ネギの保存方法!長持ちさせるコツや冷凍保存のやり方まで

ザルに置かれた長ネギ

皆さんは普段長ネギを保存する際どうしていますか?何も考えずにそのまま冷蔵庫や常温で保存してしまっている方も多いのではないでしょうか?じつは長ネギにも正しい保存方法はあります。きちんと保存することで傷みにくくなったり、鮮度も落ちにくくなります。今回は長ネギの正しい保存方法についてご紹介します。ぜひ参考にして長ネギを美味しく、長期間楽しめるようになりましょう。

長ネギの冷蔵保存方法

キッチンを使っている女性

長ネギを保存するステップとしては以下の4つです。

  1. 洗って3等分する
  2. 水を含ませたキッチンペーパーで包む
  3. フリーザーバックに入れる
  4. 立てて保存する

1つずつ詳しい手順をお伝えします。

1.洗って3等分する

まずは洗います。長ネギは上の緑色になっている茎の分かれ目部分に砂が溜まりやすくなっています。洗うときにはそこの汚れも丁寧に落とすようにしましょう。キレイにしたら根っこを切り落とします。根っこは食べることができないので落として処分してください。

その後長ネギを3等分にします。3等分にすると冷蔵庫の中で立ててしまうことができます。立てられると収納の場所を取らないので空間を有効に使うことができますよ。冷蔵庫の棚の高さや長ネギの長さに応じて切るサイズは調整してくださいね。

2.水を含ませたキッチンペーパーで包む

次に水を含ませたキッチンペーパーで包みましょう。キッチンペーパーで包むときは少しコツが必要です。長ネギは根っこに近い方を包みます。キッチンペーパーに水を含ませます。

そのびたびたに濡れているキッチンペーパーを長ネギの根に近い方に断面を水分で守るようにして包みましょう。その後上半分も包んでいきます。上半分のキッチンペーパーは濡らしたら軽く絞るようにしましょう。下半分と同様に断面を包んで行きます。

濡れたキッチンペーパーで包むことによって乾燥を抑えて、長ネギをシャキシャキに保つことができます。注意点としては長ネギの上下を間違えないことです。

植物は根っこから水を吸う構造になっています。切ったとしても断面から水を吸うことができます。逆にしてしまうとその機能も発揮しにくくなってしまうので間違えないようにしましょう。

3.フリーザーバックに入れる

次にフリーザーバックに入れます。フリーザーバックに入れると長ネギや包んでいるキッチンペーパーも乾燥しにくくなります。長ネギに乾燥は大敵です。乾燥しないように気をつけましょう。

長ネギを入れるときは緑色の部分と白い部分を分けます。緑色の部分は白い部分よりも腐りやすくなっています。一緒に入れておくと白い部分まで腐ってしまうので分けましょう。

また、フリーザーバックに入れることで匂いが冷蔵庫中に広がるのを防ぐことができます。ネギは切った断面から匂いが漏れ出していきます。他の食材に匂いが移ると嫌ですよね。匂いが移らないようにするためにも必ずフリーザーバックに入れるようにしましょう。

フリーザーバックは「冷凍用」と「冷蔵用」で分かれていますが、厚みがある冷凍用のものを選ぶと水分の蒸発を防ぐことができるのでおすすめです。

4.立てて保存する

最後に冷蔵庫内に立ててしまうようにします。立ててしまうことで場所を取ることなく、ネギも水分を吸収しやすくなります。

立てる容器は市販のケースを使ったり2Lのペットボトルを使って立てるのがおすすめです。ペットボトルを利用する場合は、半分に切って縁をビニールテープで保護するようにします。切るときはペットボトルの切り口でケガをしないように気をつけましょう。

また、切りっぱなしにしておくのもよくありません。ネギを冷蔵庫から取ったときにケガをしてしまう可能性があります。必ずビニールテープで保護しておくようにしましょう。

また、包んでいるキッチンペーパーは週に1度は取り替えるようにしてください。ずっと放置しておくと乾燥してきますし、水自体も鮮度がなくなってきます。そうなると長ネギの保存環境としては良くありません。週に1度は替えてあげるようにしましょう。

きざんだ場合

  1. キッチンペーパーをタッパー内に敷く
  2. ネギを入れてフタをして冷蔵庫へ

長ネギを切り終わってふとまな板を見ると、明らかに切りすぎてしまったなんてこともありますよね。そんなときは、冷蔵してしまいましょう。まずは、タッパーにキッチンペーパーを敷きます。この時キッチンペーパーは濡らさずに乾いた状態で大丈夫です。

ネギから出る水分を吸収するためのものなので、乾いたまま入れましょう。次にネギを入れます。特に注意事項はないのでそのまま雑に入れてしまって大丈夫です。最後にタッパーの蓋をして冷蔵庫に入れます。中に敷いているキッチンペーパーは2日おきに変えるようにしましょう。

長ネギの冷凍保存方法

ジップロックに入った長ネギ

長ネギは冷凍保存することも可能です。たくさんもらって消費に困っているという方はぜひ冷凍を試してみてください。

  1. 洗って3等分にする
  2. 冷凍する

1つずつ詳しい手順をお伝えします。

1.洗って3等分にする

まずは冷蔵保存するときと同様に洗って3等分にします。このときも丁寧に洗うように心がけましょう。その後ペーパータオルなどで水気を拭き取ります。次にラップで1つずつ包んでいきます。乾燥を防ぐための大事な工程なのできちんと包むようにしましょう。

その後フリーザーバックに詰めます。詰めるときは、きちんと空気を抜くようにしてください。空気を抜かないと冷気が十分にフリーザーバック内に行き渡らず、凍るのが遅くなってしまいます。遅くなった分鮮度は落ちてしまうのできちんと空気を抜くようにしてください。

2.冷凍する

その次に冷凍していきます。冷凍するときはフリーザーバックの下に金属トレイを敷くようにしましょう。金属トレイは熱伝導率が非常に良いです。すぐに長ネギに冷気を届けてくれるので何もしない状態で冷凍保存するよりも早く冷凍できます。

また、もっと素早く冷凍する方法としては上にも保冷剤を乗っけるという方法があります。上下から冷やすことで冷凍ムラもなくすことができ、鮮度を落とさずに冷凍することができます。ぜひ試してみてくださいね。

万能ネギの保存方法

小口切りにした万能ねぎ

  1. 洗って水気を拭く
  2. 小口切りにしていく
  3. タッパーに入れて冷凍庫に入れる
  4. 冷凍して30分後と1時間後にタッパーを振る

万能ネギも正しく保存すればパラパラで美味しいものを食べることができます。万能ネギを洗ったあと水気をキッチンペーパーでよく拭き取ります。水分が付いているとベチャベチャな万能ねぎになってしまうので注意しましょう。

次に小口切りにしていきましょう。特に大きさや厚さにこだわらなくても大丈夫なのでお好みの大きさに切ります。切った万能ねぎはタッパーに入れて冷凍保存します。

そのときに冷凍庫に入れた30分後と1時間後にタッパーを振ります。そうすることでくっついていたネギ同士が離れて、バラバラのネギになります。料理に使うときも使いやすくなるので大変便利です。

ネギの保存期間と使い方

切られた長ネギ

ネギにもきちんと保存期間はあります。その期間を守らないとお腹を壊してしまうこともあります。きちんと把握して食べるようにしましょう。

保存期間

常温での保存は約1週間ほどになります。冷蔵庫で保存した場合は緑色の部分と白色の部分で違い、緑色の部分は2週間。白い部分は3週間程度美味しく食べることができます。使うときは緑色の部分から使っていくように意識しましょう。

また、冷凍庫で保存した場合は1ヶ月とどの保存方法よりも長い期間保存できます。大量にもらって消費するのに時間がかかりそう…という方は冷凍の保存方法がおすすめです。

使い方

冷凍した長ネギは基本的に凍ったまま使います。自然解凍してしまうと、ネギから出た水分で長ネギ自体がベチャベチャな状態になってしまいます。凍ったまま使えばネギ特有のシャキシャキ感を残しながら調理することが可能です。

刻んであるものはそのまま加熱調理に使い、刻んでないものは凍ったまま切るようにしましょう。

最後に

根っこがついた長ネギ

今回は長ネギの保存方法についてご紹介しました。最後にもう1度おさらいしましょう。長ネギを冷蔵保存するときは乾燥させないことが大切です。濡れたキッチンペーパーを巻くことを忘れないようにしましょう。冷凍保存の場合は、素早く冷凍させることが大事です。

そのためフリーザーバックの空気は抜いて、下には金属トレイ、上には保冷剤を乗せて冷凍するようにしてください。また、万能ねぎはタッパーを使用して保存するようにしましょう。冷凍後も定期的にタッパーを振ることでパラパラなネギを食べることができますよ。

長ネギの保存期間は通常だと1週間ですが、冷蔵した場合は2〜3週間。冷凍の場合は1ヶ月と大幅に延びます。持っている長ネギと消費スピードに合わせて保存方法を選ぶようにしてください。

冷凍ネギの使い方は冷凍したまま加熱調理すればOKです。この記事を参考にして美味しく長期に渡って長ネギを楽しめるようになりましょう。

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