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観葉植物で部屋の雰囲気を明るくしよう
近年、お部屋に観葉植物を置く人が増えています。観葉植物はインテリアとしてオシャレで、葉の色や形によってお部屋を明るく爽やかな印象に変えてくれます。特に淡い緑色の葉を持つ植物は、光を拡散して空間を明るく見せてくれるのでおすすめです。
ただ、観葉植物には種類が多く、水やりや置き場所などで迷うこともあるでしょう。そこで初心者の方でも安心して育てられる、丈夫でお手入れが簡単な観葉植物を選びました。育てやすさの理由やポイントも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
お手入れ簡単な観葉植物7選
初心者でも失敗しにくい観葉植物を紹介します。それぞれの植物の特徴や育てやすい理由を解説しますので、好みやライフスタイルに合う植物を見つけましょう。
①パキラ|明るい印象を与える定番植物
パキラは観葉植物のなかでも特に人気が高く、初心者に最適です。大きく広がった丸い葉は光を優しく反射するので、お部屋を明るく温かい印象にします。また、幹が太く丈夫なので倒れにくく、初心者が扱いやすい点もポイントです。
パキラは室内の薄暗い場所でも育つほど丈夫ですが、明るい日陰に置くと葉がきれいに育ちます。水やりは春から秋は土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいしっかり与え、冬は土が乾いてから3日ほど待ってから与えると根腐れを防げます。葉が乾燥しすぎないように週2〜3回、霧吹きで葉水をあげるのもおすすめです。
②ポトス|吊るしても飾れる手軽さが魅力
ポトスはハート型の葉がかわいらしく、ツルが垂れ下がる姿も魅力的です。日陰でもよく育ち、乾燥にも強いため、水やりや置き場所にあまり神経質になる必要がありません。
ポトスの葉はライムグリーンや明るい緑など色が明るいため、部屋を明るく広く見せる効果もあります。春から秋は週に1回程度、土が乾いたら鉢底から水が出るまで水やりをします。冬は10日に1回程度で十分です。ポトスはハンギング(吊り下げ)も可能なので、棚や窓辺の空間を活かして飾るとおしゃれです。ただし、小さなお子さんやペットがいる場合は誤食に注意しましょう。
③モンステラ|南国の雰囲気で部屋を明るく
モンステラは葉に特徴的な切れ込みが入っているため、南国風のおしゃれな雰囲気が楽しめます。丈夫で生長が早く、初心者でも簡単に育てられるのが魅力です。
モンステラは直射日光を避け、明るい日陰で管理します。水やりは、春と秋は土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり与え、夏はやや乾き始めたらすぐに水やりをしましょう。冬は土が乾いてから3~5日後に与える程度に控えめにします。また、葉が大きくほこりがつきやすいので、週に数回葉水をすると光合成が促進され元気に育ちます。葉の樹液に刺激性があるため、剪定時は手袋を着用してください。
④ウンベラータ|ハート型の葉がおしゃれで人気急上昇
ウンベラータはハート型の大きな葉が特徴で、淡い緑色が光を反射して部屋を明るくする効果があります。最近特に人気が急上昇しており、インテリア性が高い植物です。
明るい場所を好みますが、強い直射日光は避け、レースカーテン越しの明るさが最適です。水やりは土が乾いてから鉢底から流れるほどたっぷり与え、冬は土が完全に乾いたら数日待ってから与えると根が傷みにくいです。ウンベラータは適度な湿度を好むため、週に2〜3回、葉水を行いましょう。葉の色が薄くなってきたら日照不足のサインなので、少し明るい場所へ移動させると元気になります。
⑤サンスベリア|水やりが少なくても枯れにくい手軽さ
サンスベリアは多肉植物の仲間で、剣のように細長い葉がスタイリッシュな観葉植物です。葉に水分をため込むため、水やりの回数が少なくて済みます。むしろ水を与えすぎると根が腐るので、あまり頻繁な水やりをしないことがポイントです。
春~秋は土が完全に乾いてから鉢底から水が流れるほど与え、冬場は室温が10℃未満なら水やりを止めても問題ありません。10℃以上なら月1回程度軽く湿らせるだけで十分です。また、西日や直射日光は避け、明るい日陰で育てると葉が美しく保てます。よく言われる空気清浄効果はごくわずかなので、あまり意識しすぎずインテリアとして楽しみましょう。
⑥ガジュマル|個性的な見た目と丈夫さが魅力
ガジュマルは太くユニークな幹が魅力の植物で、「多幸の木」として縁起がよいとされています。乾燥にも強く、生命力が強いため初心者でも枯らしにくい植物です。小型サイズも多く、小さな部屋でも気軽に育てられます。
置き場所は明るい日陰やレース越しの窓辺が最適です。春~秋は土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまで与え、冬は土が完全に乾いてから数日後に水を与えると良いでしょう。葉に霧吹きで定期的に水をかけると病害虫を予防できます。2〜3年ごとに鉢の植え替えをするとさらに元気に育ちます。
⑦テーブルヤシ|小さな空間を爽やかに演出できる
テーブルヤシは小型で場所を取らないのが特徴です。薄暗い場所でも育つほど耐陰性があり、育てやすさが抜群の植物です。テーブルやデスクの上に置くだけで簡単に爽やかな雰囲気が演出できます。
直射日光を苦手とするため、明るい日陰に置きましょう。春〜秋は土が乾いたら鉢底から流れるまで水やりをしますが、冬は控えめに乾いて数日後に水を与えます。室温は10℃以上を維持しましょう。湿度を好むので葉への霧吹きを定期的にすると元気に育ちます。
観葉植物を元気に育てる水やりのコツ
観葉植物を元気に育てるには、水やりのタイミングと量がとても重要です。初心者が迷いやすいのは、水をあげるタイミングですが、土の表面が乾いたように見えても内部は湿っていることがあります。そのため、指先を土に少し挿して湿り具合を確認しましょう。指が乾いた感触なら水やりのタイミングです。
水は少しずつ与えるのではなく、鉢底から水が流れるまで一度にたっぷりと与えます。これにより土全体が均一に湿り、根に酸素が行き届きます。
夏と冬で水やりの時間を変えることもポイントです。
季節に応じた水やりの時間帯
- 夏は気温の低い早朝に与える(昼間の蒸れ防止)
- 冬は暖かい日の日中に与える(根の凍結防止)
また、葉に霧吹きで水を吹きかける「葉水」も有効です。葉の表面や裏側についたホコリを取り除き、病害虫の予防と光合成を促進します。葉水は週2~3回を目安にしましょう。
観葉植物をおしゃれに飾るポイント
観葉植物を飾るときは高さの変化をつけるとおしゃれに見えます。例えば、大きめの植物を部屋の角に配置し、小さめの植物をテーブルや棚に置くと立体感が出ます。また、鉢の色を家具や壁の色に合わせると統一感が生まれます。
ハンギング(吊り下げ式)の植物もおすすめです。ポトスやアイビーなどを天井や棚から吊るすことで、空間を立体的に活用できます。視線が上に集まるため、部屋が広く感じられる効果も期待できます。
飾り方のポイント
- 高さに差をつけて配置する
- 鉢はインテリアに合った色を選ぶ
- 吊り下げ式を活用して立体感を出す
まとめ
観葉植物を育てることで、植物を通じた新しい趣味や人間関係が広がることもあります。たとえば、観葉植物を育てるコミュニティに参加したり、SNSで育て方を共有することで新たな交流が生まれるでしょう。
また、植物の緑を見ることで脳が活性化し、集中力や創造力がアップするとも言われています。暮らしの中に観葉植物を取り入れることは、ただ単に部屋を飾るだけでなく、人生をより豊かにする一つのきっかけにもなるでしょう。