テレビ画面の掃除方法!正しい手順とやってはいけない注意点

テレビをクリーニングしている女性

テレビ画面の掃除方法は誤ったやり方でやると画面が傷ついてしまいます。使えそうで使ってはいけない物もあるため、正しい掃除のやり方で汚れを落とすことが大切です。テレビ画面を掃除する時の手順とやってはいけない注意点を確認しておきましょう。

テレビ画面を掃除する手順

青いマイクロファイバーの布

準備する物

  • マイクロファイバークロス
  • ハンディモップ
  • テレビ用クリーナー
  • 雑巾、柔らかい布など

テレビの電源を切る

電源の入ったままではテレビ本体から熱が発生しているため、掃除をする時にはまずテレビの電源を切りましょう。

電源を切ることで指紋のついている場所やどこが汚れているのか確認しやすくなるのと、静電気がおさまりホコリが取りやすくなります。テレビ画面の熱がおさまるまで、どこに汚れがついているかなどチェックしましょう。

ホコリを落とす

毛先の柔らかいハンディモップブラシでホコリを丁寧にはらっていきます。しっかりとホコリを取り除いておかないと、雑巾や布で拭くときに画面の表面が傷ついてしまう可能性があります。

この時テレビ画面だけでなく、テレビの裏側やテレビ台、配線周りのホコリもキレイにしておくのがおすすめです。

画面をふく

基本は「乾拭き」です。柔らかいマイクロファイバークロスで汚れが残らないように、同じ方向に向かって優しく拭きます。またはクルクルと力を入れず円を描くように拭くのも良いでしょう。

間違ってもゴシゴシと力を入れてこするような拭き方はやめてください。画面はとても傷つきやすいため落ちにくい汚れがあっても、この段階では全体を優しく拭くだけにして下さい。

なかなか落ちない汚れには

マイクロファイバークロスなどの乾拭きでは落ちない汚れは、水かぬるま湯で濡らし硬く絞った柔らかめの布や雑巾でさっと拭きます。特に油汚れは乾拭きはもちろん、湿らせた布でも落ちないことが多いです。そのような頑固な汚れには、テレビ用クリーナーを使ってみて下さい。

テレビの種類によっては水拭きがNGの場合もありますので、水拭きをする際は事前に取扱説明書などチェックをしましょう。最後は必ず乾拭きをして、画面に拭き跡が残るのを防ぎましょう。

テレビ画面の掃除で使ってはいけないもの

ティッシュ

アルコール

速乾性のあるアルコールは画面に拭き跡が残らないため適しているように思えますが、実はアルコールは絶対に使ってはいけないアイテムです。

テレビ画面の表面には特殊がコーティングが施されていますが、アルコールの成分がつくことでコーティングが剥がれ変質したり変色することがあります。何度拭いても画面が曇ったようになってキレイになることもなく、剥がれたコーティングは元に戻らないため気をつけましょう。

ガラスクリーナー

市販のガラスクリーナーには溶剤や研磨剤が含まれているため、テレビ画面に使用すると研磨剤によって表面の繊細なコーティングがはがれたり画面が傷ついてしまいます。

その結果、映像がムラになって見えることになってしまいます。一度つけた傷や剥がれたコーティングは戻せないため他の専用クリーナーを使うのは控えましょう。

洗剤

市販されている食器用洗剤やマルチ洗剤なども、テレビ画面のコーティングを剥がす可能性があります。テレビによっては中性洗剤の利用をOKとしているものもあるようですが、液体の洗剤は専用の洗剤以外使わないほうが無難でしょう。

ティッシュ

手軽に使えるティッシュですが、柔らかそうに見えて実は目が粗いものもあるため、硬い繊維によって画面が傷つけられてしまうこともあります。また、ティッシュで拭いてもホコリが残ることが多いためティッシュを使うメリットはありません。

家電用万能シート

冷蔵庫や洗濯機など家電に使える万能シートが市販されていますが、こちらにも注意が必要です。裏の注意書きをよく見てみると「液晶テレビへの使用はお控えください」と記載されているものもあるようです。

テレビ台やテレビの枠などには使えても、画面には使用できないものもあるため、注意書きをよく確認するようにしましょう。

テレビ画面の掃除で注意すること

 自宅の洗剤でテレビを掃除する女性

テレビ画面の水拭きは、雑巾や布を硬く絞らないと水滴の跡や繊維が残り、かえって画面を汚してしまうことになります。また、画面の温度が熱を持っている時に水拭きをすると、表面に付着した水分の蒸発がより速くなるため、視聴直後に水拭きをすることは避けましょう。

電源を落として画面が冷えた状態で掃除を始め、もし水拭きを行った場合は必ず乾いた柔らかい布で乾拭きを忘れずにして下さい。水拭きをおすすめできないもう1つの理由は水滴が垂れて、機器の内部に侵入してしまうと故障の原因となります。

汚れを落とすことに夢中になって、硬く絞らずに拭いてしまうと思いがけない故障の原因となることもあるので水分には十分気を付けて下さい。

テレビ画面が汚れる原因と対策

テレビを見ている男の子

指紋や手垢

普通はテレビ画面をベタベタ触ることはありませんが、小さいお子さんがいる家庭では注意が必要です。子供は興味がある番組や好きなキャラクターが画面に登場すると、テレビ画面を触ってしまうことが多いです。

画面についた指紋や手垢を落とすときにも決して強くこするようなことはしないでください。柔らかい布のマイクロファイバークロスなどで優しく丁寧に乾拭きをします。なかなか落ちない時は、少し息を吹きかけて画面を曇らせてから拭いてみて下さい。ティッシュを使うのもNGです。

さらに画面をベタベタと触る手に食べ物などの油がついていることもあります。油汚れは指紋や手垢よりも厄介な汚れで、普通に拭くだけでは落とせません。拭き方によっては反対に汚れを広げてしまうことにもなります。

そこで油汚れを落とすにはマイクロファイバークロスなどではなく、油を吸い取る効果があるキッチンペーパーを使うのがおすすめです。それでも落ちない油汚れは専用のクリーナーを試してみるのがよいでしょう。

ホコリ

テレビ画面は静電気が発生しやすいため、ホコリを引き寄せてしまい、そのままにしているとホコリはどんどん増えていきます。

ついているホコリをそのままにして画面を布で乾拭きをすると傷をつける原因になりますので、ホコリを取り除く際は最初に毛先の柔らかいハンディモップブラシで優しくはらってください。

このとき、通常のモップはホコリは取り除けても静電気を抑えることが出来ないため、ホコリキャッチャーのような静電気ホコリ取りのモップを使うのがおすすめです。

くしゃみや唾液

テレビ画面にはくしゃみや唾液などが飛び散ってしまうことも多いです。これらの汚れはたとえ気を付けていても生活しているうえでは仕方のないことです。

唾液などはベトベトの油汚れに比べれば落ちにくいものではないため、マイクロファイバークロスなどで優しくふき取れば落とせるはずです。テレビの設置場所によっては食事をする場所と近くて唾液や食べ物の飛び散りがつきやすいという場合もあるかもしれません。

そのような場合は、画面の上にかぶせて使う透明の保護パネルや保護シートがおすすめです。専用のカバーのため、映像の見え方が変わることは無く、万が一画面に何かがぶつかった時も表面が割れてしまうのを防げるなどメリットもあります。

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最後に

テレビをクリーニングしている女性

テレビの寿命は大体7年~10年位と言われています。本体はまだ使えるのに、誤った掃除方法で画面に傷をつけてしまい、テレビを交換するというのは絶対に避けたいことですよね。

液晶画面はとてもデリケートな物ですので、汚れを落とすときや普段の掃除方法は丁寧に行うようにしましょう。

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