目次
おすすめの食器棚の選び方
今回はおすすめの食器棚をご紹介したいと思います。日常生活の中で頻繁に使われる食器棚ですが、食器棚を選ぶ時のポイントは機能性重視ですか?それともデザイン重視でしょうか?それによっておすすめの食器棚や選び方も変わってきます。まずは食器棚の種類別に選び方をご紹介したいと思います。
食器棚を選ぶ前にサイズを測る
まずは、食器棚を置く場所を決めて、設置予定のスペースの奥行きや幅を測っておき、食器棚が収まるサイズを確認しましょう。集合住宅か一戸建てかによっても、配置するスペースや搬入可能かどうかなど、事前にしっかりと調べておきましょう。せっかく気に入った食器棚を見つけてもサイズが合わなくて設置ができなかったら探す意味がないですよね。
食器棚をデザインで選ぶ
食器棚のデザインは、アンティーク調、シンプル、和風、北欧、ナチュラル系などさまざまなデザインがあります。ダイニングやリビングのインテリアやデザインに似合う食器棚をおすすめします。
シンプル系の食器棚
イメージやデザインに特にこだわりがないなら部屋の雰囲気になじみやすいシンプルなタイプの食器棚をおすすめします。色合いは落ち着きのある木目調や、ホワイト、ブラウンなどであれば周りの色と合わせやすく設置場所にも悩まずにすみます。
和風系の食器棚
和風のイメージを出したい場合は、和風モダンな食器棚をおすすめします。色調にぬくもりや馴染みやすい雰囲気がありますし、一般的なダイニングでしたら和風を強調しすぎると周りのイメージもちょっと工夫が必要になりますが、モダンでがあれば合わせやすいです。
北欧系の食器棚
北欧といえばフィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーのことを指しますが基本色は白やグレーのナチュラルカラーが中心です。部屋を明るくし、木の温もりが感じられるのが特徴です。デザインはシンプルでありながらスタイリッシュなものや、美しい曲線を持たせたデザインが素敵です。キッチンやダイニングのお部屋を明るく見せたい方は、北欧系を選ぶとよいでしょう。
アンティーク系の食器棚
長年使いふるしたような色合いはシックなイメージのダイニングやリビングに合います。アンティーク風の彫刻が施してあるものや、ガラスや取っ手や縁取りに細工をしてあるものは、食器棚そのものがインテリアにもなります。
食器棚を置く場所で選ぶ
キッチンやダイニング、またはリビングのどこに設置するかによって、食器棚のタイプやサイズが異なりますので事前に決めておきましょう。
キッチンに食器棚を置く場合
キッチンに置く場合はおしゃれなデザインだけでなく、収納スペースや使い勝手を重視した食器棚をおすすめします。食器のほかに台所用品を収納できるもの、扉や引き出しの開閉が楽なタイプが使いやすいです。
台所用品は細かいものも多いので、普段よく使うものとあまり使わないものを分けてしまうことができます。また、スペースや高さがあると醤油やペットボトルなど大きな物が収納できて助かります。また、汚れを落としやすい材質のものや汚れが付きにくいものがいいでしょう。
ダイニングに食器棚をおく場合
ダイニングに食器棚を置く場合は、ダイニングテーブルやチェアの色に合う色の食器棚をおすすめします。ダイニングのイメージは、カジュアル、モダン、シック、シンプルなど色々ありますが、もし悩むようでしたら冷蔵庫など大型家電の色に合わせてみましょう。
ダイニングでご飯をよそったりお茶を入れたりする方は炊飯ジャーや電気ポット、置くためのスライドテーブルやコンセント付きの食器棚が便利ですね。
リビング
リビングに置く場合はソファやフローリング、カーペットの色や素材に合わせることで調和のとれた空間を作ることができます。
リビングに置く食器棚は、存在を強調するようなデザインは避けたほうがいいでしょう。中の食器が見えないようにミストガラスや格子ガラスにしたり、それとは逆に中の食器を何気なくおしゃれに演出できる透明なガラスの扉がついたものを選ぶのもいいでしょう。
食器棚を収納力で選ぶ
長く愛用するためには、収納力も重要なポイントですね。
高さや幅のサイズで決める
食器棚の「スリムタイプ」は狭いスペースを有効に活用できますが、収納量が少なくなってしまいます。それを補うために「ハイタイプ」を選んだとしても、高いところに手が届かなくなることを想定し、使う方の身長を考慮しながら選ぶようにしなくてはいけません。
「ロータイプ」は空間が広く見えるメリットがあります。天板の上にも物を置けますので、オブジェやお花を飾るなどしてお部屋のイメージに変化をつけることができます。ただし、横幅が必要になります。
高さや幅を決めてから食器棚を選ぶことをおすすめします。
収納力で決める
食器棚の場合、デザイン以外に最も注目したいのが収納力ではないでしょうか。食器だけに限らず、小物を収める棚や引き出しの他、使う場所によっては炊飯ジャーやポットを収めるオープンスペースなど使いやすさに影響してきます。
ダイニングに設置する場合とキッチンに設置する場合では、収納する物や量も変わってきますし、一人暮らし用や、同居する家族の増減でも変わってきます。
棚の間隔や引き出しの大きさ、そしてオープンスペースの広さも収納力に関係してきます。まずはどれくらい収納できるのかをシュミレーションしてみてください。食器や調味料がしっかりと収納できるかどうかのチェックはとても重要なことです。
家電や調理器具を置いて作業スペースとして活用したい方には天板で作業できるカウンター型をおすすめします。
食器棚を機能で選ぶ
棚板があるタイプ
棚板の間隔や高さを調整できる食器棚は無駄なスペースをなくすことができるのでおすすめです。棚板が固定されていると、棚板の間隔に合わせて収納するものを厳選しなくてはいけませんよね。
棚板の間隔を調整できるダボ付きは、収納するものや量に合わせてスペースを調整できるので、使い方の幅も広がります。食器の種類や形はさまざまですので、食器の高さや枚数の多い皿などに合わせて、棚板を使いやすいように変えることができると便利です。
引き出しがあるタイプ
引き出しには、フルオープンとソフトクローズの2種類があります。フルオープンは一般的なタイプの引き出しで、サッと引き出して簡単に押し戻せます。その反面、勢いよく閉めた時に、その反動で引き出しが少し開いてしまうこともあります。
そのようなフルオープンの欠点をなくしたものがソフトクローズです。勢いよく閉めてもゆっくりと閉じられます。ソフトクローズはコストがかかる分、値段も若干高くなっています。
コンセントがあるタイプ
室内にあるコンセントの位置も重要です。壁にあるコンセントだけでなく、炊飯ジャーや電気ポットを置くオープンスペースがある食器棚のコンセントプラグから、食器棚に収納した家電品への電源供給が可能になると使い勝手が良くなるでしょう。延長コードを使わずに家電の電源を確保することができると、掃除もらくになります。
コンセントを必要とする電化製品は、コーヒーメーカーやトースターなど他にもいくつかありますので、コンセントの有無だけでなく、それらを置くオープンスペースに余裕がある食器棚をおすすめします。
スライドテーブルがあるタイプ
オープンスペースにスライドテーブルが付いているタイプは、スライドテーブルを引き出すことで上部にじゅうぶんなスペースを確保できます。炊飯ジャーの蓋の開閉や、電気ポットに注水する時にとても便利ですね。
収納スペースを犠牲にすることなく、収納力を維持しながら快適に使用できるスライドテーブルは、主にダイニングで使用する食器棚におすすめしたい機能です。
耐震仕様のタイプ
万が一の地震に備えて、耐震仕様の食器棚を選ぶのもいいでしょう。棚板が揺れによってズレ落ちないよう、耐震仕様のダボを採用している食器棚が販売されています。強い揺れを感じた時に扉をロックする耐震ラッチもおすすめです。
割れたガラスによるケガを減らすために、飛散ガラスを使用している食器棚もあります。自分でできる対策として、食器棚と天井を突っ張り棒で支える方法があります。
シックハウス対策のタイプ
シックハウス対策としては「F☆☆☆☆」や「F☆☆☆」表記のものを選びましょう。
F☆☆☆☆(Fフォースター)とは
JIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。☆の数が多いほど、ホルムアルデヒド(接着剤の成分)の発散量が少ない建材であると評価されています。
参考:用語集 東リ株式会社シックハウス(症候群)とは
ベニヤに含まれているホルムアルデヒド等、室内の建材や家具に含まれる化学物質による汚染が原因となって、引き起こされる化学物質過敏症。
参考:リフォーム用語集 Weblio辞書
人気のあるおすすめの食器棚
モダンデコ
高品質な国産の木材を使用した、丁寧な作りのソファなどの大型家具が中心。明るいナチュラルカラーの木製食器棚が多い。
LOWYA(ロウヤ)
ネット専業で販売しているため低価格な大手の家具屋。小さいものから大型のキッチンボードまで、色やデザインが豊富。
エアリゾーム
おしゃれな北欧風家具が中心の通販会社。食器棚はウォールナット調の深いブラウンカラーのシックな家具が多い。
IKEA(イケヤ)
自分で組み立てることができるので、使い勝手や広さを考えて自分でカスタマイズできるのが魅力。
unico(ウニコ)
出典:http://www.unico-fan.co.jp/shop/g/gU13330031006808Z0051/
https://www.unico-fan.co.jp/shop/g/gU13330031006808Z0051/
表面に天然の突板を使用し、無垢のようなあたたかみのある家具がメイン。おしゃれなデザインが多く、北欧インテリアを目指したい人に。
ニトリ
出典:https://www.nitori-net.jp/ec/product/8880520s/
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8880520s/
お手ごろ価格でサイズ展開も多い。白・ブラウン・ナチュラル系が中心。
最後に
機能が充実してくると当然のことですが価格も高くなります。
価格よりも愛着を持てる食器棚を選ぶことが大切です。長く愛用できる食器棚はいいものを選びたいですが、上を見るとキリがありません。自分の予算の範囲内で、おしゃれで機能性の高い食器棚を上手に選んでみましょう。