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車の買い替えタイミングは走行距離も目安にして
車の所持している人の中には、次の車の買い替えタイミングに悩んでいる方も少なくないでしょう。日本自動車工業会の調査によると一般的に7〜8年で買い替えを検討する人が多いそうです。
車の買い替えタイミングを図るときは、年数や状態だけでなく、その車の走行距離も基準にしましょう。走行距離は車の見えない劣化状態の目安にもなりますし、下取り価格や売却価格にも大きく影響します。
では、具体的に走行距離がどのくらいに到達したら買い替えを検討すべきでしょうか。
車は合計何キロ走ったら買い替えるべき?
車の走行距離が何キロになったら買い替えを検討すべきなのでしょうか。ここでは買い替え目安にすべき走行距離やその平均的な年数、さらにその理由を解説します。
車の買い替え目安は平均走行距離10万キロ
車の買い替え目安となる走行距離は、平均して約10万キロと言われています。
近年の高性能な車モデルの中には、メンテナンスによって走行距離10万キロを超えていても問題なく走行できる車も増えていますが、一般的な目安としては、10万キロに到達する前に点検などを行い、買い替えを検討することが推奨されています。
新車の場合は走行距離10万キロ=約10年〜12年
車の買い替え目安となる走行距離は、約10万キロです。では、この10万キロという走行距離は、一般的に何年で到達すひとの人が多いのでしょうか。
毎日のように車を使っている人であれば、約1年前後で走行距離1万キロに到達することが多いです。したがって、単純計算で約10年前後で走行距離10万キロに到達することになります。
ただし、あくまで毎日のように頻繁に走行させている場合です。ご家庭によっては、休日だけ車を使っているという人もいるでしょう、その場合は、10年経過しても走行距離が8万キロ以内に収まっているケースもあります。
中古車の場合は車の今までの走行距離を確認して
中古車の場合は、購入する際に対象となる車の総走行距離を確認しておきましょう。車本体の価格が非常に安く設定されている場合、すでに走行距離が10万キロに近づいていたり、10万キロを超えている車もあるからです。
中古車を所持している場合は、今までの走行距離も考慮して買い替え目安を考慮する必要があります。購入時点で走行距離が5万キロだった場合は、約4〜5年で買い替えを検討すると、故障する前に買い替えることができたり、価格を著しく下げることなく売却できる可能性が高まるでしょう。
なぜ走行距離10万キロが買い替え目安になるの?
では、なぜ走行距離10万キロが買い替えの目安になるのでしょうか。
それは、一般的に走行距離を10万キロを超えるほど乗り込んでいる車は、内部の部品などが劣化していることが多いからです。部品が劣化している場合、修理・交換費用も高額になりやすく、買い替えるよりも費用がかかるパターンもあります。
さらに、10万キロを超えた車は、修理をしてもその後に故障するリスクが高く、手放すまでに修理費用が嵩むケースも多いです。
また、走行距離10万キロを超えると、下取り価格や売却価格が一気に下がる車体もあります。これらの理由から、走行距離10万キロに到達する前に、買い替えを検討することが推奨されています。
愛車を長く乗り続けるために知っておくべき秘訣
愛車を少しでも長く乗り続けたいと考えている方は、日頃から扱い方に気を配ることが大事です。
- 定期的に整備士の方に点検やメンテナンスを依頼する
- 適切な時期に消耗部品を交換する
- 日常的に不具合がないかセルフチェックする
- こまめに洗車や清掃を行う
- 「急」のつく運転や速度を過度に変化させる運転は避ける
- 気温や直射日光の影響を受けにくい場所に保管する
- 必要以上にものを載せて走行しない
上記の点に注意して、車に負荷をかけない扱い方やお手入れを意識して行いましょう。
最近の車は性能も上がっているため、しっかりメンテナンスを行えば、走行距離10万キロを超えていても乗り続けられる車も多くありますよ。
走行距離10万キロを前にしたら車の買い替えを検討して
いかがでしたか。走行距離が10万キロに到達する頃には、車に不調が現れやすくなります。修理費用も高額になりやすいため、10万キロに到達する前に車の買い替えを検討しましょう。
どうしても愛車を長く乗り続けたい場合は、日頃からセルフチェックやメンテナンス、運転方法に気を配ってください。