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風水は占いではなく、毎日の暮らし方
風水を占いのように思う人もいますが、実際には毎日の暮らし方や部屋の整理整頓を通じて、生活を良くしていくための知恵です。風水では、「気」という目に見えないエネルギーが家の中を巡っていると考えています。この気がスムーズに流れることで、家庭内に幸せや良いことが起こりやすくなるとされています。
部屋が汚れていたり、物が散らかっていたりすると、気がうまく流れずに運気が下がってしまうのです。風水は特別な道具を使ったりするのではなく、誰でも今日からすぐに取り入れることができます。自分の家の環境を少し見直すだけで、毎日が過ごしやすくなり、気分も良くなることが多いのです。
今回は、知らず知らずに多くの人がやってしまっている「やってはいけないNG風水」をご紹介します。
家の中でやってはいけないNG風水
家の中でよくある行動の中には、風水的に見て「やってはいけない」とされていることがあります。毎日の生活で気をつけてほしい行動と、その理由について詳しく見ていきましょう。
① 使っていない部屋がある
家の中にあまり使わない部屋がある人も多いかもしれません。しかし、風水では使っていない部屋を作ることをやってはいけないとしています。
人が入らない部屋には良い気が流れにくく、空気が停滞してしまうのです。特に窓や扉を閉め切ったままにすると、ホコリやカビが溜まり、陰の気が強くなってしまいます。毎日でなくても良いので、定期的に窓を開けたり、掃除をすることが大切です。
② 玄関に靴や濡れた傘を置いたままにする
多くの家庭で玄関に靴や濡れた傘がそのまま置かれているのを見かけます。玄関は家の気が入ってくる重要な場所であり、ここが乱れていると良い気が入りにくくなります。
特に濡れた傘や靴は湿気を発生させ、陰の気を強めてしまいます。また、風水では靴が散らかっている玄関からは運気が逃げてしまうとも言われています。玄関を清潔に保つことで、家全体の運気を上げることができます。
③ 掃除をしないでゴミを溜め込む
忙しい毎日を送る中で、掃除を怠ってしまうことはよくあります。しかし、風水では掃除をせずゴミを溜めることをやってはいけないと強く警告しています。
ゴミやホコリは悪い気を引き寄せる原因になり、特に水回りやトイレの汚れは金運や健康運を悪化させると言われています。部屋を清潔に保ち、こまめに掃除をすることで気の流れが改善され、運気が向上するとされています。
④ トイレの蓋を開けっぱなしにする
トイレの蓋を開けたままにしている家もありますが、風水ではやってはいけない行動です。トイレは家の中で最も陰の気が強い場所のひとつであり、蓋を開けたままにしておくとその陰の気が家全体に広がってしまいます。
また、トイレの水が金運を象徴すると考えられているため、蓋が開いていると運気が下がり、金運が逃げてしまうとも言われています。トイレを使用したら蓋を閉める習慣をつけるだけで、家全体の運気を改善することができます。
⑤ 冷蔵庫の上や横に電化製品を置く
冷蔵庫の上や左右に他の電化製品を置いてしまうことがありますが、風水的には避けたほうがよいとされています。電化製品が密集すると、気の流れが悪くなり、特に金運が下がるとされています。
また、実際に電化製品を密集させると、冷蔵庫の放熱が悪くなって故障しやすくなり、余計な出費につながることもあります。冷蔵庫の周りには適度な隙間を空けておくようにしましょう。
⑥ 壊れたものをそのまま放置する
壊れたものや欠けた食器などを捨てずにそのまま放置することは、風水ではやってはいけない行動です。壊れたものは陰の気を発生させ、運気の流れを妨げてしまいます。
また、精神的にもネガティブな影響を与えやすく、ストレスや不安の原因になることもあります。修理できるものは早めに修理し、修理できないものは処分することで、家の運気を正常に保つことができます。
⑦ 寝室に大きな鏡を置く
寝室に鏡を置いている人は多いですが、特にベッドから寝ている姿が映る位置に鏡を置くのはやってはいけない行動とされています。
寝ている姿が鏡に映ると、睡眠中に落ち着かずに睡眠の質が低下しやすいと考えられています。風水的にも、自分の寝姿を鏡に映すことは、良い気を奪われてしまうことになるため避けた方がよいのです。寝室に鏡を置く場合は、寝姿が映らないように配置するか、布で覆うなど工夫しましょう。
⑧ 玄関に段ボールや新聞紙を積み重ねる
資源ゴミを捨てるために玄関に段ボールや新聞紙を置いている家庭は多いですが、風水的にはやってはいけないとされています。
段ボールや新聞紙は邪気を溜めやすく、玄関に置くことで良い気の流れを阻害してしまいます。また、見た目にも乱雑で家の印象を下げ、精神的にも落ち着きにくい環境を作り出します。資源ゴミは専用の収納場所を決めて玄関以外の場所で保管し、家の気の流れを整えましょう。
⑨ 玄関に表札を出していない
防犯上の理由などで表札を出さない家庭が増えていますが、風水では表札を出さないことはやってはいけないとされています。
表札がない家は「名前がない=住んでいる人がはっきりしない」とされ、良い気が入りにくくなってしまいます。また、訪れる人にとっても不安や戸惑いを与えてしまいます。表札は家の顔とも言われ、住んでいる人の存在を明確にすることで、運気の流れが良くなると考えられています。
ただし、割れやすい素材や暗い色のものは避け、明るく清潔感のあるものを選び、玄関の右側で目線より少し高めの位置に設置することが理想的です。
⑩ 暗くて換気をしない部屋がある
日当たりが悪く、いつも窓を閉め切っている部屋がある場合、それは風水的にやってはいけないことです。風通しの悪い部屋は気の流れが停滞しやすく、陰の気が溜まりやすくなります。
特に湿気やカビが発生しやすい環境となり、健康面にも影響が出る可能性があります。日中に短時間でも窓を開けて換気することで気の流れが改善され、部屋が明るく快適になり運気が向上します。どうしても換気が難しい部屋は、除湿器や扇風機を使って空気を動かす工夫をしましょう。
⑪ ドライフラワーやぬいぐるみを大量に置く
ドライフラワーやぬいぐるみなど、生気のないものを家の中に大量に置くことは、風水的にやってはいけない行動とされています。
特に玄関やリビングなど人の出入りが多い場所に置くと、陰の気を引き寄せてしまい、気の流れを妨げてしまいます。ドライフラワーは少量にとどめ、定期的に交換することをおすすめします。ぬいぐるみも数を絞ってお気に入りだけを飾り、時々日光に当てたり風を通したりして生気を取り入れる工夫をしましょう。
⑫ キッチンに財布を置く
キッチンは火を使う場所であるため、風水では金運に影響を与えると考えられています。財布をキッチンに置くのはやってはいけないことのひとつです。
財布は金運を象徴するものであり、キッチンに置くと「火」の気が財布の「金」の気を消耗させてしまいます。その結果、お金が貯まりにくく浪費につながるとされています。財布は暗く涼しい場所に保管し、金運をしっかり守るようにしましょう。
⑬ 賞味期限切れの食品をそのままにする
賞味期限が切れた食品を冷蔵庫や食品棚にそのまま放置することは、風水的にはやってはいけない行動とされています。
賞味期限切れの食品は腐敗が進み、陰の気を発生させる原因になります。また、衛生面でも良くなく、健康運や金運にも悪影響を及ぼす可能性があります。定期的に冷蔵庫や食品棚を整理し、期限切れの食品は速やかに処分する習慣を身につけましょう。
まとめ
風水とは、部屋をきれいに整え、気の流れを良くするための知恵です。家の運気を良くするには、特別な道具や大掛かりな改装は必要ありません。小さな行動や習慣の積み重ねが、運気を大きく変える力を持っています。
風水の本質は、快適で気持ちのよい生活空間を作ることにあります。自分自身がリラックスでき、元気になれる環境を作ることこそが、本当の意味での風水の活用と言えるのです。ぜひ、今日から実践してみてください。