ピザを冷蔵庫で保存するときのNG行為7つ!翌日でも美味しさをキープする秘訣

宅配ピザはその日のうちに食べるのが一番美味しいですが、余ることもありますよね。そんなとき、冷蔵庫で保存する方法を間違えると、美味しさが大きく損なわれます。ここでは、翌日も美味しくピザを楽しむために、絶対に避けたいNG行為と正しい保存方法を詳しく解説します。

宅配ピザを冷蔵庫で保存しても大丈夫?

宅配ピザは届いたその日のうちに食べ切るのが理想です。でも、一度に食べきれずに残ってしまうこともあるでしょう。そんなときは冷蔵庫で保存できますが、適当に保存するとピザの風味が落ちてしまいます。

実際、ピザの美味しさを保つには、正しい保存方法と期間を守ることがとても重要です。ピザは具材によって傷む速さが異なり、特に夏場は傷みやすいため注意が必要です。

保存の目安は、季節を問わず翌日~2日以内。冷蔵庫での正しい保存方法を覚えれば、次の日でも美味しく食べることができます。

ピザを冷蔵庫で保存するときに避けたいNG行為

ピザを美味しく食べるためには、保存のときに避けるべきポイントがいくつかあります。やってしまいがちな間違いをまとめました。これらを避けることで、翌日のピザも焼きたてに近い味を楽しめます。

1. 熱いまま冷蔵庫に入れる

ピザが余ったとき、熱々のまますぐに冷蔵庫に入れていませんか?実はこれがピザの美味しさを失う原因になります。

熱いまま冷蔵庫に入れると、ピザから蒸気が出て生地がベチャっとなり、せっかくの食感が台無しになります。また、熱が庫内に広がり、冷蔵庫の温度が上がることで、他の食材の傷みを早める危険もあります。

ピザは、必ず粗熱を取ってからラップをして冷蔵庫に入れましょう。常温での放置は2時間以内が安全ラインです。

2. 宅配ピザの箱のまま保存する

食べきれなかった宅配ピザを箱のまま冷蔵庫に入れると、風味がどんどん失われていきます。

宅配ピザの箱は通気性が高いため、冷蔵庫内の空気に触れて乾燥しやすく、生地が固くなってしまいます。さらに、庫内の他の食品の臭いをピザが吸収しやすく、食べるときには臭い移りした状態になりかねません。

ピザは一切れずつラップにしっかり包んで、密閉容器やジッパー付きの袋に入れてから冷蔵庫に入れるのが正解です。

3. ラップをせずそのまま入れる

ピザを冷蔵庫に入れる際、面倒だからとそのまま入れてしまうと、生地は水分が飛んでカチカチになり、翌日に食べても美味しくありません。ピザのソースや具材の風味も落ちてしまい、再加熱しても元の味には戻りません。

冷蔵庫内にピザの臭いが広がり、他の食材にも影響を与えるため、ピザは必ずラップや密閉容器を使って保存しましょう。ほんの一手間で、翌日も美味しくいただけます。

4. 冷蔵庫のドアポケットに入れる

ピザを保存するとき、冷蔵庫のドアポケットを使うのは避けましょう。ドアポケットは冷蔵庫を開け閉めするたびに温度変化が起きやすく、ピザの傷みが進みやすい場所です。

温度変化が多いと、ピザのトッピングやチーズが劣化しやすくなります。ピザを保存するときは、冷蔵庫内の奥の方や、温度が安定した位置に置いて保存しましょう。

5. ピザを3日以上冷蔵保存する

冷蔵保存したピザは、保存期間が長ければ長いほど品質が劣化します。特に3日以上冷蔵庫で保存すると、チーズや具材が傷み、生地もパサついて美味しくなくなります。

見た目や臭いに異常がなくても、ピザの内部で細菌が繁殖する危険性があります。

ピザは冷蔵庫で保存する場合、長くても2日以内を目安に食べきりましょう。それ以上保存する場合は、冷凍保存に切り替える必要があります。

6. ピザを重ねてまとめて保存する

ピザを保存するときに、切り分けたピースを重ねてまとめてラップするのも避けてください。

重ねて保存すると、生地同士やチーズがくっつき、取り出すときに崩れたり、加熱するときに均一に温まらなかったりします。

さらに、水分が移り合ってベチャついた仕上がりになる原因にもなります。ピザは面倒でも一切れずつ分けてラップし、保存容器に入れることで、翌日以降も美味しく食べられます。

7. 温め直しで電子レンジだけ使う

ピザを温め直すときに電子レンジだけで済ませると、生地がベチャッとしたり、ゴムのように硬くなったりします。これは、電子レンジがピザの水分を急激に加熱するためです。

ピザを再加熱するときは、電子レンジを使う場合でも軽く温める程度にし、仕上げにオーブントースターやフライパンを使うのがコツです。

こうすることで、ピザの食感がよみがえり、美味しくいただけます。

ピザを美味しく保存する正しい手順

ピザの美味しさをキープするには、正しい冷蔵保存と冷凍保存の方法を知っておく必要があります。自己流ではなく、以下のポイントを押さえれば、時間が経ってもピザ本来の味を楽しめます。

調理済みピザの冷蔵保存のコツ

調理済みの宅配ピザは、冷蔵保存するときにちょっとした工夫をするだけで味や風味がグッと保たれます。特に翌日までの短期間の保存であれば、以下の手順を守ることで美味しさをほぼ保つことが可能です。

  • 1. ピザが完全に冷めるまで待つ(室温2時間以内)。
  • 2. ピザを一切れずつ丁寧にラップで包む。
  • 3. 密閉容器や保存袋に入れ、冷蔵庫の奥側(温度が一定の場所)で保存する。
  • 4. 冷蔵保存期間は24~48時間を目安に、できるだけ早く食べる。

冷蔵保存では、容器や袋にしっかりと入れることでピザが乾燥せず、冷蔵庫内の嫌な臭いも付きません。この方法を守れば、翌日でも十分に美味しく食べられます。

ピザを長期保存するときの冷凍方法

もし2日以上ピザを保存したい場合、最適なのは冷凍保存です。冷凍保存は短期間で食べきれない場合に向いており、以下のような手順で行えば、1か月程度は風味を保つことが可能です。

  • 1. ピザを完全に冷ましてから保存作業を始める。
  • 2. 具材が多すぎる場合は、軽く取り除く。
  • 3. ピザを一切れずつラップで包み、空気を抜いて冷凍保存用の袋に入れる。
  • 4. 金属製のトレーの上に置き、素早く冷凍庫で凍らせる(急速冷凍)。
  • 5. 保存期間は1か月以内を目安に食べきる。

冷凍保存は時間をかけずに冷凍することで、ピザの風味や食感が損なわれにくくなります。

食べるときには、冷蔵庫で自然解凍してからトースターやフライパンで加熱すると、焼きたてに近い味を楽しめます。

冷蔵・冷凍ピザを美味しく温め直す方法

保存していたピザを美味しく食べるには、温め方が大切です。レンジだけで温めると失敗しやすいため、ここでは家庭で簡単にできる美味しい温め方をご紹介します。

オーブントースターで美味しく温める方法

ピザを温め直すとき、もっとも簡単でおすすめなのがオーブントースターです。短時間で生地がサクッと仕上がり、チーズも香ばしくとろけます。

  • 1. オーブントースターを予熱しておく(1~2分程度)。
  • 2. ピザをアルミホイルの上に乗せる。
  • 3. 焦げ目が付きすぎる場合は、アルミホイルで軽く覆う。
  • 4. 約3~5分ほど様子を見ながら焼く。

焼き過ぎると生地が固くなるので注意が必要です。適度な時間を見極めて、カリッとした生地ととろけるチーズを楽しみましょう。

フライパンで美味しく温める方法

オーブントースターがない場合でも、フライパンを使ってピザを美味しく温めることができます。フライパンを使った温め方は、生地が香ばしく焼けて、チーズがとろりと溶け出すのでおすすめです。

  • 1. フライパンを弱火で温める(油は不要)。
  • 2. ピザを乗せてフタをする。
  • 3. 約3~4分弱火でじっくり加熱する。
  • 4. チーズが溶け、生地がカリッとしてきたら完成。

焦げやすいため、火加減は常に弱火を守りましょう。フタがない場合はアルミホイルを代用するとよいです。

電子レンジとトースターを使った裏ワザ温め法

時間がないときでも、電子レンジとトースターを併用すると美味しく素早くピザを温められます。電子レンジだけだとべちゃっとしますが、トースターで仕上げることで食感が復活します。

  • 1. ピザを電子レンジで軽く20~30秒加熱(500W)。
  • 2. その後、オーブントースターで2~3分焼く。
  • 3. 生地がパリッと仕上がれば完成。

手間がかからないのに、仕上がりは本格的です。手軽に再加熱したい方におすすめです。

まとめ

宅配ピザは、注文したその日に味わうのが一番美味しいですが、正しい保存方法を知っておけば翌日も楽しめます。

冷蔵庫や冷凍庫の収納スペースを上手に使い、ピザを一切れずつ丁寧に保存する習慣をつければ、味だけでなく衛生面の心配もありません。

また、保存したピザを再加熱するとき、ひと手間を惜しまないことが最大のコツです。忙しい日やちょっとしたイベントのためにピザをストックしておく場合も、工夫次第でいつでも美味しくいただけます。

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