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風水で避けるべきインテリアの基本とは
風水は、家の中の「気」の流れを整え、運気を高めるための方法です。しかし、気をつけているつもりでも、知らず知らずのうちに運気を下げるインテリアを取り入れている場合があります。
風水の観点で基本的に避けるべき状態は次のようなものです。
- 部屋が散らかっている
- 壊れた物を放置している
- 部屋が薄暗く、光が不足している
- 家具や小物に尖ったものが多い
- 黒色など暗い色を使いすぎている
これらの状態は、気の流れを乱し、家全体の運気を低下させてしまいます。各部屋ごとに避けるべき具体的なNGインテリアを見ていきましょう。
運気を下げる『玄関』のインテリア
玄関は、家の中に良い運気を取り入れる入り口となる重要な場所です。そのため、玄関のインテリアが乱れていると、運気の入り口を閉ざしてしまいます。
風水的に玄関で避けるべき具体的なポイントを解説します。
壊れた傘を置いておく
玄関に壊れた傘を置いていると、壊れた運気や陰の気が溜まります。特に湿ったままの傘は悪い気を引き寄せるので、玄関の運気を大きく下げてしまいます。壊れた傘は早めに処分する習慣をつけることが大切です。
玄関の正面に鏡を置く
玄関正面に鏡を置くのは風水的には絶対に避けるべき配置です。良い運気が入ってきても、そのまま鏡で跳ね返されてしまうため、運気が家の中に留まりません。鏡を置くなら、玄関の左右どちらかの壁に設置しましょう。
靴をたくさん出しっぱなしにする
玄関に多くの靴を放置すると、乱雑な印象を与えるだけでなく、運気も乱れます。玄関には必要最低限の靴だけを出し、それ以外はきちんと靴箱に収納することで、気の流れが安定します。
郵便物やチラシを溜め込む
郵便物やチラシを玄関に溜め込むと、良い運気が入りにくくなります。特に紙類は陰の気を吸収しやすく、家の気の流れを停滞させる原因になります。郵便物やチラシは受け取ったらすぐに片付けましょう。
ドライフラワーを玄関に飾る
ドライフラワーは「枯れた花」として風水では死のエネルギーを象徴すると言われています。玄関に飾ることで、せっかく入ってきた良い運気を枯らしてしまう可能性があります。
玄関には生花や観葉植物など、生き生きとしたものを飾ることをおすすめします。
運気を下げる『寝室』のインテリア
寝室は1日の疲れを癒し、心身を回復させる大切な場所です。風水的に問題があるインテリアを配置すると、睡眠の質が低下したり、健康や人間関係の運気が下がったりすることがあります。
ここでは寝室の運気を下げる具体的なNGインテリアを見ていきましょう。
①ベッドが鏡に映っている
寝室に置いた鏡に寝姿が映る配置は、運気を下げる原因となります。睡眠中の自分のエネルギーが鏡によって反射され、十分な休息がとれなくなるためです。
また、鏡が無意識に気持ちを落ち着かなくさせ、睡眠の質を妨げます。鏡はベッドから見えない位置に配置するか、夜間は布などで覆っておきましょう。
ドアの正面にベッドを置く
ドアの正面にベッドを置く配置は、「棺桶の位置」と呼ばれ、風水的に縁起が悪いとされています。これはドアからの気の流れが強すぎて、体が休まらないと考えられているためです。ベッドはドアからずらした位置に置き、落ち着いた気の流れを作りましょう。
寝室に黒い家具を多用する
黒は陰の気を持つ色であり、寝室のインテリアとして使いすぎると精神的な負担が増え、気持ちが沈みやすくなります。
また、黒色はエネルギーを停滞させ、運気を下げる可能性があります。寝室には淡い色合いの家具を中心に置き、黒はアクセント程度に抑えることが望ましいです。
ベッドの下に物を詰め込む
ベッドの下に物を収納すると、気の流れが悪くなり、運気が停滞します。また、ホコリや湿気が溜まりやすくなり、健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
寝室の運気を上げるには、ベッドの下はできる限り空けておき、気の流れをスムーズに保つようにしましょう。
ぬいぐるみや人形を大量に置く
寝室にぬいぐるみや人形を大量に置くと、自分自身の良い気を吸い取られ、運気が下がると言われています。また、ホコリが溜まりやすくなり、衛生面でも良くありません。置く場合は最小限にとどめ、こまめに掃除して清潔な状態を維持しましょう。
運気を下げる『リビング』のインテリア
リビングは家族が集い、人間関係や家庭運を左右する重要な空間です。リビングに運気を下げるインテリアを配置すると、家庭内のコミュニケーションや雰囲気に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここではリビングの運気を下げる具体的なNGインテリアを見ていきましょう。
黒一色で家具を統一する
リビングを黒一色で統一すると、空間全体に陰の気が充満し、家庭の気の流れが停滞します。精神的にも落ち込みやすく、家庭内の雰囲気が暗くなる原因になります。リビングには明るい色を取り入れて、黒はポイントとして部分的に使う程度にしましょう。
大きすぎる家具を置く
部屋の広さに対して大きすぎる家具は、リビングの気の流れを妨げます。大きな家具で窓や通路を塞いでしまうと、家庭内に陰の気が溜まりやすくなります。家具は部屋のサイズに合ったものを選び、空間に余裕を持たせることが重要です。
尖ったデザインの家具を置く
リビングに鋭く尖ったデザインの家具や小物を置くと、家庭内の人間関係がギクシャクする原因になります。尖った形状は無意識のうちにストレスを与え、争いやイライラの原因になりやすいです。丸みのある家具を選び、鋭角なものは避けましょう。
時計が鏡に映るように配置する
リビングの時計が鏡に映る配置は、家庭内の運気や生活のリズムを乱すと言われています。鏡が時計を映し出すことで「時の気」が乱れ、家族の生活や精神状態にも影響します。鏡と時計は互いに映らないように調整して配置しましょう。
運気を下げる『トイレ』のインテリア
トイレは家の中でもっとも陰の気が集まりやすい場所です。そのため、トイレに運気を下げるインテリアを配置すると、家庭の金運や健康運に悪影響を与える可能性があります。
トイレの運気を下げてしまう具体的なNGインテリアを詳しく解説します。
トイレにカレンダーを置く
トイレにカレンダーを置くのは風水では避けるべきとされています。カレンダーは未来を示すアイテムであり、陰の気が強いトイレに置くと、家族の将来に悪影響が出る可能性があります。家族の計画や未来を守るためにも、カレンダーはトイレ以外の場所で管理しましょう。
トイレに家族写真を飾る
トイレに家族の写真を飾るのは風水的にNGです。トイレの陰の気が写真を通じて家族に影響し、運気や健康状態を下げる恐れがあります。トイレには観葉植物など浄化効果があるアイテムを置き、写真は明るい雰囲気の部屋に飾るのが適切です。
トイレの蓋を開けたままにする
便器の蓋を開けたままにしていると、トイレに溜まった陰の気が家の中に広がりやすくなります。風水では蓋を閉めることで陰の気が外に漏れ出すのを防ぎ、家庭内の運気を安定させるとされています。トイレを使用したら必ず蓋を閉める習慣をつけましょう。
トイレ内に時計を設置する
トイレに時計を設置すると家庭内の運気や時間の流れが乱れ、精神的に時間に追われる気持ちが強くなるとされています。陰の気が集まりやすいトイレでは、できるだけシンプルで清潔な環境を保つことが重要です。トイレに時計を置くことは避けましょう。
運気を上げるインテリアの工夫
風水では、運気を下げるインテリアを避けるだけでなく、積極的に運気を上げる工夫も大切です。家の中で特に影響力が強い場所をピックアップして、運気を引き寄せるためのポイントを紹介します。
玄関に生花や観葉植物を置く
玄関は運気が入る重要な場所であるため、生花や観葉植物を置くことで良い運気を引き寄せることができます。
植物は外から入る悪い気を浄化し、新鮮で明るい気を家の中に呼び込みます。枯れたり傷んだりした植物は早めに交換しましょう。
リビングには丸みのある家具を置く
リビングに丸みのある家具を取り入れると、家庭内の人間関係が穏やかになり、コミュニケーションが円滑になります。円形のテーブルやソファなど角のない家具は、気の流れを柔らかくし、家族間の調和を促します。
寝室は明るい色調で統一する
寝室を明るく穏やかな色調でまとめると、心身がリラックスし、睡眠の質が向上します。淡いピンクやベージュなどの柔らかい色合いは、風水的に「陽の気」を高める効果があります。寝具やカーテンなども同じように明るい色を選びましょう。
トイレに浄化効果のあるアイテムを置く
トイレには陰の気が溜まりやすいため、浄化効果のあるアイテムを置くことが重要です。竹炭や水晶、観葉植物などを置くことで陰の気を抑え、トイレの空間を清潔に保つことができます。さらに、定期的な掃除と換気も忘れず行いましょう。
まとめ
風水とは、住環境の「気」を整えることで運気を高め、そこで暮らす人々が快適に生活できるようにサポートする考え方です。運気を下げるNGインテリアを避けるのはもちろんですが、日常的に整理整頓や掃除を行い、空気の流れを良くすることが何よりも重要です。
また、風水をあまり神経質に考えすぎず、自分自身が心地よいと感じるインテリアを取り入れることが、真の運気向上に繋がります。風水の知識を上手に活用して、自分らしく幸せな暮らしを手に入れましょう。