子どもが登園・登校を嫌がる…4つの原因とは?言うことを聞かない時、親にできる傷つけない対処法

うずくまって泣く子ども

4月は、子どもにとって入学や入園など大きな節目となる時期になります。生活環境が大きく変化する時期なので、子どもの心身に大きな負荷がかかりやすい時期ともいえるでしょう。そのため、この時期は子どもが登校や登園を嫌がることもあります。子どもが登校や登園を嫌がる原因を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

新学期や新年度、子どもが登園・登校を渋りやすい

親子喧嘩 女子高校 母親

4月になると、新学期や新年度が開始します。大人でも少し緊張する時期であり、子どもはさらに敏感に環境の変化を感じやすい傾向です。そのため、新学期や新年度はどうしても子どもが登校や登園を嫌がりやすい時期。なぜ登園や登校を嫌がるのか、詳しく原因を見ていきましょう。

子どもが登園・登校を嫌がる4つの原因

子どもが登園や登校を嫌がる理由は、以下のものがあります。

1.初めての環境になじめない

入学や入園は、人生の大きな節目です。新たな環境に身を置くということは、子どもにとって大きな変化といえます。今まで親と過ごしていた子どもが同じ年齢の子と集団生活を開始し、今まで優しかった保育園や幼稚園を卒業して自分のことは自分でする学校へと進みます。

子どもにとって、入学は新たな世界に踏み込むことです。多くのことが初めてのことなので、負荷やストレスがある可能性は高いです。目まぐるしく変化する環境についていけず、登園や登校を渋っているのかもしれません。

2.相性が悪い人と同じクラスになった

大人だって、相性の良し悪しはあります。子どもにも当然相性はあり、相性が悪い子と一緒のクラスになると、学校や幼稚園などに行きたがらない可能性があります。

  • 毎日からかわれて、精神的にきつい
  • いじめっ子と一緒になり、目を付けられないか不安感が大きい
  • 話しを聞いてくれない先生が担任になったなど

気にしなければいいと思う大人もいますが、多感な子どもにそれは難しく、ストレスをためる原因になります。

3.疲れなどが蓄積し、体調が思わしくない

新しい環境に身を置くと、周囲に気を使いつつ新たなことを覚えなければなりません。学校は幼稚園や保育園ほど子どもに対して手厚く接してくれるわけではないので、ある程度自分のことができないと周囲の子から置いて行かれてしまい、精神的にきつい思いをしやすくなります。

また、通学による肉体的な疲労も相まって、体調不良になり学校や幼稚園に行くことを嫌がっているのかもしれません。

4.生活環境の変化で集団生活の人数が急激に変化した

進学による生活環境の変化の中でも、集団生活を行うときの人数は非常に大きなポイントとなります。今まで1クラス20人といった少人数学級だった子が、複数の学校が一緒になっている学校に進学した場合1学年5クラスなどの規模になり、1クラスも30人以上になるため、環境の変化はかなり大きいです。

人が集まれば、がやがやしたときの声量もそれなりに大きくなります。今までにない人間の声の多さに、気を使いすぎて疲労困憊の余り登校や登園を渋る子もいます。

言うことを聞かないとき、親にできる傷つけない対処法

手を繋ぐ親子

学校に行くよう促しても全く子どもが言うことを聞いてくれない場合、以下のような対処方法を実践しましょう。

  • なぜ学校や園に行きたくなのか、事情を聞いてみる
  • 生活リズムを整えるよう促す
  • クラス担任に相談してみる
  • 無理に登校や登園させず、様子を見る

子どもには子どもの事情があるので、あまりにも根掘り葉掘りいろいろなことを聞くと、親に対しても心を閉ざしてしまうかもしれません。まずがゆっくり休ませて、子どもが話すまで待つとのもひとつの策です。

まとめ

子どもが園や学校に行き渋っているときは、なんらかの事情がある可能性が高いです。そのため、まずはしっかりと休ませて体調などを整え、子どもの気持ちに寄りってどうすべきかを見極めましょう。

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