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一般家庭の月額ガス代は年間平均が約5,000円前後
最新のデータによると、一般家庭の月額ガス代は、年間平均で約5,000円前後という結果が公表されました。しかし、あくまで全国の年間平均額なので、冬になればガス代が上がるご家庭が多かったり、地域によっては他の地域よりもガス代が高くなりやすいところもあります。
しかし、この平均的な月額のガス代を大幅に超えている場合は、もしかするとガスを使いすぎている可能性が考えられます。
何気ない日常の行動がガスの使用量を増やしている恐れがあるので、どのような行動がガス料金を増やしているのかチェックしてみましょう。
ガス料金が増える『5つの行動』
具体的にどのような行動でガス料金が増えてしまうのでしょうか。ここでは、多くの人がやりがちなガス代を上げてしまう日常の行動を紹介します。当てはまる行動がある人は、今日から意識して改善しましょう。
1.1日に何度もお風呂の追い焚きをしている
家族の人数が多ければ多いほど、それぞれの生活リズムがあります。そのため、入浴時間がバラバラで1日に何度もお風呂の追い焚きをしているご家庭も多いでしょう。
しかし、追い焚き機能は使うたびにガスを使用しています。1日に何度もお風呂を追い焚きしていると、その分だけガスを余計に使用していることになり、ガス代高額化の原因になっているかもしれません。
2.シャワーを出しっぱなしにする
お風呂でシャワーを使う際、大半の人がお湯を使用しているでしょう。水を沸かしてお湯を出しているので、これにもガスが使われています。
したがって、シャワーを出しっぱなしにして長時間使い続けていると、その時間分だけガスの使用料金が発生していることに!シャワーの出しっぱなしは、ガス料金だけでなく水道料金も高額になりやすい行動なので、今日から改善しましょう。
3.給湯器の温度設定が高すぎる
給湯器の温度設定が高すぎると、ガスを多く使用してお湯を高温に沸かす必要があります。また、給湯器はお風呂だけでなく、シンクや洗面台のお湯使用にも影響を及ぼすため、あらゆる場所でガスが発生することになるのです。
夏場ならお湯の設定温度は38〜39℃、冬場は40℃と適温に設定して使うことを意識しましょう。
4.手洗いや皿洗いにお湯を使う
手洗いや皿洗いをするとき、水ではなくお湯を使っていませんか。冬場は冷たい水で手を痛めてしまうこともあるので、お湯を使うことも致し方ないですが、その他のシーズンでは水を使うことをお勧めします。
理由は、やはりここでもお湯を使うたびにガス料金が発生するからです。何気ないガス使用ですが、毎日、複数回行う動作だと考えると、「塵も積もれば山となる」でしょう。
また、美容面においてもお湯を使うと肌が乾燥しやすくなると言われているので、水を使うことをお勧めします。
5.不必要に強火で調理する
ガスコンロで調理する際、不必要にとりあえず強火で調理していることはありませんか。火力を強くすればするほど、ガスの使用量が増してしまい、ガス料金が高くなります。
また、火力を強くすると鍋底よりも火の勢いが広がってしまうことがありますが、これは熱効率が悪く、調理に時間がかかりがちです。ガスを無駄に消費することにもつながるので、強火で調理する際は、効率よくガスを使うためにも底の広い鍋やフライパンを使いましょう。
ガス料金を無理なく節約する方法は?
ガス料金を節約したくとも、日々無理に意識していると疲れてしまいますよね。
そこで、無理なくガス料金を節約する方法を以下にご紹介します。まずは自分が無理せずできるところから始めてみましょう。
- ガスの契約プランを変更する
- シャワーヘッドを節水タイプのものに切り替える
- 給湯器の設定温度を1〜2度下げてお湯を使う
- 浴槽にお湯を溜めたら蓋をして熱を逃さないようにする
- 家族がなるべく時間を空けずに入浴する
- 手洗いや皿洗いにはお湯ではなく水を使用する
- ガスコンロは鍋や調理の仕方にあった火力を出す
- 可能であればガスコンロにかける前に食材を電子レンジ調理する
日常的に意識することなく節約したい場合は、ガスの契約プランの変更やシャワーヘッドの交換、給湯器の設定温度変更がお勧めです。これらは毎回意識しなくとも自動的にガス代を節制してくれるので、ぜひ検討してみてください。
余力があれば、ぜひその他のガス節約習慣を取り入れて、家族全員で自然な習慣として身につけていきましょう。
何気ない日常の意識変化でガス代を無理なく節約しよう
いかがでしたか。何気ない日常の意識を変化することで、ガス代は無理なく節約することが可能です。「最近、ガス代が高くなりがち」と悩んでいる方は、ぜひ今回紹介した節約方法を実践してみましょう。