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「運転マナーが悪い行動」と聞いて思い浮かぶ運転は?
近年、『あおり運転』と呼ばれる危険運転が社会的にも問題視されるようになりました。しかし、このような種類の危険運転は今に始まったことではなく、昔から見かけることがあり、周囲を走っているドライバーはヒヤヒヤしてきたものです。
では、「運転マナーが悪い行動」と聞いて、どのような運転を思い浮かべる人が多いのでしょうか。
- 法定速度を大幅に超えている
- 一時停止を無視する
- 信号を無視して突っ走る
- 進路変更時に合図をしない
- 車間距離が近すぎる
- ながら運転をしている
- クラクションの乱用
上記のような行動に「運転マナーが悪いな」「怖い」と感じる人が多いようです。
運転マナーが良いとされている地域はどこ?
世間一般で運転マナーが良いと印象の強い都道府県として、最新の調査では以下の県が上位に挙がりました。
- 長野県
- 山梨県
- 静岡県
- 熊本県
特に長野県は、毎年JAFが行っている「信号機のない横断歩道での一時停止率」の調査で2016年から2024年まで毎年第1位に輝いています。
こうした基本的な運転規則に従い、周囲に配慮しながら安全運転をする人の多い県が上位にランクインしていた印象です。
『運転マナーが悪い都道府県』ランキングワースト5
では、「運転マナーの悪い人が多い」と印象を持たれているのは、どの都道府県なのでしょうか。また、その理由も紹介します。
第5位 愛知県
「名古屋走り」という不名誉な運転操作名が付けられてしまうほど、昔から運転マナーが悪いイメージの強かった愛知県は、最近の調査でも「運転マナーの悪い人が多い県」として印象が根強く残っているようです。
また、警察が2021年、2022年に道路交通法違反で検挙した中でも、飲酒運転とながら運転の件数が最も多い県としてワースト1位に上がってしまいました。
こうした現状から、愛知県は運転マナーが悪いと考えている人が多くいるようです。
第4位 沖縄県
他の地域から観光などで訪れた際、「運転マナーの悪さにドキッとする」という回答が多かった県が沖縄県です。
実際、沖縄では他の地域に比べて運転に対する意識が低い傾向があり、「道を曲がるときにウインカーを出さない人が多い」「突然横道から飛び出してくる(一時停止をしない)」「歩行者優先を守らない」といった声が多く聞こえました。
沖縄県は、日本人だけでなく米軍基地で働くアメリカ人も多く暮らしています。アメリカでは歩行者優先のルールがないため、こうした意識の違いも影響しているものと思われます。
第3位 茨城県
愛知県と同様に、茨城県も「茨城ダッシュ」という言葉があるほど運転マナーの悪さに定評がついてしまっています。
具体的には「無理な割り込みをされて怖かった」「信号が青に変わった途端、猛スピードで右折された」「とにかく走行スピードが速い」といった声が多く、実際に茨城県警からも注意喚起が出されているほどです。
他にもウインカーを出すタイミングが遅かったり、あるいは出さずに突然曲がるといった危険な事故につながりかねない行為も多く見受けられます。
第2位 徳島県
徳島県も「運転マナーが悪い」「運転が荒い人が多い」と言われることが多く、実際に直近に行われた多くの運転マナーの悪い都道府県調査でも、ワースト上位に入っていました。
徳島県は前述した通り運転操作の荒い人が多くいる印象です。例えば、無理に割り込み運転をしたり車間距離が狭かったり、「阿波の黄走り」と呼ばれる黄色信号で猛スピードを出して道を突っ切るような運転も有名です。
さらに、田舎に行けば行くほど運転が荒いと感じる人が多く、中には信号が赤になっているのに信号を無視して走り去って行く車を見て驚いた、という声も……。
第1位 香川県
徳島と同じく四国の中に位置する香川県は、昔から車の運転マナーが悪い県としてワースト上位に入る常連です。
これまで紹介してきた県に多かった違反行為や運転マナーの悪さを全て網羅しているような印象が強く、信号無視や黄色信号での猛スピード、ウインカーを出さずに曲がる、無理な割り込みや車間距離の狭さ、追い越し車線をいつまでも走り続けるといったマナーの悪さや違反行為が目立ちます。
他にも路上駐車をしている車が多かったり、「現代でもタバコを車の窓からポイ捨てする光景を見かけた」といった声もありました。
運転マナーの悪さは大事故を招く…自分の運転を見直して
いかがでしたか。今回は運転マナーの悪い人が多い都道府県ランキングをご紹介しましたが、運転マナーの悪い人はどの都道府県にも存在します。自覚がない人も「自分の運転はマナー違反をしていないか」と改めて見直してみましょう。