目次
不要になった靴をリサイクルする方法
人に譲る
不要になった靴の処理としてまず最初におすすめするのは、「人に譲る」という方法です。いろいろな事情で、わたしたちは「自分はもうこの靴を履かないな」と判断するときがしばしばあります。ではいったい、その靴をどうやって処理すればよいのでしょうか?それについて考えると、ちょっと悩ましく思いますよね。
不用品になった靴を処理する際のポイントは、「靴の状態」です。破損の程度が大きく、完全に使い物にならなくなってしまった場合は「ごみ」として処分を判断することもあるでしょう。とはいえ、靴は基本的に丈夫なつくりをしていますから、「不用品」になってしまった靴が、まだまだ現役であることも往々にしてあることです。そういうときは、ただ捨てるのもなんだか気が引けますよね。人によっては思い出も詰まっていますから、できれば誰かに使ってもらうほうが嬉しいはずです。
まだまだ現役だけど、自分はもう使わなくなってしまった靴。そんな靴をお持ちなら、まずは、自分の靴を使ってくれそうな身近な人を探してみるとよいでしょう。家族、友人、会社の知り合いなど、心当たりのありそうな人をあたってみることをおすすめします。とくに、あなたの不要になったその靴が、人気や知名度のあるメーカーやブランドであるなら、貰い手がつきやすくなります。
日頃からメンテナンスや扱いに気を配っていて、綺麗な状態を維持していたなら、自信をもって他人に譲り渡すことができるはずです。場合によっては、「お金を払うからぜひともその靴を譲ってほしい」と言う方もいるかもしれません。ハイブランドの靴は、もともと数万円するものばかりですからね。お金と引き換えに靴の譲渡が行われることは、ごくあたりまえにあることです。靴に強いこだわりのある方なら、自然とそういう“交渉”の話を持ち掛けてくるかもしれません。
もともとお互いが知り合いということもあり、自分の愛用していた靴を相手が大切に使ってくれるという期待や安心感もありますので、身近なところに、靴を欲しそうな人がいましたら、ぜひいちど声をかけてみてはいかがでしょうか。
オークションで出品する
残念ながら、「知り合いに自分の靴を使ってくれそうな人がいない」ということもあるでしょう。しかしその場合でも、諦めることはありません。身近に譲り手がいないのであれば、オークションを通じて靴を貰ってくれる人を探せばよいのです。ただしその場合には、自分の靴のブランド、型、箱の有無、保存状態などをしっかり把握しておく必要があります。オークションは見知らぬ者同士で取引をするので、ご自身の「靴」の信頼性を相手にアピールしなければなりません。
靴を出品する際のコツは、その靴が、中古市場(オークション市場を含めて)でどれくらいの値打ちがあるのかを事前にチェックすることです。そうすれば、適正で納得のしやすい入札価格の下限をあらかじめ設定して取引することができます。最低価格を設けておかなければ、思いもよらない低い入札価格で取引をしなければならなくなるので要注意です。
リサイクルショップなどで売る
ネットオークションの世界では、買ってもらいたい靴がある程度の「ブランド」でなければ、なかなか引き取り手がつきません。しかし、一方でリサイクルショップは、ブランドを問わず、子供靴、紳士・夫人靴、サンダルなどをふくめて、幅広く買い取り対象となっています。
ただし、リサイクルショップも、買取り不可能と思われるような靴の状態はNGです。その場合は、やはりごみとして処理することを検討したほうがいいでしょう。
リサイクルショップは、買取りコーナーに靴を持っていけば、その場で査定が行われ買い取りが成立します。しかも短時間で終わるため、靴をすぐにでも手放したいという方にはおすすめです。一方でオークションは、入札から品物を発送するまでに少々時間がかかってしまいます。
ネットオークションのことはよくわからない、顔のわからない相手と取引をするのは苦手だというのであれば、店員と面と向かって買い取りの相談ができるリサイクルショップをおすすめします。
下取りに出す
リサイクルショップには、買取りだけでなく下取りをしてくれるところもあります。新しい靴を買い替えるつもりなら、古い靴を下取りに出して、そこで得られたお金でお買い物をすれば費用が浮くので一石二鳥です。
フリーマーケットに出す
他にも靴を誰かに譲る手段はあります。それが「フリーマーケット」です。地元で開催されているフリーマーケットに出品して、貰い手を見つけてみてはいかがでしょうか。自分でフリーマーケットを出店できないのであれば、出品物を募集している方に頼んで代わりに販売してもらうのもいいでしょう。
「フリーマーケット」つながりでいえば、近年流行っている「ネットフリーマーケット」すなわち「メルカリ」を利用するのも一案ですね。メルカリのサービス利用者は年々増加しているので、ネットオークションを使うより、簡単に靴の引き取り手が見つかるかもしれません。こちらも、不用品の靴の引き取り手を探す方法として検討してみてはいかがでしょうか。
靴のリサイクルサービスを利用しよう
ASBee (アスビー)
引き取った靴をリユース(再使用)するだけでなく、状態が悪い靴をリサイクルする取り組みを行っています。つまり、たとえ履き古した靴であっても、「ASBee (アスビー)」では下取り可能ということです。ショッピングモールなどを中心に全国展開しているので、みなさんのお住まいの地域でこのお店を見かけましたら、いちど不用品の靴の相談をしてみてはいかがでしょうか。北は札幌にまで店舗が展開されています。
http://www.asbee.jp/asbeefam/news/detail/?news_cd=0000000550
シュープラザ
下取り1足ごとに割引券(200円分)が発行されるキャンペーンが実施されています。状態の良くない靴でも下取り可能なので、下駄箱に眠っている靴があるのでしたら、ぜひ持ち込んでみてください。
https://www.chiyodagrp.co.jp/shop-campaign/tradein/
マルイ
関東に多くの店舗をもつ「マルイ」は、リユース(再利用・再販売)を中心としたサービスを行っています。履き潰した靴や、損壊が激しい状態の靴は下取りの対象外とってしまうので注意が必要です。下取りできない靴の状態については、公式サイトで詳しく説明されているので、下記のURLをご参考ください。大阪などの関西圏にも店舗がありますので、公式サイトからみなさんのお住まいの地域をご確認ください。
https://www.0101.co.jp/shitadori/
こども靴下取りサービス(西武・そごう)
子供靴の下取りに特化したサービスを実施している「西武・そごう」。このサービスは、アフリカの「ザンビア共和国」にいる子供たちに寄付することを目的としており、社会貢献活動にご興味のある方は、ぜひいちどお立ち寄りください。下取り一点につき、500円引きのクーポン券が発行される特典もあります。
https://www.sogo-seibu.jp/kodomogutsu_houkoku/
Green box (グリーンボックス)
下取りした靴のリユース(再利用)とリサイクルを実施している「Green box (グリーンボックス)」。下取りでお買い物商品を5%割引する特典もあります。この店舗はイオン・ダイエーの靴売場にて展開しているので、みなさんがお住まいの近くに「Green box (グリーンボックス)」がありましたら、いちど立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
http://www.greenbox.jp/news/detail/?news_cd=0000000545
靴を寄付してリサイクルする方法
靴を知人に譲ったり、オークションやフリーマーケットに出品したり、リサイクルショップに下取りにするのではなく、不要になった靴を「社会貢献」に役立てたいという方は、たとえばNGO団体の運営する不用品回収サービスを利用するとよいでしょう。「エコトレーディング」と呼ばれる取り組みをしており、みなさんの不要となった靴を回収して、発展途上国に寄付しています。
https://eco-friendly.site/shoes/
リサイクルで処分すべき靴かを判断する方法
貰い手がいない
不用品になった自分の靴を誰かに使ってほしくても、引き取ってくれる人がいなければやはりどうしようもありません。また、その靴が、ネットオークションで出品するほどハイブランドでもなさそうだったり、状態があまり良好でないようであれば、潔くリサイクル店に引き取ってもらって処分しましょう。
明らかに靴がボロボロの状態だとわかる
さきほども触れましたが、ボロボロの状態の靴を引き取ってくれる人は、なかなかいないと思われるので、履き潰した靴などは、リサイクルショップで引き取ってもらいましょう。
地球にやさしく靴を処分しよう!
さて、いかがでしょうか。不要になった靴の処分は、その靴の状態や中古としての値打ちによって、いくつかの処分方法があることが、おわかりいただけたかと思います。まだまだ現役で履けそうならば、なんらかの形で、引き取り手を探す方法を考えてみることをおすすめします。