揚げ物の正しい冷凍保存方法!サクっとおいしく解凍するコツ

唐揚げやコロッケなどの揚げ物を大量に作って、お弁当や日々のおかずのために冷凍保存しているというご家庭も多いでしょう。ただし、間違った方法で保存すると、味が劣化してしまいます。本記事では、揚げ物の正しい冷凍保存方法や保存期間、おいしさを保ちながら解凍するコツなどを解説します。

揚げ物を正しく冷凍保存する方法

調理前のエビフライ
「揚げ物を冷凍保存する方法」と聞くと、調理済みの唐揚げやコロッケなどの揚げ物をイメージする人も多いのではないでしょうか。実は、揚げる前の食材でも冷凍保存ができます。

さらに、揚げる前に冷凍保存した食材を調理する時は、冷凍された状態で揚げるだけで簡単。調理時間の短縮にもなって便利です。ここでは、揚げる前と揚げた後の正しい冷凍保存を紹介します。

揚げる前の冷凍保存

揚げる前の冷凍保存方法は簡単。まず、普段揚げ物を作る時と同じように、卵や小麦粉、パン粉をまぶして下味をつけます。そして、食材をラップでくるみ、ジッパー付きの密閉袋や密閉容器に平らに並べたら冷凍庫に入れるだけです。

なお、食材に空気が入ってしまうと、食材の細胞膜を壊して味が落ちてしまう可能性があります。空気が入らないようにラップを2重でくるんだり、冷凍庫の開閉による温度変化を受けやすいドアポケットには置かないなどの工夫が必要です。

揚げてから冷凍保存

大量の揚げ物を作ってから保存するという人もいらっしゃると思います。完成された揚げ物を冷凍保存する場合には、まず揚げ物の粗熱を取ることが重要です。水分の多い状態で冷凍すると、霜がつきやすくなり味が劣化してしまうだけでなく、食べる時にべとついてしまいます。

揚げ物の粗熱が取れたら、1つずつラップにくるみ、ジッパー付きの密閉袋や密閉容器に入れ、金属製のタッパーやトレイにのせて冷凍庫に入れましょう。金属製のタッパーやトレイにのせると食材の冷凍時間が短くなり、食材から水分が出にくくなります。

揚げ物の保存期間と賞味期限

冷凍されているとんかつ
揚げ物の保存期間および賞味期限は、揚げ物の状態によって異なります。冷凍保存の方が長持ちしますが、長期間保存する事によるデメリットもありますので注意。

冷凍保存期間

揚げ物を冷凍保存した場合、1か月を目安に食べきるようにしましょう。正しい方法で揚げ物を冷凍保存をしても、時間の経過とともに食材が劣化していきます。また、霜がついた状態の食材を揚げると油がはねてしまい、大変危険です。

なお、食材を揚げる前後での保存期間や賞味期限に違いはありません。冷凍保存した日付を忘れないように、冷蔵庫前に、揚げ物を冷凍保存した日付を書いたメモを張ったり、密閉袋に冷凍した日付を書くなどすると良いでしょう。

冷蔵保存期限

揚げ物をそのまま冷蔵保存している人もいらっしゃると思います。揚げ物の冷蔵保存は3日程度が目安と考えましょう。揚げ物を冷蔵保存すると次第に食材から水分が抜けてしまい、味の劣化につながります。したがって、揚げ物を冷蔵保存する場合はすみやかに食べきるようにしましょう。

揚げ物を美味しくする解凍方法

冷凍されているチキンカツ
「揚げてから冷凍保存した食材を電子レンジで温めたら、食感がイマイチになってしまった」という経験を持つ人もいらっしゃると思います。冷凍保存した揚げ物をおいしく調理するのにおすすめな解凍方法は、オーブントースターやオーブンレンジの使用。

まずは、冷凍保存した揚げ物を電子レンジか冷蔵庫に入れるなどをして解凍します。そして、電子レンジで軽く温めたらクッキングシートやアルミホイルの上に揚げ物を並べてオーブントースターやオーブンレンジで加熱。加熱の途中で揚げ物をひっくり返しながらじっくりと焼くと、カリッとした仕上がりになります。

冷凍食品をサクっとおいしく揚げる方法

コロッケを油で揚げているところ
スーパーやコストコ、業務スーパー、コンビニなどで販売されている市販の冷凍食品もサクサクに揚げる事ができます。ここでは、市販の冷凍食品をおいしく揚げるコツを説明します。

冷凍食品は凍ったまま揚げるようにする

市販の冷凍食品を油で揚げる場合、食材を解凍する必要はありません。冷凍食品を解凍してから油で揚げてしまうと、食材から水分が出てきてしまい、油はねや形が崩れて中身が飛び出してしまう原因にもなってしまいます。

なお、冷凍食品が溶けかかっている時は食材の表面にパン粉をつけて、食材から水分が染みださないようにすると良いでしょう。

常温の油の中に入れる

市販の冷凍食品をおいしく揚げるために重要なポイントは油の温度です。「油の温度調節に不安がある」という人は、冷凍食品を常温の油の中に入れてからじっくりと揚げるのがおすすめ。

冷凍食品を常温の油に入れることにより食材全体が均等に温まり、外側がカリッと揚がる頃には、内側も適温に。また、油と食材の温度差もほとんどなくなりますので、油はねも少なくなります。

なお、油の温度が適温でないと食材全体に熱が均等に通らず、外側と内側に温度差が生じます。内側だけが温まってしまうと、内側から出てきた水蒸気が温まりきっていない外側にむかって膨張し、食材が破裂してしまうこともあって危険です。

食材全体が浸るまで油を入れる

冷凍食品を揚げる時には、食材全体が浸るまで油を入れるのが鉄則です。油の量が少ないと、食材の内側が菌が死滅すると言われる75度まで達しないこともあり、衛生面上よろしくありません。

なお、少量の油で冷凍食品を揚げる場合、先に冷凍食品をフライパンに置いてから常温の油を入れて、焼く様な感覚で揚げると良いでしょう。

揚げている最中には食材を触らない

冷凍食品を揚げる時のポイントは、揚げている最中に食材を触らないようにすること。揚げ始めに衣が少々はがれて気になることもあります。

ただし、その時に触ってしまうと、衣がはがれて破裂したり、中身が出てきてしまって失敗してしまうことも。どうしても触りたい場合は、油に浮かんでくる泡がおさまってくるまで待ちましょう。

油の中に冷凍食品をたくさん入れない

油の温度を適温である170~180℃にしても、油の中に冷凍食品をたくさん入れてしまうと油の温度が低下してしまいます。油の急激な温度変化は、食材の破裂を引き起こすことも。

時間があれば、1~2個ずつ揚げるのがベストです。冷凍食品を油で揚げる時は少量ずつ入れ、油の温度をなるべく一定に保ちましょう。

霜はなるべく落とす

霜がついたままの冷凍食品を油で揚げる行為は、絶対にやめましょう。油の中に霜がついた冷凍食品を入れると、体積が約1,700倍にも膨れ上がって水蒸気爆発するという現象が起こります。その結果、勢いよく油が跳ね上がって危険です。

場合によっては、火柱があがる恐れもあります。冷凍食品に霜が付いていた場合は軽くはたいて霜を落とし、水分をふき取ってから冷凍食品を油の中に入れるようにしてください。

ノンフライヤーやヘルシオなどで冷凍食品を揚げるのもおすすめ

「揚げ物は苦手」という人におすすめなのが、冷凍食品をノンフライヤーやヘルシオといったオーブンで揚げ焼きする方法です。冷凍食品を揚げる方法は簡単です。

冷凍食品にオイルスプレーをふりかけてから、冷凍食品をノンフライヤーやヘルシオなどに入れて焼くだけ。焼き上がりはカラッとしており、少量の油しか使用していないので過度な油っぽさがなくてヘルシーです。

最後に

お皿に盛られている数種類の揚げ物
ストックしていると便利な揚げ物。揚げ物を正しい方法で冷凍保存すると、おいしさを保ちながら約1ヶ月持ちます。冷蔵保存も可能ですが、食材から水分が出てきて風味や栄養の劣化が進んでしまいますのでおすすめしません。

なお、調理されていない食材を冷凍保存した場合、冷凍したまま油で揚げられるので便利です。「揚げ物を冷凍保存すると味が落ちる」と悩んでいる人も、正しい冷凍保存方法を試してみてください。

唐揚げを油で揚げているところ

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