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ピーマンの美味しさは調理法で決まる
ピーマンは栄養豊富で料理の彩りにも最適な野菜ですが、ちょっとした調理の失敗で苦味や青臭さが際立ってしまいます。
実は、切り方や加熱方法を少し間違えるだけで、本来の美味しさを大きく損なってしまうのです。ピーマンを美味しく食べるために、どんな調理法を避けるべきか確認していきましょう。
ピーマンが美味しくなくなる7つの調理ミス
ピーマンを使った料理を作ったとき、「なぜか苦い…」「青臭さが強くて子どもが食べてくれない」と感じたことはありませんか?その原因は意外にも、多くの家庭でよくある調理法のミスにあります。
ここからは、具体的にどんな調理法がピーマンの美味しさを損なってしまうのか、そしてどう改善すればいいのかを詳しくご紹介します。
①細かく切りすぎると苦味が増える
ピーマンを輪切りやみじん切りにすると、苦味や青臭さが強くなってしまいます。これはピーマンの繊維を細かく断つことで細胞が壊れ、中の苦味成分が出やすくなるためです。
特に子どもがピーマン嫌いになる原因は、この切り方にあることも少なくありません。苦味を抑えたいなら、繊維に沿って縦方向に切りましょう。また、小さく切りすぎず、適度に大きめにカットすることも大切です。そうすると、苦味や青臭さを抑えてピーマン本来の甘味や旨味を楽しめます。
②急いで火を通したいのに縦切りしている
ピーマンを調理するとき、「早く火を通したいのに、なかなか柔らかくならない」と感じることがあります。その原因は、ピーマンを縦切りにしていることにあります。
ピーマンの繊維は縦方向に走っていて、縦切りにすると繊維が残ったままになるため、熱が内部に伝わりにくくなります。火を早く通したい場合は、繊維を断つ横切りにすると効率的です。また、強火で約30秒〜1分以内で炒めると、適度に火が通って色鮮やかに仕上がります。
③シャキシャキ感が欲しいのに横切りしている
ピーマンを使った炒め物やチンジャオロースなどの料理で、「シャキッとした食感が出ない」という悩みがあります。これはピーマンを横切りにしていることが原因です。
横切りにすると繊維が細かく断たれ、熱がすぐ通ってしまうため、柔らかくなりやすいのです。シャキシャキ感を活かしたいときは、縦切りで繊維を残すようにしましょう。縦切りにすると火を通しても歯応えが保たれ、食感が良くなります。
④栄養豊富なワタやタネを捨てている
ピーマンを調理する際、無意識にワタやタネを取り除いていませんか?実は、ピーマンのワタやタネにはビタミンやピラジンという栄養素が豊富に含まれています。
特にピラジンは血行促進効果があるといわれ、実の部分にはほぼ含まれていません。つまり、ワタやタネを捨ててしまうと、せっかくの栄養を逃すことになります。肉詰めや丸焼きなどでピーマンを丸ごと調理すれば、無駄なく栄養を摂ることができますよ。
⑤長時間炒めて食感や色を悪くしている
ピーマンを炒めるとき、ついつい加熱しすぎていませんか?実は、炒めすぎはピーマンの色や食感を損なう原因です。
ピーマンは元々火の通りが良いため、炒める時間が長すぎると水分が飛び、食感がベチャッとしたり、色がくすんでしまったりします。炒めるときは、強火で30秒〜1分以内に短くすることが大切です。短時間でサッと炒めることで、鮮やかな緑色と程よい食感が楽しめます。
⑥電子レンジだけでピーマンを加熱している
手軽に調理しようと電子レンジだけでピーマンを加熱すると、出来上がりが水っぽくなったり、食感が悪くなったりします。これは電子レンジがピーマン内部の水分を過剰に引き出し、べちゃっとさせてしまうためです。
ピーマンをレンジで調理するときは、600Wで1分以内を目安にしましょう。また、電子レンジで軽く加熱した後にフライパンでサッと炒めるなど、ひと手間加えると美味しく仕上がります。
⑦冷凍ピーマンをそのまま加熱している
冷凍ピーマンを解凍せずにそのまま調理すると、水分が多く出て食感が悪くなります。これは冷凍すると細胞が壊れ、加熱時に水分が流出しやすくなるためです。
ピーマンを冷凍するときは、半分に切って種を取り、保存袋で冷凍するのがおすすめです。調理する際は、半解凍または凍ったままサッと炒めると、水っぽくならずに美味しく食べられますよ。
ピーマンの苦味を簡単に和らげる3つの方法
ピーマンの苦味を簡単に抑える方法をご紹介します。塩もみ、水さらし、油通しの3つを活用すれば、ぐっと食べやすくなりますよ。
1. 塩もみ
ピーマンを軽く横切りにして塩小さじ半分程度を振り、手で揉んで3〜5分おきます。その後、流水で軽く流して水気を切ると苦味が和らぎます。
2. 水さらし
細切りにしたピーマンを5分ほど水にさらすと苦味が抜けます。水気をよく切ってから調理してください。
3. 油通し
180℃ほどに熱した油にピーマンを約10秒くぐらせるだけで、苦味が油に溶け出して軽減され、鮮やかな色合いに仕上がります。
子どもが「ピーマン嫌い」になる原因は間違った調理法?
ピーマンが苦手なお子さんは多いですが、その原因のほとんどが調理法にあります。苦味や青臭さを無意識に強めてしまっていることが多いのです。
子どもでも食べやすい調理方法として、例えばピーマンの肉詰めがあります。肉の旨味がピーマンの風味を包み込み、苦味を感じにくくなります。
また、チーズ焼きもおすすめです。チーズの濃厚な味がピーマンの青臭さを抑えてくれるので、子どもでも美味しく食べられますよ。
鮮度が悪いピーマンはどう調理しても苦い
ピーマンの鮮度が落ちると苦味が強くなり、どんな調理の工夫をしても改善が難しくなります。そのため、美味しいピーマン料理の第一歩は、鮮度の良いピーマンを選ぶことです。
新鮮なピーマンを見分けるには、次のポイントをチェックしましょう。
- ヘタの切り口がみずみずしい
- 鮮やかな緑色で表面にツヤやハリがある
- 手に持ったときに肉厚でずっしりとしている
こうした鮮度の良いピーマンを選べば、苦味も少なく調理法の工夫も活きてきます。
ピーマンを美味しく調理する3つのポイント
ここまで紹介した内容から特に覚えておきたいことを、シンプルにまとめておきましょう。
- 1.細かく切りすぎず、大きめの縦切りが基本
- 2.短時間でサッと加熱する(強火で30秒〜1分以内)
- 3.鮮度の良いピーマンを選ぶことが重要
これらを守れば、ピーマンの美味しさを最大限に引き出せます。料理がもっと美味しく、食卓が豊かになりますよ。