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ベトナムで豪雨による大洪水が続出 日本のイオンモールは「かすり傷一つなし」と現地で話題に
ベトナム中部のフエ市が10月末、記録的な豪雨に襲われ、大規模な洪水が発生しました。市内の多くの街区が浸水。1万戸以上の家が水に浸かる深刻な状況で、死者や行方不明者も13人に上り、多くの住民が避難を余儀なくされました。
そんな大混乱の中、現地で大きな注目を集めているのが、日本企業が運営する「イオンモール・フエ」です。周囲の道路も住宅街も濁流に飲み込まれている中、イオンモールだけがまるで“ポツンと浮かぶ島”のように浸水を免れ、ほぼ無傷で立ち続けています。
実はこのイオンモール、建設の段階から徹底した洪水対策が行われていました。1999年に同地域を襲った大洪水のデータを参考にし、建物の基礎自体を過去の洪水ピークより1.5メートル高く、そのうえ道路よりもさらに2.5メートル高く設計していたのです。まさに“備えあれば憂いなし”の日本式の安全設計が、今回の災害でその力を証明した形です。
さらに地域の避難所としても動いています。駐車場を無料で開放し、モール内には安全なスペースを準備。食事や寝泊まりできる場所まで無償で提供しており、多くの人たちにとって貴重な避難先となっています。被災住民からも感謝の声が上がっていたとのこと。
イオンモール・フエは2024年9月にオープンしたばかりですが、今回の対応によって早くも“災害に強い施設”として信頼を集めています。
地域が困難な状況にある中で、しっかりと地域住民を守り、支える姿は、日本企業として誇らしい存在と言えそうです。
この話題に寄せられたネットの声

「やるべきことをコストをかけてしっかりやる大切さを教えてくれる話」
「これで現地で確固たる地位を築けると思えば安い!」
「災害大国の日本で育まれた技術がこのような形で実ってくれてうれしい」
「大林組よくやった!!」
「すごい日本の技術ですね!これからも継承していってもらいたい」
「これ、単に盛り土しただけじゃなく、建物の下を水が流れるようにしたんでしょ?すごいよね」
この話題には数多くの意見が寄せられていました。









