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世界でも”水道水”がそのまま飲める国は少ない
日本では、当たり前のように水道水を飲み水をして使用できていますが、世界を見渡すと水道水をそのまま飲める国は限られています。
また、水道水の水質が綺麗な国であっても、硬質水の場合は日本人の体質に合わないことが多く、腹痛や下痢といった軽い症状を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
日本のように綺麗な水道水を飲み水として使える国は少ないので、日常的に使用している水道水のありがたみを改めて再確認しましょう。
『水道水が綺麗な国』トップ5
具体的に世界ではどの国の水道水が綺麗だと言われているのでしょうか。ここでは、水道水が綺麗な国をランキング形式でご紹介します。
第1位 アイスランド
世界でも最も水道水の水質が綺麗だと言われているのは、アイスランドです。国全体で綺麗な水質の水道水を飲むことができ、水質資源も豊富とされています。
水質管理に対して、厳しい基準を設けていることでも知られていて、世界的にも水道水が綺麗な国として評価されている国です。
第2位 フィンランド
自然豊かなフィンランドでは、水道水から軟水が出るため、日本人でも口にして健康に問題がないと言われることが多いです。
また、世界の中でも純粋な水を飲むことができる国の1つと言われており、天然の泉や湖、地下水を水源として利用しています。旅行で訪れた人たちからも「水が美味しい」と評されることが多い国です。
第3位 ノルウェー
ノルウェーは、汚染から守られた良質な水源をもとに水道水が利用されているため、特別な指示などがなければ、全国どこでも安全に水道水が飲めます。
一部の浄水施設では塩素消毒が行われているものの、大半の地域では塩素消毒なしで安全で綺麗な水道水が飲める点も特徴的です。これらの理由から、世界でも最高水準の水道水と評価されています。
第4位 日本
日本は世界の国々の中でも、第4位にランクインしました。
日本では、厳しい水質基準を設けていて、なんと51項目もの水質基準をクリアしている水が水道水として使われています。実は、ミネラルウォーターの水質基準は18項目なので、ミネラルウォーター以上に厳しい基準を日本の水道水はクリアしているのです。
地域によって水のおいしさに差があるという話を耳にすることはありますが、水質基準は全ての地域でクリアされているので、安全に飲むことができます。
第5位 オーストリア
オーストリアでは、アルプス山脈の湧水を水源とした綺麗な水が水道水として使われてるため、ほとんどの地域で安全に水道水を飲むことが可能です。
また、厳しい品質管理を行ってから水道水として供給されているので、ランキングでは第5位となりましたが、世界でもかなり高い水準で綺麗な水を提供しています。
ただし、硬度は軟水と硬水の中間に位置する品質なので、日本人が口にすると体調に違和感を覚える人も出てくるかもしれません。
その他に水道水が飲める国は?
ランクインした国以外にも、以下のような国で水道水をそのまま飲むことが可能です。
- ニュージーランド
- スウェーデン
- デンマーク
- オランダ
- オーストラリア
水質基準としては、そのまま飲むことができますが、中には硬水や中間水質(硬水と軟水の中間)の水道水を提供している国もあります。この硬度では、軟水に慣れている日本人の体質に合わない恐れもあるので、旅行先では軟水のミネラルウォーターを購入するのが無難でしょう。
海外ではミネラルウォーターを購入して飲むのが安全
いかがでしたか。海外では、水道水をそのまま飲める国は、非常に少ないことがお分かりいただけたかと思います。海外旅行する際は、その国の水質を調べた上で、少しでも不安を感じるようならば、軟水のミネラルウォーターを購入して水分補給しましょう。