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読書が苦手なのには理由がある
「本を読もうかな」と思っても、気が乗らずにそのまま放置してしまうこと、ありませんか?
ページを開いてもすぐに集中力が途切れてしまい、数分後にはスマホを手に取っている……なんてこともよくありますよね。本好きな友人が楽しそうに語る姿を見て、「なんで自分は読めないのだろう」と不安に思った経験を持つ人もいるでしょう。けれども、読書が苦手なのはあなただけではありません。多くの人が同じ悩みを抱えています。
読書が苦手な人には、はっきりとした理由や原因があります。まずはその理由を自分で理解することが大切です。「これが原因だったんだ!」と気づくだけでも、少し気持ちが楽になるはずです。
紙の本だけでなく、電子書籍やオーディオブックなど、いろいろな形態の読書がありますよね。どんな読書方法でも、苦手意識を感じる原因は共通していることが多いものです。理由を明確にして、読書への苦手意識をやわらげていきましょう。
読書が苦手な人の7つの特徴
読書が苦手な人には、いくつか共通した特徴があります。自分の中の「読書が苦手な理由」をはっきりさせるために、まずはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
1. 集中力が続かない
「さあ、読むぞ!」と意気込んで本を開いたのに、5分もするとスマホの通知に目がいってしまったり、ちょっとした音に注意がそれたり……。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
静かな場所で読もうとしても、かえって雑念が湧いてきて、「明日の予定どうだったっけ?」とまったく違うことを考えはじめることもありますよね。このように注意力が散漫になるのは、読書そのものへの集中力が維持しにくいからです。
特に現代は、SNSや動画など短い時間で手軽に情報が得られるので、長時間集中して文字を追うことが難しくなっています。すぐに飽きたり、注意が散ったりしても、実は自然なことなのです。
2. メリットがわからない
本を読むことが自分にとってどんな意味を持つのか、いまいちピンとこないということもあります。「本を読んで何か得られるのかな?」と感じてしまうと、読書をする動機が生まれません。
本が趣味の人が楽しそうに話していても、「それはその人にとってのメリットで、自分には関係ない」と冷めた気持ちになってしまうこともあるでしょう。そうなると、わざわざ時間や労力をかけて本を読む意味がわからなくなりますよね。
読書をして何かが変わるという感覚がないと、どうしても意欲は湧いてきません。メリットがよくわからないまま読書をするのは、行き先を知らないまま走り続けるような気分になってしまいます。
3. 活字が苦手で疲れる
本を開いた瞬間に、ページいっぱいに並ぶ文字を見るだけで、気持ちが重くなってしまう人もいるでしょう。文字がぎっしり並ぶのを見るだけで、「これを全部読まなきゃいけないのか……」という気持ちになることは珍しくありません。
読書という行為は、目や脳にとってはとても大きな負担です。ずっと細かな文字を追いかけると、目が疲れ、次第に頭がぼんやりしてきます。これはあなたが特別なわけではなく、多くの人が感じることなのです。
実際、脳科学の専門家によると、「文字を読む」という行為自体が、脳にはハードな作業だそうです。ですから、活字を読むと疲れてしまうのは自然なことです。自分を責める必要はありません。
4. 知らない言葉を調べるのが億劫
読書をしていると、必ずと言っていいほど知らない言葉や難しい単語にぶつかります。意味がわからないまま読み飛ばしてしまうこともありますが、そうすると内容がよく理解できなくなり、結果的に読書が楽しめなくなります。
「調べたほうがいいかな?」と思いつつも、辞書を開く手間を考えると億劫になってしまいますよね。この面倒さが積み重なると、だんだん読むこと自体が嫌になってしまいます。
これは、例えるなら料理中に何度も材料を買い足しに行くようなものです。リズムが崩れてしまい、楽しさより面倒くささが先行してしまうのです。
5. 本の内容に入り込めない
友人から「この本、すごく面白かったよ!」とすすめられても、実際に読んでみると「どこが面白いのだろう?」と疑問に感じることがありますよね。
登場人物の気持ちに共感できなかったり、ストーリーそのものに入り込めなかったりすることもあります。物語の世界に浸ることができないと、単純に読むのが苦痛になってしまいます。
まるで映画を見ているのにストーリーに没頭できず、ただぼんやりと画面を眺めているような気分です。「楽しい」「ワクワクする」と感じられないままページをめくるのは、なかなかつらいものですよね。
6. 読書する時間が取れない
「本を読んでみたいけれど、そもそもそんな時間がない」と感じている人も多いでしょう。
仕事や家事、育児に追われて、落ち着いて本を開く余裕がないという人も少なくありません。通勤時間やちょっとした休憩時間に読もうと思っても、他にやることが気になって集中できない場合もあります。
一日のスケジュールがぎっしり埋まっていると、本を読むためにわざわざ時間を割くのはハードルが高いものです。結果的に、「やっぱり自分には読書は無理だな」と諦めてしまうこともあるでしょう。
7. 自分に合う本が見つからない
書店や図書館に行っても、「結局どの本を読めばいいの?」と悩んでしまうことがありますよね。
ベストセラーや話題の本を手に取っても、自分の興味や好みに合わず、途中で読むのをやめてしまった経験がある人もいるでしょう。何度かそんなことが続くと、「自分は本と相性が悪いのかも」と思ってしまいます。
何を基準に選べばいいかわからないまま、無理に本を選ぶのは、方向が定まらないまま歩き出すようなものです。そんな状態では、ますます読書が億劫になってしまいます。
読書が苦手でも楽しめるようになる方法
「読書が苦手な理由は分かったけど、やっぱり楽しめるようになりたい」と感じることもありますよね。実際、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、読書への苦手意識を減らせる可能性があります。以下の方法を参考にして、無理なく読書に取り組んでみてください。
薄い本・短編から読んでみる
いきなり厚い本を手にすると、それだけで「これを全部読まなければ……」というプレッシャーがかかりますよね。そこで、最初は薄くて気軽に読める本からスタートするのがおすすめです。
例えば、100ページ程度の短編小説や、数ページずつ読めるエッセイ、ショートショートなどが向いています。1冊読み終えたときの達成感を感じられるので、「読書って案外できるかも」と自信にもつながりますよ。
興味があるテーマを選ぶ
読書を楽しむには、自分が心から興味を持てるテーマを選ぶことが重要です。周りがすすめる本ではなく、「自分が好きなこと」に関連する本を選んでみましょう。
趣味が料理なら、食に関するエッセイや小説。スポーツが好きなら、スポーツ選手の伝記やエピソードを集めた本なども読みやすいですよね。
本を読むとき、「楽しい」「もっと知りたい」と自然に感じられるテーマを選ぶことで、ページをめくる手が止まらなくなることもありますよ。
途中でやめてもOKと考える
本を手に取ったら最後まで読み切らないとダメ、と思っていませんか?
実は、途中で読むのをやめてもまったく問題ありません。自分に合わない本を無理して読み続けると、かえって読書に対する苦手意識が強くなります。
映画やドラマでも、自分に合わなければ途中で見るのをやめますよね。読書も同じです。「違うな」と感じたら気軽に別の本を選ぶようにすれば、読書への心理的ハードルがぐっと下がりますよ。
聴く読書(オーディオブック)を試してみる
「どうしても活字を読むのが苦手」という人は、耳で本を楽しむ『オーディオブック』を試してみるといいかもしれません。
オーディオブックはナレーターが本の内容を朗読してくれるので、自分で文字を追わなくても物語や内容を楽しめます。通勤中や料理をしながら、散歩中など、ながら作業のときにも便利です。
読むことが苦手でも、聴くことなら意外と抵抗なく楽しめることがあります。実際に使ってみると、「こんなに気軽に本を楽しめる方法があったんだ!」と感じる人もいますよ。
読書で得られるメリットを実感しよう
読書は苦手だと思っていた人でも、一度その楽しさを実感できれば、自然と本に触れる機会が増えてきます。少しずつでも読書に慣れていくと、日常生活や仕事でもさまざまなメリットを感じられるようになりますよ。
知識や言葉が増える
普段の生活の中だけでは触れる機会のない情報や言葉に出会えるのが、読書の大きな魅力です。ふとした会話の中で、「それ、知ってる!」と知識を披露できるようになると、自信にもつながりますよね。
また、語彙が増えることで、仕事でのプレゼンや文章作成がスムーズになることもあります。自然に新しい言葉を使えるようになると、周囲からの印象もぐっと良くなりますよ。
想像力や共感力が育つ
読書を続けていると、自然と登場人物や物語の情景を頭の中で想像する力が養われていきます。
例えば、小説を読んでいて登場人物の気持ちに共感できると、自分とは異なる考え方や感じ方を理解しやすくなります。その結果、普段の生活でも他人の立場を思いやれるようになり、人間関係が円滑になったという人も少なくありません。
ストレス解消になる
読書には、ストレスを和らげる効果もあります。たった10分、好きな本を読むだけでも、心が落ち着くということがありますよ。
ストレスを感じたとき、本の世界に入り込むことで気分転換になります。忙しい毎日の中でも、短時間でもリラックスできる時間を持つことは大切ですよね。読書はその最適な手段のひとつです。
新しい視点やアイデアを発見できる
読書をすることで、自分にはない新たな視点や考え方に触れることができます。仕事や生活の中で行き詰まったとき、まったく異なる分野の本を手に取ることで、「そんな考え方があったんだ!」と気づきを得ることもあります。
実際に読書がきっかけで新しいアイデアが生まれ、仕事や趣味で成功したという人もいますよ。本を読むことは、新しい世界を知るための入口でもあるのです。
読書が苦手でも大丈夫。まずは簡単な方法からはじめて、楽しさやメリットを少しずつ感じてみてくださいね。