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「掃除」でも風水的に効果のある方法がある
みなさんは、普段はどのように「掃除」をしていますか?掃除には様々なテクニックがあります。掃除テクに関しては自信のある方もきっといることでしょう。しかし、「風水」を意識して掃除している人は、けっして多くはないかもしれません。掃除には、運気を良くするやり方があります。今回は、風水の観点を取り込みながら掃除で運気を高める方法を紹介していきたいと思います。
風水の基本は「悪い気」を出して「良い気」を取り入れること
中国発祥の風水は、環境が人間の運を左右するという考え方に基づいたものです。生まれ持った運はどうすることもできないけれど、「良い気」が流れてくるように住んでいる環境を変えることで“運を外から取り入れる”というユニークな発想が風水の魅力。
もちろん、環境次第では「悪い気」がこもっていて、その人の暮らし向きや運勢に悪影響を及ぼすこともあります。ですから、環境を整えることは「良い気」を取り入れるだけでなく、「悪い気」を逃がす意味があります。
掃除もまた、住居の環境を整えて運気を良くするために不可欠な習慣です。掃除によって悪い気が外に出て行ってくれますし、「良い気」が家に入りやすくなると言われています。健康運、家庭運、仕事運(出世運)、結婚運(恋愛運)、金運などは、掃除によって“開運”できるのです。
開運につながる掃除すべき場所
寝室
人の睡眠は、一日に占める割合がもっとも多い時間です。つまり寝室は、わたしたちが一日で最も長く過ごす家の場所ということになります。「言われてみればそうだよな」とハッとしましたか?
過ごす時間が長いということは、言い換えれば、その部屋(空間)に満ちている「気」の影響を最も多く受けることを意味します。つまり、わたしたちが寝ている間に、運勢が決まると言っても過言ではないのです。ですから、掃除で運気を良くしたいなら、まずは寝室から掃除を始めてみましょう。掃除をする際のポイントは以下になります。
トイレ
「悪い気」が溜まりやすい代表的な場所といえばトイレです。汚れた場所には「悪い気」が流れてくるからです。一番汚い場所かもしれませんが、綺麗にすると一番風水的に良い影響を受けられる大切なスポットです。便座、便器、マットの掃除や手入れは抜かりなくやりましょう。
実際、「朝起きて毎日トイレ掃除をする」という経営者がいるくらいです。経営者は占いとか風水を重要視する人がかなり多いのをご存じでしたか?毎日トイレ掃除をする必要はないかもしれませんが、三日に一度や一週間に一度は必ず掃除することをオススメします。
風呂場
風呂場(バスルーム)は、身体を清潔にする場所です。清潔なイメージがありますが、掃除を怠ったり換気をせずにいれば、あっという間にトイレに次いで汚い場所になってしまいます。
風水には、「悪い気は外からやってくる」という考え方があります。バスルームで身体を洗うことは、すなわち、外から持ち込んだ「悪い気」を洗い流して外(排水口)に出すという意味があるので、風水的には重要なスポットのひとつです。
しかし、掃除をサボってカビなどを発生させたまま放置していると、せっかく身体を洗って「悪い気」を落としても、汚れたバスルームに吹き溜まっている「悪い気」のせいで運気が総裁されてしまいます。トイレと同じくらい気を遣って掃除をするようにしましょう。
キッチン
トイレや風呂場と同様に、「水場」であるキッチン(台所)もまた風水的に大事なスポットです。実はキッチンは、わたしたちの金運を左右する場所なのです。
キッチンが不潔だと、当然「悪い気」がこもります。そして料理は、わたしたちの身体に「入る」ものです。「悪い気」の状態で料理をすることは、「悪い気」を料理にトッピングすることに等しいのです。なので、常にキッチンは清潔にするようにしましょう。
また、当然ですが整理整頓も心がけておきましょう。物の整理は心の整理です。「良い気」を呼び込む環境にするためには、秩序正しい物の配置をすることが肝要です。
リビング
寝室に次いで長い時間過ごす場所であるリビング。それだけに汚れやすく、あっという間に「悪い気」を呼び込んでしまう恐れがあります。
そもそも、外から帰ってきた人がまず最初にくつろぐスペースはリビングです。先ほども言いましたが、「悪い気」は外から持ち込まれるもの。つまり、外から持ち帰ってしまった「悪い気」が、そのままリビングに運ばれてしまうわけなのです。
もしも、たくさんモノが置かれてリビングが雑然としていたり、掃除を怠ってホコリや皮脂の汚れが放置されたままでいると、「悪い気」が定着してしまいます。だから、あっという間に「悪い気」が溜まりやすいと言われているのです。風水的には、毎日掃除してもいいくらいの場所です。忙しいときは難しいかもしれませんが、こまめに掃除を心がけるようにしましょう。
玄関
あらゆる運気の流れ(出入り)を司る場所は玄関です。玄関は、人が出入りする場所でもあり、運気が出入りするスポットでもあります。「どんなに忙しくても、玄関掃除だけはサボるな」と言われるくらいに重要な場所です。
まず、靴の整理をしてみてください。できるなら、玄関先に靴が一つもない状態が望ましいです。靴はつねに下駄箱にしまっておくのが理想です。というのも靴は、「悪い気」が付着するモノだからです。どうあがいても、靴には「悪い気」がくっついてしまうと言われています。それは仕方のないことです。だからこそ、下駄箱にきちんとしまっておくのが望ましいのです。
また、玄関の泥汚れなどもつねに取り除いておくようにしましょう。玄関が汚れるということは、すなわち「悪い気」を呼び込むということを意味します。玄関が「悪い気」で充満すると、家の他のスポットをどれだけ一生懸命にキレイにしても、「良い気」が巡ってこなくなってしまいます。
実際にあるの?掃除で開運した人の体験談
断捨離を決断してから運の向きが良くなった
しばしば、「出せば入る」なんてことが言われていますが、これは風水的にかなり核心をついている言葉だったりします。その意味で、掃除をして開運する際に、思い切って「断捨離」をする人もけっして少なくはありません。
運気が良くならないのは、「良い気」がその人のところにうまく巡らない状態になっているからです。その原因のひとつが、「家にモノが溢れている」です。モノが障害物になってしまっていて、“風遠し”が悪く、結果的に「良い気」が入り込みづらくなっているわけです。
断捨離をして心がスッキリするだけでなく、なぜか運気も上向きになったという体験談は後を絶ちません。それはまさしく、風水の効果が如実に表れていると言えるのではないでしょうか。
松下幸之助や本田宗一郎が実践していた「トイレ掃除」
世界に誇る偉大な日本人の経営者といえば、やはり松下幸之助(パナソニック)と本田宗一郎(ホンダ自動車)ですよね。そんな二人には、共通点があります。それが、「トイレ掃除の習慣」です。
彼らは、図らずも風水的に素晴らしい掃除の実践をしていたのです。そんな彼らが大事業家として大成したのも、うなずけます。みなさんも、松下幸之助や本田宗一郎を見習ってトイレ掃除の習慣をしっかり身につけていきませんか?
一部では「掃除では開運しない」との声も
一方で、「掃除だけで開運すれば苦労しない」なんて声も一部あることは事実です。しかし風水とは、人生の行方をすべて委ねるためのものではありません。あくまでも風水は、自分の行動や考え方(思考)に「プラスアルファ」するためのものです。風水に頼り切るのではなく、風水的な前向きさを生活に取り入れようとすることが大切なのです。
積極的に掃除の習慣を心がけている人と、掃除をサボって汚れにまみれた家で暮らしている人とでは、明らかに思考習慣に差があることも心理学などの研究で明らかになっています。
占いや風水が人生を変えるのではありません。風水の考え方を取り入れた前向きな思考習慣が、自分の人生を切り開いていくのです。汚れたトイレと清潔なトイレ。想像してみてください。どちらで用を足すのが気持ちいいでしょうか?
ようするに、この積み重ねなのです。過ごしていて気持ちのいい場所は、わたしたちの物の考え方や見方を「前向き」にしてくれます。そんな前向きな人のところには、様々なチャンスや良い出会いが舞い込みやすくなります。そういう過程を、いわゆる「良い気」というふうに捉えることができるのではないでしょうか。
風水的に「汚い」のはNGなのか?
上述したように、「汚い場所」では人はプラス思考になることが難しくなってしまいます。だから基本的には「汚い」ということは、風水的にマイナスなのです。汚い場所に「悪い気」が吹き溜まりやすいと言われるのは、つまりそういうことです。わたしたちの精神がプラスにならないような汚い場所は、やはりNGなのです。
掃除は開運に繋がる!今すぐ実践してみましょう
さてみなさん、いかがでしょうか。掃除が風水的に大切なことだということがお分かりいただけたかと思います。「掃除で開運」というのは、決してオカルトではありません。綺麗で清潔な環境と雑然として汚い環境とでは、わたしたちの精神や思考に与える影響がかなり違ってくるというのがポイントです。
運気を前向きにするには、まず、自分自身が前向きにならねばなりません。そのための土台として、まず「清潔な環境」が必要だということです。みなさんもぜひ、今日から「掃除で開運」を実践してみてくださいね。