熊手の飾り方!ご利益がある置き場所と飾る方角や向き

熊手 飾り方

初詣で熊手は購入しましたか?「熊手」といえば草をかき集めるものではなくて、主に商売繁盛の願掛けをする縁起物の事です。しかしこの熊手、購入したはいいけど家のどこに飾れば効果があるのでしょうか?飾る方角も他の縁起物と同じでいいのでしょうか?イマイチわかりませんよね。そこで今回は、熊手を飾る際の正しい置き場所や方角をご紹介します。飾るときの固定方法や、処分の方法も注目です。

熊手の飾り方

熊手 飾り方

熊手はどこに飾れば運気があがるのでしょうか?熊手を飾るときの場所選びや方角をご覧ください。

熊手の置き場所

熊手というのは、神社でもらえる「お札」と同等の縁起物。お札は神様の分身であるという考え方がなされているので、熊手も決して無下に扱ってはいけません。そんな神聖なる熊手を飾る場所にはある基準があります。それは「目線より高い場所」「清らかな場所」です。高い場所や清らかに保つべき場所に置くと、運気もぐんぐん上がっていきます!

では目線が高く、清らかなる場所はどこでしょう?それは「神棚」です。ご自宅に神棚があれば、神棚とセットで飾るとよいでしょう。神棚ほど高い設置場所はありませんよね。縁起物が2つ揃うと「鬼に金棒」って感じで頼もしさを感じます。また、神棚と同様にご利益がある場所は仏壇です。

しかし、最近の家では神棚や仏壇を設置していないご家庭が多いです。賃貸アパートやマンションだと神棚を設置している部屋はほとんどありません。そういった場合はどこに熊手を置けばよいのでしょうか?神棚や仏壇が無い場合の置き場所は以下の場所を選んでください。並びは飾る場合の優先順位です。

  • 玄関の上
  • リビングや人が集まる部屋
  • 家の中心部分
  • タンスや本棚の上

以上が神棚や仏壇が無い場合の飾る場所選びです。神棚、仏壇に次いで飾るべき場所は「玄関」となります。風水的にみても、玄関は「良い気の流れの通り道」「幸福が舞い込んできやすい場所」です。なので、熊手を置く場所としては神棚・仏壇の次に向いている場所。熊手以外にも縁起物や置物が玄関に置かれるのも、そういった理由があるんですね。

熊手を飾る方角

家の中の場所や位置は、運気を左右する重要なポイントです。しかし、同じくらい大事なのが「方角」です。東西南北それぞれの方角には全く違う気の流れがあります。それでは、熊手を飾る場合はどの方角に向けたらよいのでしょうか?方角によってどんな運気が上がるのかを見ていきましょう。
また、縁起の良い方角と言えば恵方ですよね?2019年の恵方はどの方角にあたるのかもご覧ください。

東西南北それぞれ何運があがるのか?
熊手を東西南北いずれかの方角に置いたとき、以下の運気が上がります。

  • 東「仕事運アップ!」
  • 西「地位や名誉の運気がアップ!」
  • 南「金運や財運がアップ!」

東は仕事運がアップ、出世の話しや独立のチャンスに恵まれるでしょう。西は今の自分の地位や名誉、立場に良い変化が訪れます。南は金運や財運がアップするチャンスに恵まれます。宝くじに当たったり、思わぬ臨時収入が期待できますね。

「あれ、ところで北は?」お気づきの方も多いのではないでしょうか。北の方角は「運気が逃げる」「悪い気が留まる」と忌み嫌われる方角です。熊手を飾るときは北向きは避けて飾りましょう。

2019年の恵方はどこ?

恵方とは一年ごとに変わる「何事においても吉」となる、その一年で最も大切な方角です。もちろん、熊手の様な縁起物を飾る場合はこの「恵方の方角」に向けるのがベスト!2019年の恵方は、「東北東」と言われています。方角によって舞い込む福は変わりますが、2019年何事においても良いことが起きることを願うのであれば東北東に熊手を飾ってください。

熊手の向き

熊手を飾る際に方角の説明をしました。東・西・南それぞれ別の運気があがります。北は逆に運気が下がってしまうので避けてください。しかし、これらはあくまで熊手をリビングや家の中心、タンスや本棚の上に飾るときに選ぶ方角です。

元々ご利益が期待できる神棚や仏壇に飾る場合は、方角を気にする必要はありません。倒れない様に固定された置き方をすることが大切です。見た目にもしっくりくる飾り方をすれば良いでしょう。
玄関に飾る場合は、外からの運気や幸福を招き入れやすいように、入り口側(外側)に向けて熊手を飾ってください。場所は玄関の上です。

熊手の間違った飾り方や置き方

熊手 飾り方

「こんな熊手の飾り方はやめて!」熊手は先にも説明したように、神様の分身が宿る大変神聖な縁起物です。間違った飾り方や不適切な置き方をしてしまうと、神様が怒って福どころか不運な目にあうかもしれません。それだけはぜひ回避したいですよね。無意識のうちに誤った飾り方をしないように、熊手の間違った飾り方や置き方を見ていきましょう。

熊手が倒れないようにする

熊手の足となる部分は一本の細長い棒です。それゆえ、熊手本体だけではバランスをとることができず、立たせることができません。部屋や仏壇の隅っこに斜めに傾けて置いたとしても、背面に空間ができるので結局いつかは倒れるのが関の山です。「縁起物が倒れる」というのは何だかよくない事が起きそうですよね?

熊手は、足元をがっしり固定しなければすぐに倒れてしまいます。そこで、熊手が倒れない様に固定する方法をご紹介したいと思います。固定の方法は以下の手順で行ってください。

  1. 壁に輪っか付きネジを差し込む
    壁に輪っか付きネジを差し込む
  2. 輪っかに熊手の足部分を通す
    輪っかに熊手の足部分を通す
  3. 心配なら針金を巻く
    心配なら針金を巻く

ホームセンターでも販売している、輪っかのついているネジをあらかじめ購入しておきましょう。輪っか部分に熊手の足部分が通るようにサイズの確認も忘れずに行ってください。輪っか付きのネジを壁に差し込み、輪に熊手の足部分を通せば固定完了です。それだけでは心もとないという場合は、ネジと熊手を針金や紐を巻き付けて固定の強度を上げると安心です。

壁に穴をあけるわけですから、オフィスや賃貸など、自宅でない限りは必ず責任者に取り付けても良いか聞いてからにしましょう。

常に綺麗にする

熊手を置く場所には基準があると説明しました。「目線よりも高い場所」「清らかなる場所」です。玄関の上やリビングの高い場所、タンスの上がそうでしたね。しかし、高い場所というのは埃やハウスダストの溜まりやすい場所。普段目の行き届かない場所なので掃除がおろそかになってしまいます。

また、神棚や仏壇も放っておくとすぐに埃をかぶってしまいます。よっぽど習慣化している人じゃない限り毎日お手入れする人もあまりいないんではないでしょうか。

ですが、そこに熊手や縁起物があったらどうしましょう?まさか神様の分身を埃まみれにして何日、何十日もそのままにするような罰当たりはしてはいけませんよね。そんなことをしたら、せっかくのご利益や幸福も逃げてしまいますよ。

熊手を置く場所は、目の行き届かない場所が多いからこそ常に綺麗にすることを意識しましょう。

熊手の正しい処分方法

熊手 飾り方

熊手は神聖な道具ですが、そのお役目は一年間です。必要が無くなったからと「ゴミ箱にポイして終わり~」なんて罰当たりなことをしてはいけません!古くなった熊手を処分する場合は、神社に任せましょう。

処分するタイミングは年末年始、初詣中の神社で行われる「古神収め」か「お焚きあげ」に納めてください。「年末年始は忙しくてタイミングを逃してしまった」という人は、1月15日に行われる「どんど焼き」で処分してもらいましょう。そのタイミングも逃した場合は、平時に神社にてお返しすることができます。

熊手は役目を終えたとはいえ、一年間お世話になった神様の分身。処分する際は必ず感謝を込めて見送りましょう。

正しい熊手の飾り方で福を呼び込もう!

熊手 飾り方

以上が熊手を飾る際の正しい置き場所や方角、処分の方法でした。

熊手はお札と同じく、大変神聖なものです。福を呼び込み、持ち主やその家族の運気を上げてくれる大変ありがたい存在。なので、置き場所は必ず自分たちよりも高い位置で清らかなる場所に置いてください。角度は神棚や仏壇とセットで置くなら気にする必要はありません。しかし室内に置く場合は、東・西・南、いずれかです。叶えたい願いによって方角を変えます。また、2019年の恵方は「東北東」です。何事においても吉となりたいなら恵方の方角におくと良いでしょう。

場所や方角が決定したら、今度は常に安定して飾れるように固定させてください。熊手だけではバランスを保てません。もし誤って落としてしまったりしても、特に問題はありません。ですが、縁起物に対して感謝や敬う気持ちを持っているならば固定させてください。

感謝の気持ちは最後まで持ちましょう。一年間のお役目を終えたら、神社で大切に納めます。購入から処分する日まで丁寧に扱えば、熊手の中の神様はそれに応えてくれるはずです。
正しい飾り方や処分方法をおさらいし、大きな福を呼び込みましょう!

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