『日本で一番長生きした人』は何歳まで生きた?世界における最も長寿な人物は?

日本は世界的にみても長寿大国だと言われています。では、そんな長寿大国・日本で最も長生きした人は誰なのでしょうか。また、世界を見てみると、最も長寿な人物は誰で、何歳まで生きたのでしょうか。

日本の平均寿命は世界的にみても男女共に長寿傾向

日本は世界的にみても長寿大国であるという事実は多くの人がご存知でしょう。現在、日本の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳と年々伸びています。

世界と比較してみると、日本の女性は世界でも平均寿命が第1位という調査結果が出ており、男性もスイスに次いで第2位に上る結果となりました。

このように日本は男女ともに世界的にみても長寿であり、その分、高齢者の人口が増加しやすい傾向にあるとも言えます。

現在、日本の100歳以上の人口は9万人超え

そして、日本では平均寿命をはるかに超えた100歳以上の高齢者も多く長生きしています。

2024年時点では、日本の100歳以上の人口は9万5000人を超えており、そのうちの約88%が女性であることも判明しています。

1963年時点では、100歳以上の人口が153人だったことと比較すると、福祉サービスや医療が進化したことで100歳以上の人口が爆発的なまでに増加していることがわかるでしょう。

『日本で一番長生きした人』は何歳まで生きた?

では、世界的にも長寿大国として知られる日本において、一番長生きした人は何歳まで生きたのでしょうか。

『日本で一番長生きした人』は田中カ子さん

現在(2025年5月時点)、日本で一番長生きした人として記録されているのは、福岡県福岡市にお住まいだった享年119歳の田中力子(カネ)さんです。

力子さんは、ご自身が死去するまでの間、世界一の長寿としてギネス記録にも認定されており、さらに日本およびアジア圏の歴代最高齢記録を更新しました。

119年間生きた力子さんは、明治、大正、昭和、平成とさまざまな時代を経験しており、激動の時代を生き延びた方でもあります。また、晩年まで大好きなコーラやチョコを嗜んでいたという事実は、多くの人を驚かせました。

田中カ子さんの死後に日本で長生きした人たち

ギネス世界記録にも認定された田中力子さんの死後、日本で長生きした人たちには、以下のお二人が挙がります。

  • 巽フサさん(享年116歳)
  • 糸岡富子さん(現在116歳)

巽フサさんは田中力子さんの死後、国内最高齢の人として知られていましたが、116歳でお亡くなりになっています。

また、現在は糸岡富子さんが同じく116歳に到達し、今年2025年には117歳を迎えられるご予定です。

世界における最も長寿な人物とは

日本国内のみならず、世界をにおける最も長寿な人物は誰なのでしょうか。答えは、フランスで暮らしていたジャンヌ・カルマンさんです。彼女は122歳という世界最高齢記録を樹立し、田中力子さんの死後、ギネス世界記録を塗り替えています。

ジャンヌ・カルマンさんは、2021年に新型コロナウイルスに感染したものの、倦怠感の他に症状が出ることなく回復したといいます。

また、晩年までチョコレートとポートワインを嗜むことを好んでいたというジャンヌ・カルマンさんは、日本最高齢である田中力子さんとも「チョコレート」「好きなものを楽しむ」という共通点があり、話題となりました。

長寿の理由は生活習慣にあり!遺伝的要素は関係なし?

長寿な人々を見ていると「遺伝が関係しているのでは」と考える方も多いでしょう。しかし、研究の結果、長寿に遺伝的要因は約2〜3割程度しか関係していないことが判明しています。

残りの7割は、主に生活習慣や環境的要因が大きいと考えられており、中でもストレスを溜め込まず、楽観的で明るくのんびりとした性格の人が長寿に多い傾向があるそうです。

こうした調査結果から見ても、健康的な生活習慣はもちろんのこと、日頃の生活においてストレスを溜め込みすぎず、適度に物事を楽観視したり、自分なりのストレス解消法を確立することは、自身の心身に大きな影響を与えることがわかります。

日頃から健康に良い生活習慣を意識して長寿を目指そう

いかがでしたか。長生きする人たちは、総じて適度な運動や日光浴など健康に良い生活習慣を取り入れていたり、ストレスを溜め込みすぎず発散している様子が多く見受けられます。ぜひ長寿な人々の生活習慣や考え方を参考に、自分らしい生き生きとした人生を送りましょう。

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