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子どものイタズラ、可愛いけど全部許すのはNG
子どもは、いろいろなことを経験しながら大人になっていきます。そのため、善悪がつかない状態である期間が長いです。しかし、成長するに従い、なんとなくの雰囲気で「これはやっちゃダメかも」と察することができるようになります。
子どものイタズラは可愛いと思える反面、それを野放しにすると教育上よくないことも多いです。迷惑をかけても平気な人間に我が子がならないために、どこまでを許すラインとすべきなのかを知っておきましょう。
子どものイタズラ、どこまで許すべき?
子どものイタズラは、どこまで許して大丈夫なのでしょうか?
自分が困ってしまうイタズラは経験として活かせる
イタズラした結果、自分が困る事態になってしまう場合は、経験として活かせます。
- お気に入りの洋服にペンで落書きをした
- 自由帳などにシールを張り付けて、剥げなくなった
- 人のものを隠して叱られた…親のペンなど、そこまで大切ではないものを隠したときに限る
自分の手や服に落書きをして落ちなかった場合、困るの子ども本人です。こういったように、子ども本人が困ってしまったり、親から叱られるようなイタズラをした場合、「やっちゃいけなかったんだ」「もうやらない」と子どもの経験につなげられます。
家族だからこそ許せることをしたときは、他人に絶対してはいけないと約束することも重要です。
他人に迷惑をかけるイタズラはNG
他人に対して迷惑をかけるイタズラをした場合、許してはいけません。しっかりと叱らなければ、迷惑をかけてもいいと判断する子に育つ恐れがあります。
- 借りたものを返さない・壊す
- マンションなどでどたどた走ったり飛び跳ねたりする
- 人のものを隠し、悲しませて喜ぶなど
他人に迷惑をかけた場合、謝罪や弁償などを行うのが筋です。そこをなんとなく許してしまうと、相手との関係が悪くなるだけでなく、子どもの認知が歪むきっかけになります。
また、子ども自身もしくは相手の命の危険が発生したり、けがをするなどの事態を招くいたずらをした場合は、きつく叱らねばなりません。
誰かを陥れる、悲しませるようなことを故意に行うのはNG
イタズラの中でも最もやってはいけないのが、人を悲しませたり陥れるようなイタズラです。相手に不利益をもたらすだけでなく、イタズラの内容によっては相手が隠したかったことが多くの人の前で明るみに出てしまい、不登校になるなど取り返しがつかない事態になる可能性もあります。
注意するときの理想的な指摘の仕方
子どもがイタズラをしたとき、どのように注意するのが理想なのでしょうか。
- 自分が不利益を被るイタズラ…「困っちゃうことはしない方がいいかもしれないね」など、子どもがやったことは否定せず困った事態になったことに焦点を当てて話をする
- 相手に不利益が出たり相手を傷つけるイタズラ…自分が同じことをされたらどう思うか、相手の子がどんな表情だったかを一緒に振り返り、どうすべきかを話し合う
頭ごなしに怒っても、なにに対して怒られているのかわからなかったり、子どもも意地になってしまうことがあります。そのため、いきなり怒ったり叱るのではなく、良い事だったか悪い事だったのかを振り返って、どうすべきだったかを子どもに考えさせる時間を取るよう心がけてください。
まとめ
子どものイタズラは、イタズラの内容を見てどうかかわりを持つべきかを見極める必要があります。必要に応じて話をし、子どもの認知が歪んでしまわないよう注意しつつかかわりを持ってあげてください。