に比べて本体の総重量が重めです。吸い込み力を高めるための本体内蔵モーターが大きいからなのでしょう。

そうなると、掃除機をかけるときは、どうしても掃除機本体をフローリングに転がさなければなりませんよね。残念なことに、それがまたフローリングを傷つける要因になってしまうのです。もちろん、片手で掃除機本体を持ち歩きながら掃除ができるなら、それに越したことはありません。

しかし、女性がやるとなるとなかなか大変です。結局、重い重量のハイパワー掃除機を床につけて転がしながら掃除をすることになります。

フローリングの正しい掃除方法とは?

フローリングワイパー

フローリングを傷つけないように掃除機をかけるには、しっかりと手順を踏む必要があります。以下では、正しいフローリング掃除の方法についてみていきましょう。

フローリングのチリやホコリを掃除する場合

1.ワイパーでフローリングを拭き掃除

この際、他の掃除をする予定や洗濯物を取り込む予定があるなら、先にそちらを済ませてからにしましょう。バタバタと動き回ったあとはホコリやチリが床に舞い落ちます。

先にフローリングをワイパーで掃除しても、その後にまたホコリやチリがフローリングに落ちてしまい、無駄になってしまいます。

2.フローリングの表面を撫でるように掃除機をかける

ワイパー(フローリングモップ)で床を拭いたら、掃除機がけを行います。ワイパーでだいたいのチリやホコリを除去しているはずなので、掃除機をかけるときは軽めに行いましょう。それがフローリングを極力傷つけないようにするコツです。

ワイパーで取り切れなかったところをフォローするように、フローリングの表面を優しく撫でるイメージで掃除機がけを行いましょう。その際、フローリングの木目に沿って行うのがベターです。ハイパワー掃除機の先端部分をフローリングに押し付けないようにするのがポイント。

3.最後に雑巾で水拭きをし、ワックスをかけて完了

フローリングモップや掃除機のメインの仕事は、あくまでもチリやホコリを取り除くこと。フローリングに付着したその他の汚れ(食べ物の汚れや飲み物シミ、皮脂など)はやはり雑巾の水拭きに限ります。そのあとは各々の判断でワックスがけをすればよいでしょう。

フローリングの皮脂や油汚れは中性洗剤を使う

  1. バケツなどの容器を用意して、水に中性洗剤を溶かす。
  2. 中性洗剤をしっかり混ぜ合わせ、雑巾でフローリングを拭く。

溶かす割合は使う洗剤によって異なりますので、パッケージ裏に書いてある容量用法を確認して適切な容量を水に注ぎましょう。

目立った頑固な汚れ、洗剤を溶かした水につけ、よくしぼった雑巾で重点的に拭き取ります。その後は念のため、フローリング全体を拭きます。洗剤拭きをしたら、フローリングに付着した洗剤を除去するために通常の水拭きを行い、最後に乾拭きをして完了です。

フローリングに掃除機をかける注意点やコツ

掃除機のアタッチメント

フローリングの掃除の際には別のブラシに切り替える

近年の掃除機には、「パワーブラシ」の他にも例えば「タービンブラシ」という種類のパーツが存在します。これは、モーターで強力にブラシを回転させるシステムではなく、タービンを回転させて空気の力でゴミを吸い取る構造をしているブラシのことです。

吸い込み力の点で考えると、「タービンブラシ」は「パワーブラシ」に劣りますが、フローリングを傷つけず安全に掃除機がけをするのに適しています。要するに、ハイパワー掃除機は先端部分を状況ごとに使い分ければいいのです。

フローリングを掃除機がけする時は「タービンブラシ」、絨毯やカーペットなどに絡まったゴミを逃さず吸い取りたい時には「パワーブラシ」を使えばいいわけですね。

硬いゴミは掃除機をかける前にあらかじめ取り除いておく

世間一般では「掃除機=なんでもゴミを吸い取る便利なもの」というイメージが広く定着しているかもしれませんが、フローリングを傷つけず上手に掃除するためには、フローリングを傷つけてしまいそうなゴミをあらかじめワイパーの時に取り除いておく必要があります。

だからこそ、上記に説明した「ワイパー→掃除機」の順番が大切なのです。みなさんも今後は意識してこの手順を実践してみてくださいね。

フローリングにおすすめの掃除機

コードレス掃除機

ティネコ 掃除機 コードレス サイクロン静音 A10 Danimo

ティネコ 掃除機 コードレス サイクロン静音 A10 Danimo出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07K8BGQ8M/

ティネコ(Tineco) A10Danimo 掃除機 コードレス スティッククリーナー サイクロン 強吸引力17000pa 静音 軽量 UV照射布団ヘッド ダニ除去 除菌 2年保証 壁掛け不要

フローリングを掃除機がけすることを前提に設計されたハイパワー掃除機。先端部分のモーターは超パワフルなのに静音で、どんな時間帯でも騒音を気にすることなく掃除できます。

UV紫外線ランプが付いており、フローリングのアレルギー物質をカットできる仕様になっています。小さな子供のいる家庭には嬉しい掃除機です。


コードレス掃除機 APOSEN H5 サイクロン 充電式

コードレス掃除機 APOSEN H5 サイクロン 充電式出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07QFPWL7N/

コードレス 掃除機 スティック型クリーナー サイクロン 充電式 ハンディクリーナー リーナー 超軽量 車用 フィルター交換不要 最大45分連続作業 日本語説明書が付き

Amazonベストセラー入りを果たしたコードレス掃除機。低価格なのに大満足の機能を備えています。重量はなんと、たったの1.26キログラム。しかも身長に合わせてパイプの長さを調整できるので、どんな女性にも扱えるようになっています。

まさに「こんな掃除機が欲しい!」という主婦の声をそのまま具現化した一品です。それに加え、掃除機の先端部分(クリーナーヘッド)は「カーペット用」と「フローリング用」に使い分けることができます。まさに言うことなしの素晴らしい掃除機。かなりオススメです。

さいごに

フローリング掃除をする男女

今回は、フローリングが傷つかないようにする掃除機のかけ方について取り上げました。近年、ハイパワーな吸引力をもつ掃除機が増えてきましたが、それに伴い、フローリングを傷つけてしまうトラブルも増えています。

みなさんも、この記事を参考にしながら、フローリングを安全に掃除していただければ幸いです。

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よくある質問

  • フローリングの掃除方法は?

    ・毎日の掃除はモップを使う
    ・週に2〜3回は掃除機をかける
    ・月に2〜3回は水拭きをする

    >> 詳しくはこちら

  • フローリングの水拭き方法は?

    水拭きは月に2〜3程度で大丈夫です。水拭きは少し注意事項があります。水拭きするときはきちんと雑巾を絞るようにしてください。

    びちゃびちゃのまま拭いてしまうと水滴があとになってしまい掃除したのに汚く見えてしまうというような事態になりかねません。固く絞った雑巾で拭くようにしましょう。

    また、拭くときにはゴシゴシこすってはいけません。優しく拭き取るようにしてください。強くこすってしまうとフローリングを傷める原因になってしまいます。優しく撫でるように拭いてあげましょう。雑巾がけは木目に沿ってかけると溝の汚れもきれいに取ることができるのでおすすめです。

    >> 詳しくはこちら

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