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世界で語り継がれる『迷信』7選
皆さんは『迷信』と聞いてどのような言い伝えを思い浮かべますか。世界中には、地域や国ごとにさまざまな迷信が存在します。今回は、そんな世界中に語り継がれている迷信とその由来、さらには真相について見ていきましょう!
1.100回しゃっくりをすると死ぬ
子どもの頃、誰からか「100回しゃっくりが止まらないと死んじゃうんだって!」と聞いたことはありませんか。「まさか」と思いつつも気にしていたという方もいるかもしれません。
100回しゃっくりをすると死ぬという迷信は、全く根拠のないデタラメです。
しかし、医学が発達していなかった大昔の人々は、「100回も続くほどしゃっくりが止まらないなんて、何か体に不調が起きているに違いない」と考え、『100回しゃっくりをすると死ぬ』という迷信が出来上がったと言われています。
2.3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする
小さい頃、「3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする」という迷信を聞いたことはありませんか。一種の都市伝説のように語り継がれているこの迷信も、もちろん根拠のないデタラメです。
しかし、これは世界中で語り継がれています。実は、昔は世界中で「写真を撮られると魂が抜ける」というこれまた迷信のような考えが広まっており、これが「3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする」という迷信の由来だと考えられます。
また、なぜ真ん中なのかという理由については、写真の正面、真ん中に写る人が最もカメラのピントに合っているからではないかという説が濃厚です。
3.夜に爪を切ると親の死に目に会えない
日本では、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という迷信が語り継がれてきました。小さい頃、親や祖父母から聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
もちろん、これも根拠のないデタラメですが、大昔は電気がなかったため、夜の暗い中で爪を切ると怪我をしてしまうという理由から、「夜に爪を切ると危ないよ」という教訓も込めて作られた言い伝えだと考えられます。
また、夜に明かりを灯す際、ロウソクを使っていた時代なので、足で蹴ってしまうとロウソクが倒れて火事になってしまうリスクも懸念されていたのかもしれません。
4.13日の金曜日には不吉なことが起こる
「13日の金曜日には不吉なことが起こる」という迷信は、欧米で言い伝えられています。日本でも「13日の金曜日」という言葉は有名ですよね。
これはキリスト教が大きく関係しています。キリストの最後の晩餐には13人が出席していたこと、さらにキリストが磔刑にされたのが金曜日だったことから、「13」と「金曜日」が合わさる日は不吉だと考えられるようになったのです。
また、映画が制作されたことでも世界中に広まり、実際には根拠のない話ではありますが、欧米圏では気にして行動する人が多くいます。
5.鏡を割ると不吉なことが起こる
ヨーロッパを中心に語り継がれている迷信に「鏡を割ると不吉なことが起こる」という言い伝えがあります。中には「7年不吉なことが起こり続ける」と具体的な内容で語り継がれている地域もあるようです。
古くから鏡は神秘的な力が宿っていると考えられており、割ってしまうと持ち主の運気を映せず、不運を呼び込んだり不幸の身代わりになってくれなくなるという考えが由来だとされています。
根拠のない話ですが、日本でも鏡が割れると不幸が起こると迷信があるように、世界中で鏡は神聖視されている傾向にあります。
6.(動物)が目の前を横切ると不幸が訪れる
特定の動物が目の前を横切ると、不幸が訪れるという迷信は世界各国に存在します。
- 黒猫
- 野うさぎ
日本では黒猫が横切ると不幸が訪れるという話が有名ですが、イギリスを中心としたヨーロッパでは、野うさぎが横切ると不幸が訪れると言われているそうです。
黒猫も野うさぎも魔女の使いだとされていたことから、「目の前に現れたらから不幸になるかも」と警告の凶兆だとされてきました。
7.梯子の下をくぐると不吉なことが起こる
ヨーロッパを中心に「梯子の下をくぐると不吉なことが起こる」という迷信が語り継がれてきました。
これは、キリスト教における「三位一体」の考えに基づいた迷信であり、梯子と壁の間にできる三角形の空間を通ることは、神への冒涜だとみなされたからという説があります。
不吉なことが起こるという迷信は不明瞭ですが、実際は「梯子の下をくぐっていたら、梯子が倒れてきて危ないよ」という教訓めいた理由が隠れているのではないかとも考えられています。
迷信には世界中の文化や歴史が反映されている
いかがでしたか。世界中に語り継がれている迷信を紐解いていくと、その土地ならではの文化や思想、歴史が関係していることがわかり、非常に興味深いです。他にも数多くの迷信が語り継がれているので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね!