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介護は毎日の繰り返し…疲れは蓄積しやすい
赤ちゃんや幼児の育児と同じように、介護も365日ノンストップです。自分の親や義理親など年齢を重ねた人の介護は、相手が大人であるため苦労も多く、相手の意志もしっかりしているので思うようにいかないことも多いですよね。
自分では大丈夫と思っていても、介護疲れが溜まっているということも少なくありません。介護に疲れた人に見られやすい特徴をまとめているので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。
『介護に疲れた人』に見られやすい特徴4選
介護に疲れた人に見られやすい特徴は、以下のものがあります。
1.自分を責めることが増えた
自分自身を責めることが増えると、精神的に自分を追い詰めてしまう原因につながります。
- 自分のミスを執拗に責める
- 介護をしている人に対して言った言葉を、ずっと後悔して引きずる
- 他の人だったらもっとうまくやれているのにと思い込む
介護の専門知識を蓄えたベテランの介護士ではない場合、すべてのケースに柔軟に対応することはほぼ不可能です。介護している側も人間なので、つい言ってはいけないことを言ってしまうこともあるかもしれません。反省することは大事ですが、後悔し続けるのはよくありません。
2.心身の疲労が抜けない
介護をしていると、ずっと気を張っている状態になりやすいです。そのため、心身の疲労感が抜けないことも多くなります。
- ずっと疲れている
- 疲れによる食欲の変化…食べすぎる・食が細くなる
- 休まなければと思っているのに、うまく休めないなど
疲れが蓄積しすぎると、休む方法がわからなくなることがあります。そうなると、疲れていても動かなければと思い込んでしまうので、非常に危険です。
3.心の状態が安定しづらい
心の安定が上手く保てなくなるのも、介護疲れの人に見られやすい特徴といえます。
- すぐにイライラする
- 落ち込みやすい
- ふとしたとき、すぐ涙が出るなど
心が不安定になると、介護をしている人もきつい思いをすることが増加する可能性が高いです。
4.ぐっすり眠れない
介護疲れの人に見られやすい特徴として、睡眠の質の低下も挙げられます。
- ぐっすり眠れない
- 何度も起きてしまう
- 寝つきが悪くなるなど
睡眠がしっかりとれないと、疲労が蓄積する原因にもつながるので要注意!
気分転換の方法と気持ちを和らげるコツ
介護をしていると、どうしても視野が狭くなりがちです。そのため、意識して気分転換を行い、自分の気持ちを和らげましょう。
- デイサービスやショートステイなどの行政の福祉サービスを利用
- ヘルパーなどを利用する
- 自分の失敗や心理状態をむやみに責めない
- 気分転換に外出したり、美味しいものを食べて英気を養う
- 介護のことを周囲の人に相談するなど
不安な気持ちを抱えたまま、自分一人で介護をするとなると負担が大きくなります。介護施設の利用などを視野に入れ、相手の状態を見ながら様々な機関を利用して介護に取り組みましょう。
まとめ
介護は、一人ですべてを背負うと、疲労が蓄積しやすいです。そのため、介護疲れを感じる前に、いろいろな場所を頼り適度に息抜きをしながら介護に取り組みましょう。