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レモン1個分のレモン汁の量ってどれくらいなの!?
レモン1個から絞ることができるレモン汁は、約40ml~50mlです。大さじ3杯程度と考えて良いでしょう。
料理やお菓子作りに欠かせないレシピですが、材料に“レモン汁1個分”と書かれていることがあります。レモン1個で何mlのレモン汁を絞ることができるのか、気になりますよね。
レモン1個を買って来て絞る方もいらっしゃると思いますが、レモン果汁を買われる方もいらっしゃると思います。そんなとき、レシピにレモン汁1個分とだけ書かれていると困ってしまいます。
レモン1個から絞ることができるレモン汁は、約40ml~50mlと覚えておくと便利です。
レモンの大きさやレモンの絞り方でレモン汁の量は変わる!
当然ですが、レモンの大きさによって、レモン1個から絞ることができるレモン汁の量は変わります。しかし、スーパーで売られているレモンは、どれも同じ大きさのように見えますよね。特別に大きなレモンを見たことはありませんし、特別に小さなレモンを見たこともありません。みなさんがよく見かける大きさのレモンであれば、ほとんどが約40ml~50mlのレモン汁を絞ることができると考えて良いと思います。
これは稀なケースですが、私の祖父母の家にはレモンの木が植えてあります。スーパーで見かけるレモンの2倍ほどの大きさのレモンが実ります。そのため、レモン1個から絞ることができるレモン汁も2倍ほどあります。150mlほど絞れたこともあります。
また、レモンの絞り方によっても、レモン1個から絞ることができるレモン汁の量は変わります。大きく変わってしまうこともあるかもしれません。レモン汁を無駄にしないためには、レモンを上手に絞るコツを利用してみましょう。
レモンを上手に絞るコツ
レモンをよく揉む
レモンを握りつぶしてしまわないように注意しながら、手で優しく揉みます。テーブルの上に置いて、手で上から軽く押すようにしながら転がしても良いです。そうすると、硬かったレモンが柔らかくなるのがわかります。さらに、レモンの中にレモン汁が溢れ出ているような感覚もあると思います。
レモンが柔らかくなったら、レモンの先端を少し切り落とします。その切り口に、十の字を書くように切り込みを入れます。その切り込みを下にし、レモンをギュッと握るようにし、レモン汁を絞り出します。
ポイントは、レモンの先端を少しだけ切り落とすということと、十の字の切り込みを入れるとき、深く切り込みを入れないようにするということです。そうすることで、レモン汁だけが出てきて、種が中に残ります。
レモンを電子レンジで温める
レモンを電子レンジ(600W)で30秒温めます。レモンの先端を少し切り落とします。その切り口に、十の字を書くように切り込みを入れます。その切り込みを下にし、レモンをギュッと握るようにし、レモン汁を絞り出します。温めたことでレモンの中身が柔らかくなっており、力を入れなくても簡単にレモン汁を絞り出すことができます。
レモンの外側はあまり熱くなりませんので、素手で取り出すことができると思います。しかし、中身は熱くなっている可能性がありますので、レモン汁を絞り出す際には、火傷にご注意ください。
レモンを電子レンジで温めると、電子レンジから発せられるマイクロ波によって、レモンの細胞壁が壊されます。レモンの細胞壁が壊される温度は約60℃です。また、温められることでレモン汁の流動性がアップします。細胞壁が壊されることと、流動性がアップすることによって、レモン汁が絞りやすくなるのです。
絞り方でどれくらいの差が出るのか
レモンを横にして2つに切り、手でギューッと絞る。よくやりがちなレモンの絞り方ですよね。この絞り方ではどれくらいのレモン汁を絞ることができるのか、とある検証結果を参考にしてみました。約35mlのレモン汁を絞ることができるようです。
レモン1個から絞ることができるレモン汁の目安が約40ml~50mlであるのに対して、かなり少ない量ですよね。いかに無駄に絞っていたのかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
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レモン1個分の重量とビタミンC含有量
レモン1個の重量の目安
- レモンの大きさ「中」:85g
- レモンの大きさ「大」:162g
同じ大きさに見えても、実際に手で持ってみると、重さに違いがあるように感じることがあります。レモン1個の重量は、80g~160gであることがほとんどです。
ビタミンC含有量
レモン汁100gには、約50mgのビタミンCが含まれています。よく、商品のパッケージに“レモン100個分のビタミンC配合”などと書かれていますよね。どれくらいの量なのかな?と疑問に思われたことがあるのではないでしょうか。
レモン1個から絞ることができるレモン汁が約40ml~50mlであるとすると、レモン1個(約120g)には、約20mgのビタミンCが含まれていることになります。
レモン汁はレモンの重量の約30%
レモン1個のうち、レモン汁が占める割合は約30%です。レモン1個を買って来て、レモン汁だけ絞り出し、残りを捨ててしまうのは何だかもったいない気持ちがしますよね。私はレモンの皮をお菓子作りに利用したり、はちみつ漬のジャムとして利用したりしています。ただ、レモンの皮を料理やお菓子作りに利用する場合、無農薬であることや新鮮であることがポイントになります。美味しいレモンの選び方をご参照ください。
美味しいレモンの選び方
旬の時期で選ぶ
国産のレモンは、9月から1月頃が旬です。外国産のレモンと比べると、国産のレモンの方が高価です。また、旬の時期に売られている国産のレモンは、さらに高価であることがあります。つい、安価な外国産のレモンを選んでしまいがちですが、鮮度の良い美味しいレモンを選びたいときは、ぜひ旬の時期の国産のレモンを選んでみてください。
皮の状態で選ぶ
- 皮にツヤがあるか
- 皮にハリがあるか
- 皮の色にムラはないか
皮の状態をこの3つのポイントでチェックしてみましょう。皮にツヤとハリがあるレモンは、見た目にも美しいですが、鮮度の良いレモンであることがわかります。また、色にムラのないレモンを選ぶと良いです。
ヘタの状態で選ぶ
ヘタの付いているレモンを選び、状態を確認します。ヘタが枯れていないものが新鮮で美味しいレモンです。
重量で選ぶ
重みがあるレモンは、レモン汁を多く絞ることができる証拠です。ずっしりとした重みがあり、握った感覚もがっしりとしているものが良いです。
香りで選ぶ
レモンが並んでいる売り場を通るだけで、フワッとレモンの甘酸っぱい香りが漂ってきたことはありませんか?香りの立つレモンは、成熟している証拠です。すでに美味しい状態ですので、すぐに料理やお菓子作りに利用することができます。
まとめ
レモンは、一年を通して買うことができます。毎日のお料理に使うという方や、普段から冷蔵庫に常備しているという方は少ないかもしれませんが、急に必要になることってありますよね。サラダのドレッシングに少し入れるだけで、香りも爽やかになります。
揚げ物やコッテリとした料理に沿えるだけで、さっぱりとした美味しさになります。瓶詰されたレモン果汁を買っておくのも良いですが、できることなら生のレモンから新鮮なレモン汁を絞って使いたいですよね。
外国産のレモンと国産のレモンでは、価格・風味・鮮度などに大きく差があります。外国産のレモンには、防カビ剤が付着していることもあるため、流水で十分に洗ってから使用しましょう。皮も料理やお菓子作りに利用したいときは、無農薬で新鮮な国産のレモンがおすすめです。