目次
トマトの冷凍保存方法
ここからはトマトを冷凍保存する方法をご紹介します。トマトの冷凍保存の方法は主に2種類です。自分が使いやすい方法を試してみてください。
トマト丸ごと冷凍する
- ヘタを取る
- ラップで包む
- 冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れる
丸ごと冷凍する場合は、ヘタを取るようにしましょう。ヘタが付いたまま冷凍してしまうと、いざ使う時にカチカチに凍っていて包丁が入らずうまく取ることができません。無理に包丁を入れようとすると刃先が滑って指を切ってしまう可能性もあります。ケガ予防のためにもヘタはくり抜いておくようにしましょう。ヘタをくり抜くときにはできるだけ浅くくり抜くのがポイントです。浅くくり抜いておけば中のタネも出てくることが無いので美味しく食べることができます。
次にラップをします。ラップで包むとトマト同士がくっつくことがなくなるのでとても便利です。
冷凍用の保存袋に入れる時は、ヘタの部分を下にします。口を締めるときには空気を抜いてから閉じるようにしましょう。空気が入っていると冷気が浸透しにくくなり、凍るのに時間がかかってしまいます。野菜は生のままだと劣化が進むのが早いのできちんと空気を抜いて早く凍らせるのが大切です。
トマトをカットして冷凍する
- ヘタを取って、皮のままざく切りにする
- 冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れる
トマトをカットするときの大きさですが、どんな大きさでも大丈夫です。自分の使いたい料理に合わせて切ってください。
また、トマトが平らになるように保存袋に入れると冷気の浸透が均一になり、冷凍ムラを無くすことができます。冷凍ムラがないと料理した際に使いやすくなるのでおすすめです。解凍もすばやくでき、時短になります。使う冷凍用の保存袋には必ず日付を書いておきましょう。保存品を使い始めて2週間ほどしてくると、いつ冷凍したものかわからなくなってしまいます。しっかりと把握して賞味期限切れのものを食べることのないように注意してください。
冷凍したトマトの保存期間
冷凍したトマトの保存期限はおよそ1ヶ月です。冷蔵保存する場合だと10日程度でダメになってしまいます。冷凍保存するだけで20日も賞味期限が伸びるので、少し手間ですが冷凍保存していて損は無いですよ。
冷凍したトマトの解凍方法とコツ
解凍する方法と失敗しないコツをご紹介します。
- 冷凍庫から取り出す
- 鍋に入れて火が通ったら完了
トマトは自然解凍をしてしまうと栄養価が水分とともに流れ出てしまいます。できるだけ栄養価は無駄にはしたくないですよね。もれなくいただくためにも、トマトは冷凍のまま鍋やフライパンに入れてしまいましょう。
カットしたトマトで、もし使う量を少なくしたい場合は小分けにしておくか、冷凍する時に少し溝を作っておくと自分で割って少しずつ使うことができます。
是非試してみてください。
冷凍トマトを賢く使ったレシピ3つ
冷凍トマトを使ったレシピをご紹介します。
豚とトマトと野菜の味噌生姜炒め
材料
- カットした冷凍トマト:1個
- 豚バラ肉:150g
- キャベツ:1/8個
- 玉ねぎ:1/4個
- 生姜:小さじ1
- 味噌:大さじ1
- みりん:大さじ1/2
- 醤油:小さじ1
- 砂糖:小さじ1/2
作り方
- キャベツは3cmくらいに切る
- 豚バラは3〜4cmくらいに切る
- 玉ねぎは5mmくらいの薄切りにする
- フライパンに油を敷いて豚バラを炒める
- 肉に火が通ったら、トマト以外の野菜を入れてしんなりするまで炒める
- 調味料と冷凍トマトを入れて、火が通るまで炒めて完成
卵とトマトの春雨スープ
材料
- カットした冷凍トマト:1個
- 長ネギ:1/5本
- 春さめ:10g
- 卵:1個
- 生姜:小さじ½
- 水:2カップ
- 鶏ガラスープの素:大さじ1
- 醤油:小さじ1
- 酒:大さじ1
- 胡椒:少々
- ごま油:小さじ1
- 片栗粉:大さじ1/2
作り方
- 長ネギを粗くみじん切りにする
- 小鍋に調味料を混ぜて火にかける
- 春雨を入れて柔らかくなるまで煮る
- 冷凍トマトと長ネギを入れる
- 水溶き片栗粉を入れてとろみを付けたら、卵を溶いて入れる
- 卵が固まったら完成
冷凍トマトのパスタ
材料
- 丸ごとの冷凍トマト:3個
- にんにく:ひとかけ
- 玉ねぎ:1/2個
- ベーコン:3枚
- パスタ:200g
- オリーブオイル:大さじ2
- コンソメスープの素:大さじ1
作り方
- 冷凍トマトは流水で洗って皮を剥いて4等分にカットする
- にんにくと玉ねぎは薄切りにする
- ベーコンは2cmくらいに切る
- オリーブオイルににんにくを加えて炒める
- ベーコンと玉ねぎを加える
- トマトを入れる
- 火が通ったら、コンソメを入れる
- 茹でた麺を入れて火が通ったら完成
冷凍トマトはスープにも炒め物にもなんでも合う食材です。是非参考にして自分好みの料理でトマトを食べてみてください。
こんな効果も!トマトを冷凍保存するメリット
トマトを冷凍するメリットとして3つご紹介します。上記の内容とかぶってしまう点もありますが、おさらいとして読んでみてくださいね。
日持ちが長くなる
トマトを冷凍すると日持ちが長くなります。普通は10日程度ですが、冷凍すると1ヶ月に伸びます。たくさんもらっても毎日トマトを食べるのは結構たいへんですよね。冷凍すれば毎日食べなくてもきちんと期限内に消費することができます。
湯煎しなくても皮が剥ける
トマトを冷凍しておけば水で流すだけで皮が剥けてしまうのでとても簡単です。湯煎しなくても剥けるのはとても便利ですよね。湯煎の場合はお湯を沸かしたり、氷水を準備したりと結構面倒ですが、冷凍トマトはその手間を省くことができます。しかも、キレイに無駄なく剥けてしまうので、お湯を沸かすのが面倒だったり失敗するのは嫌だったりと感じている方は冷凍するのがとてもおすすめです。
そのまま調理できる
冷凍したトマトは解凍すること無く直接調理することができます。そのまま使うとトマトの旨味を逃すこと無く、時短にもなるのでいいことずくめですね。解凍するのが面倒という方にも向いています。
トマトを冷凍すると栄養はどうなる?
トマトを冷凍すると栄養価はどうなるのでしょうか?野菜を冷凍すると栄養価が落ちてしまうイメージを持っている方が多いと思いますが、実は栄養価は落ちていません。肌にも良いリコピンやビタミンCなどほとんどの栄養素はそのままトマトに残っています。しかし、冷蔵庫で保存したり常温で解凍したりしてしまうと栄養価が流れ出てしまう可能性もあるので、特別な理由がない限りは冷凍のまま使ってしまうのがおすすめです。
トマトは冷凍するのが賢い使い方
今回はトマトの冷凍保存の方法についてご紹介しました。
最後にもう1度おさらいします。
トマトを冷凍する時は、下処理を済ませてから凍らせるようにしましょう。保存期間は1ヶ月です。調理する時は基本的に冷凍のまま鍋に入れるようにしてください。冷凍トマトを使ったレシピを今回は3つご紹介しました。ぜひトマトの消費に活用してみてください。トマトは皮が剥きやすくなったり、そのまま調理できたり、栄養価が損なわれなかったりと冷凍すると良いことがたくさんあります。たくさんもらって困っている方は冷凍して少しずつ消費していきましょう。この記事を参考に美味しくトマトを消費してみてください。