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みじん切り玉ねぎはどう保存する?
いろんな料理で活躍する玉ねぎのみじん切り。たいていはすべて使うとは思うのですが、万が一料理で使ったみじん切りが余ったとき、みなさんはどうしていますか?
そのまま捨てるのもしのびないですよね。せっかくなので、余ったみじん切りは保存して次の料理に使ってみてはいかがでしょうか。みじん切りを保存するコツや方法がわかっていれば、あらかじめみじん切りにしておき、料理ですぐに使うことができます。みじん切りをよく料理に使う人なら、とてもオススメです。今回は、みじん切りを保存する方法や、保存期間について取り上げていきたいと思います!
みじん切り玉ねぎの正しい保存方法
玉ねぎは水分を多く含む野菜ですから、比較的腐りやすい性質があります。そんな玉ねぎのみじん切りを保存する方法は、概して2通りあります。冷蔵保存と冷凍保存です。以下では、それらの方法についてみていきましょう。
オイルに漬けにして冷蔵保存する
- みじん切りをフリーザーバッグや保存袋(あるいは密閉容器)に入れます。
- 食用油(酸化しにくいオイルなら何でも可)を袋にいれて口を閉じます。その際、できるだけ空気が入らないように注意します。
- 袋をよく揉み込み、玉ねぎに食用油を馴染ませます。
- 冷蔵庫に入れます。
食用油(オイル)に漬け込んだみじん切りは、1~2週間の保存ができます。このみじん切りは、油に浸っているため、袋から取り出してすぐに炒め物料理などに使用することができます。スパゲッティ、ナポリタン、ミートソース、オムライス、チャーハンなどで活躍できるでしょう。
酢に漬けて冷蔵保存する
- みじん切りをフリーザーバッグや保存袋(あるいは密閉容器)に入れます。
- 食用酢を袋に入れて口を閉じます。その際、できるだけ空気が入らないように注意します。
- 袋をよく揉み込み、玉ねぎに食用酢を馴染ませます。
- 冷蔵庫に入れます。
食用酢に漬け込んだみじん切りもまた、1~2週間の保存ができます。ちなみに漬け込む際の酢は、みなさんのお好みで構いません。そのみじん切りをどんな料理に使うのかをあらかじめ想定しておくとよいでしょう。
食用酢に漬けこんだみじん切りは、そのまま取り出してサラダ料理などに使用することができます。冷蔵保存したみじん切りは、シャキシャキの歯ごたえを維持できるので、サラダ用に玉ねぎのみじん切りを使用したいときにはオススメです。
近年では、「酢たまねぎダイエット」なるものがあるようですね。「酢たまねぎ」は、血糖値の上昇を防いで糖が脂肪に変換されることを防いだり、腸内環境を整えて便秘を改善する効果があるようです。
お通じが悪い人は、エネルギー代謝が悪いため「痩せにくい身体」になっていることが多いです。ダイエット食品としても応用できるので、酢を揉み込んだ玉ねぎのみじん切りを用意しておくといいかもしれませんね。
塩に漬けて冷蔵保存する
- みじん切りをフリーザーバッグや保存袋(あるいは密閉容器)に入れます。
- 適量の塩を用意し、袋に入れて口を閉じます。その際、できるだけ空気が入らないように注意します。
- 袋をよく揉み込み、玉ねぎに塩を馴染ませます。
- 冷蔵庫に入れます。
オイル、食用酢と同様、塩に漬け込んだ玉ねぎのみじん切りもまた、1~2週間の保存ができます。すぐに取り出して調理できるので、かなり便利です。
フリーザーバッグに入れて冷凍庫に保存する
冷蔵庫での保存よりも、冷凍保存のほうが長持ちします。期間はなんと1ヵ月ほど。冷蔵よりも2週間ほど延ばすことができます。あらかじめ大量に作っておいて調理に使いたいのであれば、みじん切りは冷凍がオススメです。
- フリーザーバッグ(あるいは密閉容器)に玉ねぎのみじん切りを入れます。
- 酸化を防ぐため、袋の空気をよく抜いて口を閉じます。
- 袋を冷凍庫に入れます。
冷凍したみじん切りは、ソースやドレッシング作り、ハンバーグなどの加熱料理に向いています。
調理した状態で冷凍保存する
みじん切りを生(なま)のまま冷凍するのではなく、あらかじめ炒めてから保存する方法もあります。炒めた玉ねぎのみじん切りを料理に使うことがあるなら、こちらの方法もオススメです。
- みじん切りにしっかり火を通して炒めます。「あめ色」になるくらいまで火を通しましょう。
- 炒めたみじん切りを冷まします。
- 冷めたらみじん切りをフリーザーバッグ(あるいは密閉容器)に入れます。
- 酸化を防ぐため、袋の空気をよく抜いて口を閉じます。
- 袋を冷凍庫に入れます。
みじん切りした玉ねぎの保存期間はどのくらい?
方法別に玉ねぎのみじん切りの保存期間をまとめてみましょう。なお、これはあくまで参考程度です。保存する玉ねぎの状態などによって左右されますのでご注意ください。
オイル漬けの場合
約1~2週間程度大丈夫です。サラダやドレッシング用にどうぞ。
酢漬けにした場合
約1~2週間程度の保存が効きます。サラダなどに使うとよいでしょう。
塩漬けした場合
約1~2週間程度長持ちします。こちらも、ドレッシングなどに利用するためにストックしておくといいですね。
生状態の場合
約1カ月程度持ちます。ただし、湿気には気を付けてください。水分を含むと腐りやすくなります。
炒めて調理した場合
約1ヵ月程度の保存が可能です。お弁当などの毎日の調理で玉ねぎをよく使う方には最適です。
みじん切りした玉ねぎを長持ちさせるコツや方法は?
乾燥させた環境に置いておく
もともと玉ねぎは、水分の多い野菜です。皮肉なことに、収穫直後の新鮮な玉ねぎほど水分が多いため湿度に弱く、腐りやすいと言われています。ですから、よく乾燥した状態の玉ねぎのほうが保存に向いています。冷蔵・冷凍に関係なく、長期間保存したいなら乾燥した玉ねぎを用いることをオススメします。
腐った部分はあらかじめ取り除く
みじん切り処理を行う際、たまねぎの腐った部分を見つけたらすぐに取り除きましょう。腐った部分も一緒に保存してしまうと、腐るのが早くなってしまいます。
冷蔵保存の場合は0~5℃に設定する
もともと玉ねぎは冬場の野菜。保存する際は最低でも5℃に設定しておきましょう。0℃に設定できるなら、そちらを推奨します。
さいごに
さて、みなさんいかがでしょうか。玉ねぎのみじん切りを保存する方法についてみなさんにご紹介させていただきました。
ひとつは、冷蔵保存。空気を抜いた袋にみじん切りを入れて、食用油(オイル)、食用酢、塩の調味料を好みから選び、一緒に入れて揉み込みます。約1~2週間程度の期間保存することが可能です。またもうひとつが、冷凍保存です。保存期間は約1カ月ほど延びるので、あらかじめ大量に作り置きをしたい方にオススメです。調理に合わせて保存方法を使い分けるといいでしょう。
例えば、「すぐ調理で使う予定がある」場合は、冷蔵保存で対応してもいいですね。一方、みじん切りを頻繁に使うご家庭なら、安売りにしているタイミングで多めに玉ねぎを購入しておき、みじん切りにして小分けで冷凍保存しておきましょう。
そうすれば、ササッと取り出して料理に使えますし、冷凍保存なので最低でも1ヵ月は持ちます。みじん切りにする手間を省略できるのは嬉しいですよね。このように、玉ねぎのみじん切りを冷凍保存するやり方は、料理の手間を省くテクニックだと言えますね。ぜひ実践してみてください!