『電車のつり革を使わない人』の心理4選 主な理由とは?つかまないとどうなる?

近年、電車の吊り革につかまることに抵抗感を示す人が増えています。なぜ吊り革を使いたくないのでしょうか。今回は、その心理やつかまなかった場合のリスクなどを解説します。

電車の吊り革を掴むことに抵抗感を示す人が急増中

近年、電車の吊り革を使うことに抵抗感を示す人が以前よりも増加していると言われています。きっかけの一つには、コロナウイルスが感染拡大した経緯があるのでしょう。

しかし、昔から一定数は電車の吊り革をつかみたくないと思う人はいました。電車は大きく揺れることもあるので、立ちで乗車している場合は、転倒しないよう吊り革をつかむことが推奨されています。

また、満員電車では、よろけた際に隣の人にぶつかったり足を踏んでしまったりするリスクもあるので、「きちんと吊り革につかまってほしい」と迷惑に感じている人もいるので、原則として吊り革にはつかまるのが安心です。

『電車のつり革を使わない人』の心理4選

電車の吊り革を使わない人たちは、どのような理由で吊り革をつかむことに抵抗感を示しているのでしょうか。ここでは電車の吊り革を使わない人たちにの多くみられる心理を紹介します。

1.不特定多数の人が触るため衛生的に不安

電車の吊り革は、毎日、毎時間、不特定多数の人たちが触れています。全く見ず知らずの他人がぎゅっとつかんだ吊り革には、皮脂や汗など他人の成分が付着していると想像し、衛生的に懸念を抱く人は多いです。

中には、「トイレに入っても手洗いせずに出てきている人が触れているのではないか」など、触れた人たちの行動を想像してしまい、より強い抵抗感を覚えてしまう人もいるようです。

2.菌やウイルスによる細菌感染のリスク

これは、コロナウイルスが感染拡大した後から急速に増加した心理です。多くの人が吊り革に触れているので、「他人に付着していた菌やウイルスが吊り革に付着しているのではないか」という不安が拭えないという人が増えています。

ニュースなどで感染症が広まっているという情報を目にすると、特にこの傾向は強まり、「インフルエンザなどに感染したくない」と考えて吊り革をつかむことを控える人が増加しがちです。

3.不潔な他人の行動を目撃したことがある

過去に他人の吊り革に関わる行動で「不潔だな」「嫌だな」と感じた経験を持つ人は、それが小さなトラウマとなり吊り革を使えなくなっていることもあります。

  • くしゃみを抑えた手でそのまま吊り革に触れていた
  • 見た目が不潔な人が吊り革をつかんでいた

このように、他人の不潔な行動を目撃したことで、「こういう人が吊り革に触れる可能性もあるんだ」と考え、触りたくないと拒否感が生まれてしまうのです。

4.触った時に感じる不快な感触に嫌悪感を抱く

吊り革に触った時、他人の汗や皮脂が付着しているために、ヌルッとした嫌な感触やベタつきなどを感じることはありませんか。こうした不快な感触に嫌悪感を抱き、その吊り革を触れないと感じる人は多いでしょう。

しかし、その後もその経験がトラウマとなり、「またあの不快な感触がしたら……」と考え、吊り革に生理的に触れなくなってしまう人もいます。

電車の吊り革をつかまないと起こり得るリスクとは

電車の吊り革をつかみたくないという心理は理解できます。しかし、電車は走行中に揺れたり急停車したりすることもあるので、吊り革をつかんでいないと以下のようなリスクが懸念されます。

  • 電車が急停車・大きく揺れた時に転倒する
  • 電車の揺れで体がよろけてしまい、周囲の人にぶつかってしまう
  • 体がよろけた際に周りの人の足を踏んづけてしまう

このようなリスクが懸念されるので、電車の吊り革をつかんで安全に配慮することが推奨されています。

電車の吊り革を直接つかみたくない時の対策

電車の吊り革をつかまないことでさまざまなリスクが懸念されるとはいえ、どうしても不特定多数の人が触った吊り革を直接触りたくないと考える人も多いでしょう。

その場合は、吊り革専用のハンカチやタオルなどを持ち歩き、吊り革と手の間にワンクッション置くことで解決できます。

また、最近では電車やバスの吊り革につかまりたくない人のために、携帯できる吊り革用のグリップが販売されているので、そちらを使用するのもお勧めです。

安全のためにも電車の吊り革をつかんで転倒防止して

電車の吊り革は、転倒などを防止するために取り付けられています。電車は大きな揺れや急停車する可能性があるので、安全のためにも吊り革を利用しましょう。

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