目次
生理の血が布団についた時の落とし方
生理の血液を落とすために必要なアイテム
- 手袋
- 容器
- アルカリ性の洗剤(今回はオキシクリーン)
- 捨ててもいいタオル
- 綿棒
「あれ、お湯がない」血液は熱を与えることによって体を巡ります。なら布団に付いた血液もお湯をつければスルッと落ちるんじゃないかと思いますよね。ですがそれは全くの誤解、むしろ間違いです。血液はお湯を付けることによって固まります。
血液のしみ抜きは基本「冷水」ないし「真水」。これを守りましょう。
そして、使う洗剤はアルカリ性です。血液のしみ抜きは食器洗い用の中性洗剤でもかまいませんが、刺激が強すぎて成分が残るとお肌に悪影響。まずはお肌に優しいアルカリ性の洗剤でしみ抜きを行いましょう。
次に、上のアイテムを使用して血液を落とす手順を説明します。
生理の血を落とす手順
- 布団のシーツを剥がす
マットレスまで濡れてしまわないように、シーツを剥がしてお風呂場や布巾の上に移して作業しましょう。 - 容器に洗浄液を作る
容器にオキシクリーンと水を加えて洗浄液を作ります。洗浄液の作り方は、水1リットルに対してオキシクリーンを付属のサジ1杯入れてください。オキシクリーンは弱アルカリ性の漂白剤です。濃度が高い状態でお肌に触れるのは危険なので必ず手袋をはめましょう。 - 洗浄液を綿棒につける
容器に洗浄液を作ったら、綿棒にしみ込ませてください。この綿棒を使って、布団についた血液を落とします。 - 布団に洗浄液をしみ込ませる
洗浄液のしみ込んだ綿棒を、布団についた血液の周りに当ててください。すると、みるみるうちに血液が浮き始めます。綿棒が乾いて来たら洗浄液を付け足してまた血液につけてください。洗浄液を付けるときのポイントですが、血液に直接当てるのではなく、血液の周囲から徐々に血液に向かって付けてください。血液がまるで逃げるように動きます。血液の中心から外側に向かって付けると血液が布団中に広がってしまうので注意しましょう。 - 血を拭き取る
見事血液が浮いてきたら、タオルでふき取りましょう。タオルに血液が付着すると、次回使う時にちょっと抵抗があるので(もしくはそのタオルについた血液を落とさなきゃいけない)、捨ててもいいタオルで拭いてください。タオルじゃなくても、ティッシュやペーパーでもOKです。 - 4回以上繰り返す
あとは3~4の工程を4回くらい繰り返せば、布団に付いた血液を落とせるでしょう。どうしても落ちない場合は、布団に直接洗浄液を漬けこむかオキシクリーンの濃度を上げて試してみましょう。
布団について長時間経過した血の落とし方
長い間、布団についた血液を放置していると黒ずみになったり、しみ込んで先に紹介した方法ではしみ抜きできなくなってしまいます。長時間と書きましたが数日とかのレベルではありません。たった1日放置しただけで黒ずみの完成です。
そこで、放置してガンコな汚れになってしまった血液を落とす方法を紹介します。
準備するアイテム
- 手袋
- 容器
- アルカリ性の洗剤or中性洗剤
- 捨ててもいいタオル
- 歯ブラシ
必要なアイテムは前項で紹介した物とほとんど同じですが、中性洗剤と綿棒の代わりに歯ブラシを加えました。長時間しみ込んだ血液はアルカリ性の洗剤だけでは落ちないことがあるので、より強力な中性洗剤を使います。
そして、洗浄液を布団にしみ込ませる時は綿棒くらいでは血液が浮きません。綿棒よりも繊維が硬い歯ブラシを利用します。
長時間放置した生理の血を落とす手順
- 布団のシーツを剥がす
長時間放置した血液を落とすには、たっぷりの洗浄液と容器でもみ洗いする必要があるので必ずマットレスから剥がして作業します。 - 洗浄液を強めに作る
前項で説明したオキシクリーンの作り方は水1リットルに対してサジ1杯のオキシクリーンでしたね。今回は強い洗浄液ともみ洗いに必要な水が必要なので、容器に2リットルの水とサジ3杯のオキシクリーンを入れましょう。 - 布団に洗浄液を浸ける
洗浄液を直接シーツに浸けます。床が汚れないように気を付けてくださいね。 - 歯ブラシで汚れを浮かす
しみ込んだ血液に洗浄液をかけたら、歯ブラシで優しくポンポンとたたいでください。そうするとしみ込んだ血液が段々浮いてくるはずです。もしも、オキシクリーンで作った洗浄液で汚れが浮かない場合は、中性洗剤の洗浄液を使いましょう。作り方は、300mlの水に対して食器洗い用中性洗剤を30ccで割ってください。 - 容器でもみ洗いする
オキシクリーンを希釈した水の入った容器に、血液のしみ込んだ部分を付けてもみ洗いしてください。この工程で、ある程度血液は落ちるはずです。 - 洗濯機で洗う
最後に洗濯機で洗います。他の洗濯物と一緒になるのが気になるなら、布団単体で洗いましょう。特に彼氏さんや旦那さんに見られたくないと思う人は分けて洗う事をおすすめします。
以上が、長時間放置した血液の汚れの落とし方です。最初の工程より、ちょっと手間が増えてしまいますね。血液は付着した直後は水洗いするだけで簡単に落ちます。ですが、放置すればするほど、どんどん落としにくい汚れになっていくので、なるべくは早めに洗うようにしましょう。
それでも布団の血が落ちない場合
それでも、どうしても落ちない!という時はクリーニングに出しましょう。プロに任せるのが一番安全策です。
なぜなら、洗剤は使えば使うほど繊維にダメージを与えてしまいます。それに手洗いがダメな繊維もありますよね。時間も労力もかかるし、手洗いなんて忙しくてやってられないと思う人も多いでしょう。
それがもしお気に入りのシーツや、もしくはシャツやズボンだったら失敗はできません、無理に自分の力だけで洗おうとせず、専門家の力を借りるのが確実と言えます。
生理で布団を汚さない方法
そもそも、布団を生理中の血液で汚さないようにするにはどうすればよいのでしょうか?上手く洗浄できても結局は手間がかかるし後片付けも難儀です。それなら始めから、汚れないように対処するのが良いと思います。
あらかじめ除湿シートを引いておく
「そろそろ生理が来そう…」そう感じたらいつ血液が布団についても良いように除湿シートを布団の上に引いて寝ましょう。
除湿シートはその名の通り汗や湿気を吸い取るシートです。蒸し暑い夏場や梅雨の湿った空気をまるごと解決して快眠させてくれる万能アイテム!除湿力や防臭効果に優れているので子ども用のおねしょ用マットとしても使用されます。これを使わない手はありませんね。
除湿マットは洗えば何度も再利用できますし、すぐに乾燥します。あまりにもひどい汚れが付いたときは買い替えればいいだけです。1つか2つ、いざという時のためにストックしておくといいでしょう。
夜用ナプキンを付けて眠る
始めからナプキンを付けて置けば、布団も除湿シートも汚す必要がありません。血液で汚れた布団を洗うのも面倒だし、恋人や旦那にさえ見られたくないものですよね?それなら尚更、布団に経血もれをするのを防ぎましょう「汚してしまっては遅い」という意識をもつことが大事です。
近頃は、周期を計算するアプリなどもあります。アプリなどを活用して少しでも経血もれが無いようにしましょう。
さいごに
以上が、布団について間もない血液の落とし方と長時間放置してシミになった血液を落とす方法、あらかじめ布団を汚さない対応策でした。
生理は周期こそわかれどいつやってくるかわかりません。女性にとっては、これほど厄介な付き合いはありません。布団に付着したら洗うのは手間がかかるし、パートナーに見られて気持ちのいいものではありません。
なので、いつまでも面倒なしみ抜き作業はせずあらかじめ経血もれをしない対策を練ったほうがいいのかなと思います。