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お金が貯まる!銀行口座を管理するコツ
ただやみくもに銀行口座を作ったり、適当に入出金を繰り返してはいつまでたっても貯金はできません。お金を効率的に貯めるには、銀行口座の管理の仕方にポイントがあります。
お金を使う口座と貯める口座を使い分ける
銀行口座を管理するコツの1つは、「出ていくお金をさばく口座」と「貯金していく口座」を分けることです。出費と貯金を一緒くたにしてしまうと、今月はどれぐらいの出費があったのか?どれぐらい貯まっているのか?わからなくなってしまいます。
人はお金があると無意識に使ってしまうものです。出費を割り当てた後、貯金分のお金の入っている口座をみてしまうと「まだまだ余裕がある!」と思わず贅沢したくなります。
それを繰り返しているとお金はあっという間に無くなりいつまでたっても貯まらないループにはまるでしょう。完全に分けることで、出費用のお金だけで上手くやりくりしようと工夫するはずです。
共働きの夫婦の口座管理方法
独身の人なら口座の管理は割と簡単ですが、結婚しているとそうもいきません。しかも夫婦で共働きの場合、お金は夫婦共同の物。口座にどう振り分けるかがカギになります。夫婦での口座管理方法を3パターン紹介するので参考にしてください。
- 収支兼引き落としと夫婦それぞれのお小遣いの口座を分ける
- 出費分担をあらかじめ決めて、夫婦それぞれの口座に振り分ける
- 出費用と貯金用を夫婦の口座で分ける
1つ目ですが、まず「収入を入れる兼引き落とし用」の口座に夫婦のお給料を入れます。そこから全ての引き落としを済まし、余ったお金をお小遣いとしてそれぞれの口座に分ける方法です。
2つ目は、収入を入れる口座は別にします。そしてお互いで引き落とす物をあらかじめ分担して自分のお給料からまかないます。残ったお金はそれぞれ自分のお小遣いにするという方法です。
最後に3つ目、夫の口座で全て引き落としと生活費を確保し、妻の口座に入る収入は全て貯金に回すという実にシンプルな管理法。「どこの口座から何が引き落とされるか」細かい計算をしなくて済みます。
「増やす口座」を作ってみる
投資を行っている人は、投資専用の口座を作ることをおすすめします。sbi証券や楽天証券など、証券会社が手掛ける銀行口座があるのはご存知ですか?
これらに登録すれば普通の銀行口座として貯金できます。株やFXで得た利益を貯金する「財産を増やす口座」として活用しましょう。また、口座を作ることでポイントがもらえたり金利アップのチャンスもありますよ!
銀行口座はいくつ管理するのが効果的?
銀行口座を管理する方法は「貯めるお金」と「使うお金」で振り分る事でしたね。では、口座をいくつに分けたらより効果的なのでしょうか?その答えは「3つ」がベストです。以下の3つの出費ごとに口座を振り分けてください。
- 生活費
- 特別な出費
- 貯金
生活費は、家賃・光熱費・水道代・食費など生活する上で基本的に必要なお金の事です。収入の大半を生活費用の口座にしまい、あらゆる出費をこの口座から使ってください。生活費は早急に必要になる場合が多いので、いつでも取り出せる銀行をチョイスしましょう。
そして特別な出費とは、怪我や病気・お祝い事・家具や車の故障などの事です。予期せぬ事態に対応するために生活に支障が無い程度でお金を入れておきましょう。
滅多に使わないお金ですが、必要な時はすぐに取り出す必要があります。なので、夜中でも取引ができるネットバンクなどがおすすめ。そして貯金用の口座です。
貯金は継続が大切!ついつい「貯金があるから大丈夫」と無駄な買い物をしがちですよね?そこで、簡単に引き落とせない様に窓口のみで対応できる積立てや定期預金を利用してください。近くに支店がなければ更に良いです。不便であればあるほど、欲を我慢することができます。
貯金できる人の口座管理方法
では実際に、口座を上手く管理してコツコツ貯金できる人はどうやって成果を上げているのでしょうか?具体的な方法をご紹介します。
エクセルで入出金の管理表をつける
「出費ってこのぐらいだろ~」と頭の中で計算したものと、実際の収支は驚くほど差が出るものです。的外れな計算で貯金額を設定しても、いずれ家計が追い込まれて結局は貯金を崩すのが目に見えています。
そこでエクセルの家計簿管理表を活用します。出費や収入などを細かく計算すれば家庭の経済状態が浮き彫りになります。管理表は、ネットで無料のテンプレートがいくつもあるので、自分に合うものを探してみてください。
管理表を打ち込むときは全ての通帳を用意しましょう。そして、差し引かれる保険代(または払い戻し)や車検ににかかる費用もあらかじめ調べて管理表に入力して明確に収支を出してください。そうすれば、必要な出費に対して、毎月自分がいくら貯金できるのかを確認できます。
貯金額を必ず守る
家計簿管理表を使って「いくらまでなら貯金できるのか」がわかったら、次は貯金額の設定です。この時、貯金を成功できる人は「何があっても毎月の貯金額は厳守する」ことができます。
毎月毎月、貯金する金額を上下させてしまったら、貯金することよりも自分の都合を優先してお金を使ってしまうかもしれません。
なので、貯金額は絶対に厳守することがルールです。そして、逆に出費用のお金に余裕ができても「貯金に回さない」ことを徹底してください。
計算がずれてくるし、貯金のルールがブレてしまいます。お金が余ったのはやりくりが上手くなった証拠かもしれません。余分なお金は、頑張った自分へのご褒美として使えば、来月のモチベーションにもつながります。
銀行口座を管理するアプリおすすめ4選
エクセルで家計の管理をしたくても、「忙しくてパソコンをやるヒマがない」「そもそもパソコンは苦手」という人には向きませんよね?そこで、スマホだけでも家計の管理が簡単にできるおすすめアプリをご紹介します!
Moneytree
現在の総資産や、月ごと週ごとの収支が一目で確認できる管理アプリです。出費の内訳も交通費・交際費・買い物・保険の支払いなど細かく明細を出してくれます。
しかも、リンクさせた口座からお金を動かした時は5分以内に反映させてくれる優れものです。セキュリティも非常に強く、一度スマホの画面をスリープさせると再開時にパスワード入力が求められます。誰かに見られる心配も減りますね。
https://apps.apple.com/jp/app/id586847189
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.moneytree.moneytree
家計簿Zaim
買い物や交際費など、細かい収支をつける時に必要なのがレシートですよね?しかし忙しくて計算できず、気が付けばレシートの山…全部チェックする暇がない!そんな人にぴったりのアプリがこの「Zaim」です。
レシートをスマホのカメラで撮影するだけで「何にいくら使ったのか」をアプリ内に反映してくれます。しかも、その精密さは他の管理アプリよりもずば抜けています。レシートで出費を計算したい人におすすめしたいアプリです。
https://apps.apple.com/jp/app/id445850671
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.zaim.android
マネーフォワード ME
収支の自動入力・残高の確認・レシートの読み込みなど、管理アプリにある基本的な性能はほとんど揃えています。特筆すべき点は、「通知」です。
ユーザーが設定した毎月使っていい出金額よりも多い金額を使用した場合、アプリが自動でお知らせしてくれます。これによって出費を抑える意識がつくでしょう。ついつい贅沢しがちな人にはいいかもしれません。
https://apps.apple.com/jp/app/id594145971
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.moneyforward.android.app
貯まる家計簿 トライアル
口座の管理アプリって、見た目が複雑で使いづらい印象ですよね。機能も難しいので長続きしにくいのが玉にきず。しかし、この「貯まる家計簿 トライアル」はアプリ内のデザインが非常にシンプルで可愛らしい!
内容も初心者でも見えやすいので口座管理に挫折した人でも扱いやすいでしょう。更に、これまでエクセルで家計簿管理していた人に朗報です。このアプリはエクセルの家計簿内容とリンクさせることがでできるので、容易にお引越しができますよ。
https://apps.apple.com/us/app/id841892756
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.amd.acbook.trial
逆に、効率の悪い銀行口座の管理方法とは?
これまでは、効率よくお金を貯める方法を紹介してきました。では逆に「お金がたまらない管理の仕方」を見ていきましょう。当てはまったら要注意ですよ?
必要以上に口座を作りすぎる
口座を複数作り、細かすぎる振り分けを行うと逆に非効率です。管理が難しくなるし、そのうち使わなくなって存在自体忘れてしまうかもしれません。
ちなみに10年以上口座を使用しなければお金は国が引き取ることになっていますので、くれぐれも注意してください。1人で管理できる限界は、せいぜい5つ程度です。
生活費と貯金を一緒の口座に入れる
貯金するためには口座を分ける事が基本ですが、逆に口座を1つにするとどうなるでしょう?答えは全く貯金ができません。生活費と貯金用のお金を同じ口座に入れておくと、どこからどこまでが貯金でいくらが出費になるのか判断できなくなるでしょう。
しかも財産がたくさんあるように錯覚してしまうので、無駄に使いすぎて生活費に影響がでる危険があります。特にクレジットの引き落としを一緒にするのは危険です。
銀行口座を正しく管理するだけでお金が貯まるかも?
以上が、銀行口座を管理するポイントや3つの使い分け、貯金の方法とおすすめアプリ4選でした!
貯金をするためには、いかに上手くお金を回すかです。貯金と生活費を差し引いて、最低いくらあれば生活ができるのかを把握しましょう。
より多くの貯金額を確保するために、口座の使い分けで無駄な出費を抑えてください。人はお金があるとある分だけ使ってしまいますから、収入を得たらなるべく早く口座に振り分けるといいかもしれません。「自分を信用しない」というのがミソだと思います。
今まで間違った口座の使い方をしていた人は、今回の記事を参考に正しく口座を操作すれば、これまでより豊かな貯金ライフが送れるでしょう。