目次
電気ケトルの選び方
電気ケトルを『容量』で選ぶ
電気ケトルは、そのほとんどが、容量1リットルです。容量2リットル前後の大容量のものもあります。安全な使い方として、“100ml以上のお水を入れてください”としている商品が多くあります。100ml以上あれば、朝、コーヒーや紅茶を飲みたいとき、サッと一人分のお湯を沸かすことができます。家族4人分、ひとり200mlとしても、800mlですから、容量1リットルの電気ケトルで十分です。
容量2リットルとなると、電気ケトルそのものも大きく、置き場所も考えなければなりません。子供が使うには大きくて重いですし、お湯がこぼれて火傷をしないか、と心配にもなります。しかし、時には、大容量の電気ケトルもあった方が便利かな、と感じることがあります。
たとえば、家族4人分のカップラーメンを作るとします。ひとつのカップラーメンに300mlから400mlのお湯が必要です。4人分×300mlとなると、1200mlのお湯が必要です。容量1リットルの電気ケトルでは、2回に分けてお湯を沸かす必要があります。
私が使用している電気ケトルは、1リットルのお湯を沸かすまでに、約5分の時間がかかります。時間を短縮したいのであれば、600mlのお湯を2回に分けて沸かす、という方法でも良いですよね。人数の多い来客があったときも、容量1リットルの電気ケトルでは足りないな、と感じることがあります。
電気ケトルを容量で選ぶときは、ライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。ただ、ガスや電気ポットでお湯を沸かすよりも、電気ケトルで沸かす方が、ずっと時短できますので、容量1リットルを買っておけば、失敗はないと思います。容量2リットルを買って、大きすぎたな、こんなに容量はいらなかったな、置き場所に困るな、といったことがない方が良いですよね。
電気ケトルを『機能』で選ぶ
- 沸騰したら自動で電源がOFFになる
- 空焚きを防止する
- 本体が転倒したときお湯がこぼれにくい
- お湯の温度を調整して沸かすことができる
- 一定時間お湯を保温しておくことができる
このように、電気ケトルには、商品によって様々な機能が搭載されています。
たとえば、飲み物によって、美味しく飲むための適度な温度がありますよね。緑茶なら80℃、コーヒーなら90℃、ほうじ茶や紅茶なら100℃です。また、子供が舌を火傷してしまわないように、ちょっと温めに沸かしたいな、というときもあります。お湯の温度を調整して沸かすことができる電気ケトルを選びたい、と思われるのではないでしょうか。
朝、家族みんなでインスタントのスープの飲む、ということがあった場合、家族みんながバラバラに起きてきますよね。その度にお湯を沸かしていたら、いくら電気ケトルでも、電気代がかかってしまいます。一度にまとめて沸かし、一定時間お湯を保温しておくことができる電気ケトルを選びたい、と思われるのではないでしょうか。
小さい子供さんがいるご家庭やペットがいるご家庭では、誤って電源をポチッと押してしまうことがあるかもしれません。空焚きを防止する機能があれば、思わぬケガや事故を防ぐことができます。機能性で電気ケトルを選ぶときの私の最もおすすめな選び方は「日本製であること」です。
海外製の電気ケトルと比べて、日本製の電気ケトルには、様々な機能が搭載されています。海外製のオシャレなデザインの電気ケトルを使用していたことがありますが、ただお湯が沸くだけのものでした。お湯を沸かすことができること以外の機能は備わっていない、と言っても過言ではありませんでした。
まずは、“こんな機能が搭載された電気ケトルを選びたいな”と思われるポイントを紙に書き出してみましょう。
電気ケトルを『素材』で選ぶ
- プラスチック製
- ガラス製
- ステンレス製
電気ケトルを素材で選びたい場合には、主に3つのタイプがあります。
ほとんどの電気ケトルがプラスチック製です。安価で購入することができ、電気ケトル本体が軽い、という特徴があります。落としてしまったときなど、傷がついてしまいやすいですが、余程の衝撃が加わらない限り、そう簡単に割れてしまうものではありません。
ガラス製の電気ケトルは、付着してしまった汚れを落としやすく、電気ケトル本体の清潔を保ちやすい、という特徴があります。お湯や飲み物に対して、金属やプラスチックのニオイ移りがない、というのも良い点です。欠点をあげるとすれば、電気ケトル本体が重いということと、衝撃に弱いという点です。落下させてしまうと、割れてしまい、使用できなくなってしまう可能性が高いです。
ステンレス製の電気ケトルは、傷がつきにくく、破損することはほとんどない、というほどの強度の高さが魅力です。ひとつだけ欠点をあげるとすれば、金属臭を感じることがある、という点です。使い始めから感じることはありませんが、長く使い続けていると、何となく金属臭が感じられるようになってきます。
おすすめの電気ケトル20選
①【ティファール】アプレシア エージー・プラス コントロール
ティファールの「アプレシア エージー・プラス コントロール」は、その名の通り、お湯の温度を7段階(60℃・70℃・80℃・85℃・90℃・95℃・100℃)にコントロールして沸かすことができます。また、お好みの温度のまま、60分間の保温が可能です。
②【タイガー】蒸気レス 電気ケトル わく子
タイガーの「蒸気レス 電気ケトル わく子」は、蒸気を外に逃がさない構造が搭載されています。そのため、他の電気ケトルと比べて、沸騰までにかかる時間を短縮することができます。
③【ティファール】アプレシア プラス(コンパクトタイプ)
ティファールの「アプレシア プラス(コンパクトタイプ)」は、容量0.8リットルのコンパクトなサイズで、キッチンで置き場所をとらない、というのが特徴の電気ケトルです。電気ケトル本体の重さは500mlのペットボトル飲料と同じくらいなので、子供や女性にも使いやすいタイプです。
④【ティファール】ジャスティン プラス
ティファールの「ジャスティン プラス」は、注ぎ口がスリムになっていて、注ぐお湯の量を上手くコントロールしやすくなっています。お湯を入れ過ぎてしまった、ということがなくなります。
⑤【BALMUDA】BALMUDA The Pot
BALMUDAの「BALMUDA The Pot」は、“毎日使いたくなる”がコンセプトになっている、美しいデザインが魅力の電気ケトルです。容量が600mlと少ないのですが、コーヒーや紅茶など、ティータイム用の電気ケトルとして選ばれる女性がほとんどです。
⑥【ドリテック】電気ケトル ラミン
ドリテックの「電気ケトル ラミン」は、電気ケトル本体の重さがわずか515gと軽量で、お湯を沸かした後も片手で使用することができるほどです。沸騰後は電源がOFFになり、空焚き防止機能も搭載されています。
⑦【NESCO】電気ケトル(ガラス製)
NESCOの「電気ケトル」は、海外製のガラス製の電気ケトルです。使用する際には、変換アダプタが必要です。オシャレなデザインが魅力なのですが、日本では使いづらいタイプかもしれませんね。
⑧【象印】電気ケトル
象印の「電気ケトル」は、“マホービン”がとくに人気です。ガラス製とステンレス製があります。転倒湯もれ防止構造になっていて、倒れたまま放置することがなければ、お湯漏れによる火傷の心配がありません。
⑨【山善】電気ケトル
山善の「電気ケトル」は、60℃から100℃まで、1℃単位での温度調整が可能です。注ぎ口が細口タイプなので、ドリップコーヒーを飲まれる方に人気が高いです。
⑩【デロンギ】電気ケトル アイコナ
デロンギの「電気ケトル アイコナ」は、1950年代のイタリアをイメージしてデザインされた、レトロなデザイン性に優れた電気ケトルです。耐久性にも優れています。
⑪【レコルト】クラシックケトル リーブル
レコルトの「クラシックケトル リーブル」は、クラシカルなデザインで、ヴィンテージな魅力があるとして人気です。ヴィンテージレッド・ブルーシエル・シルバー・ホワイトの4つのカラーから選ぶことができます。
⑫【ティファール】ラシュレエージー・プラス・ロック
ティファールの「ラシュレエージー・プラス・ロック」は、注ぎ口に“ほこりよけ形状”が設計されており、衛生的に使用することができます。Ag+配合の抗菌素材である、マイクロバンによって、汚れが付着しにくいという魅力もあります。
⑬【ラッセルホブス】カフェケトル
ラッセルホブスの「カフェケトル」は、本体の底に補助部がついているため、手を添えてお湯を注ぐことができる、安定感抜群の電気ケトルです。子供さんがいらっしゃるご家庭向きです。
⑭【ブルーノ】ドリップケトル
ブルーノの「ドリップケトル」は、ドリップコーヒーがお好きな方におすすめしたい電気ケトルです。オシャレなお家カフェタイムを楽しみたいという女性に人気です。
⑮【ラッセルホブス】電気ヘリテージ ケトル
ラッセルホブスの「ヘリテージ ケトル」は、個性的なデザインで、他に見ない電気ケトルです。丸みのあるデザインで、インテリアの一部にもなってしまいそうです。
⑯【ハリオ】V60 細口パワーケトル・ヴォーノ
ハリオは、コーヒーがお好きな方に大人気ですが、その中でも「V60 細口パワーケトル・ヴォーノ」は、ドリップしやすい特殊な注ぎ口が特徴の電気ケトルです。
⑰【ベルソス】電気ケトル
ベルソスの「電気ケトル」は、注ぎ口が、細すぎることも太すぎることもない、として人気の電気ケトルです。これまでの電気ケトル選びで、注ぎ口の太さで失敗したことがある、という方におすすめです。
⑱【ビタントニオ】ガラスケトル
ビタントニオの「ガラスケトル」は、ニオイ移りが気にならないガラス製の電気ケトルです。保温性には欠けますが、汚れを目視することができます。
⑲【オスター】アーバンケトル
オスターの「アーバンケトル」は、蓋を取り外すことができ、お手入れが楽な電気ケトルです。コンセントを本体の底に収納することができるので、取り扱いやすさ抜群です。
⑳【ミヨシ】トラベルケトル
ミヨシの「トラベルケトル」は、電圧を切り替えることができる電気ケトルです。変圧器を使用することなく、海外での使用が可能です。
電気ケトルのお手入れ方法
電気ケトルで沸かすことができるものは「水(お湯)」のみです。水以外のものを入れて使用することはできません。水しか入れることがないので、お手入れはほとんど必要がありません。ただ、水に含まれているミネラル成分などが、白い塊となって、電気ケトルに内部に付着してしまうことがあります。毎日使用するのであれば、1ヵ月に1回程度のお手入れをすると良いです。
ドラッグストアやホームセンターに、電気ケトルを洗浄するための洗浄剤が売られています。電気ポット用でも構いません。一晩で洗浄することができますし、洗浄剤をポンと入れておくだけなので、寝ている間にお手入れすることができます。
自分に合う電気ケトルを選ぼう!
電気ケトルって、ほぼ毎日使用するものですよね。便利に安全に使用するためには、自分に合った電気ケトルを購入したいものです。今回ご紹介した選び方やおすすめの電気ケトルをもとに、ぜひ、ご家族みなさんに使いやすい電気ケトルを選ばれてくださいね。