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「貸したお金が返ってこない…」その悩み、意外と多いんです
「ちょっとだけ貸してくれない?」と気軽に頼まれてお金を貸したのに、なかなか返ってこないという経験をした人は、実は多くいます。
はじめは「仲の良い友達だし…」と軽い気持ちで貸したはずが、返済が遅れるにつれて、だんだんとストレスを感じるようになります。
友人関係が崩れるのは避けたいと思いながらも、返済を催促するのも気まずいものです。「どうしてあの人はお金を返さないんだろう?」「お金を貸した自分が悪いのだろうか…」と、一人で悩みを抱えてしまうケースも少なくありません。
実は、お金を返さない人には共通する心理や特徴があります。それらを事前に知っておけば、貸すか貸さないかを判断しやすくなり、未然にトラブルを防げるでしょう。まずは、お金を返さない人が心のなかでどのように考えているのかを探ってみましょう。
お金を返さない人の心理とは?
貸したお金が戻ってこない原因は、単純にお金がないからとは限りません。相手が抱える心理的な問題が影響していることも多いのです。
まずは、お金を返さない人が持つ内面的な理由をしっかりと理解することが重要です。ここでは、お金を返さない人の心理に絞って、その本質を深掘りしていきます。
「この人なら許してくれるはず」と甘えている
お金を返さない人の心には、「この人は仲が良いから許してくれるだろう」という甘えがあります。特に親しい関係にあるほど、「いつ返しても問題ない」と考えがちです。
「相手が優しい」「仲が良い」と感じているからこそ、返済への緊張感が薄れてしまうのです。例えば、家族間で借りたお金がなかなか返されないのは、この心理が大きく影響しています。
相手に依存しているため、「自分が返さなくても困らないはず」と勝手に解釈していることも少なくありません。
借りたお金を返さないことに罪悪感がない
多くの人は、お金を借りて返さないことを悪いことだと感じます。しかし、一部の人にはそのような罪悪感がほとんどありません。
このような人たちは、借りたお金を返済しないことを「軽い問題」としか認識していないため、道徳的な罪悪感を抱かないのです。
言い換えれば、「返さないことが普通」になってしまっている状態です。悪いという認識が薄れているため、繰り返し同じ行動を取ってしまいます。
お金を借りること自体を気軽に考えている
お金を返さない人は、そもそもお金を借りるという行為を深刻に受け止めていません。
一般的には「お金を借りる」ことは相手に迷惑をかける可能性があるため、慎重になるものです。しかし、返さない人は借りることへのハードルが非常に低く、まるで日常会話のように「ちょっと貸して」と言えてしまいます。
心理的な抵抗感が低いため、複数の人から平気で借りることも珍しくありません。
借金を重大な問題だと思っていない
お金を返さない人のなかには、借金をそれほど深刻な問題だと考えていない人もいます。
借りたお金を返さないことを「大したことではない」と捉えているため、自ら返済計画を立てたり、工夫をしたりしようとしません。それは、借金そのものを単なる一時的な解決手段としてしか見ていないからです。
例えば、「次の給料が入ればすぐ返せるから大丈夫」と安易に考えているケースがよくあります。深刻に考えないからこそ、借金がどんどん増えてしまい、問題が大きくなるのです。
「すぐに返さなくても問題ない」と考えている
お金を返さない人の多くは、返済を後回しにしても大きな問題にはならないと考えています。
たとえば、「今月は忙しいし、来月に返そう」「もう少し待ってもらっても迷惑はかけないだろう」と、自分の都合を優先した考え方が習慣化しています。
こうした人は、返済が遅れることで相手が感じるストレスや迷惑を想像できません。結果として、返済の催促がなければ自然に忘れてしまい、催促されたとしても「そのうち返すから」と軽く受け流してしまいます。
問題を先送りにする心理は、夏休みの宿題を後回しにする学生の心理に似ています。「まだ間に合う」「後でやればいい」という気持ちが強いため、結局ギリギリになって慌てるのです。
お金の場合も同じで、結局最後まで返済されないままになってしまうことがよくあります。
返さない自分を「仕方ない」と正当化する
お金を返さない人は、返済ができない自分自身を「仕方ない」と正当化する傾向があります。
具体的には、「お金がないのは自分のせいではない」「給料が安い会社が悪い」「急な出費があったから仕方ない」といった理由を作り出し、自分を責めないようにしています。自分の責任を直視するのは苦痛を伴うため、無意識のうちに責任を外部に押し付けてしまうのです。
このような心理状態が続くと、「本当は返さなければいけない」という意識自体が薄れてしまい、借りたお金を返す行動に結びつきにくくなります。たとえば、「今月も生活が厳しいから」「他にも借金があるから」と状況を理由にすることが習慣化し、自分の問題を改善するための具体的な努力をしなくなります。
このような自己正当化が続くと、周囲からの信用も徐々に失われていくことに本人は気づきません。
お金を返さない人に見られる特徴
ここまで、お金を返さない人の心理を見てきました。
お金を返さない人には、心理的な理由以外にも、普段の行動や態度に特徴が見られます。日常生活のなかで見て取れる具体的な行動パターンを知ることで、相手が返済する人かどうかを判断しやすくなります。
ここからは、お金を返さない人に共通して見られる外面的な特徴を具体的に挙げていきます。
時間や約束にルーズ
お金を返さない人は、そもそも時間や約束に対する意識が薄いことがよくあります。
たとえば、待ち合わせに平気で遅れてきたり、約束したことを忘れてしまったりすることが多いのです。「ごめん、寝坊した」「約束、すっかり忘れていた」と、悪気なく口にします。こうしたルーズな性格は、返済期日にも影響します。
日常生活の些細な約束すら守れない人は、お金を返すという大きな約束を守るのが難しいことは容易に想像できるでしょう。
頻繁に言い訳や嘘をつく
お金を返さない人には、返済期限を守れない際に頻繁に言い訳や嘘を口にするという特徴があります。
よくある言い訳の例としては、「急な出費があって…」「給料日がずれたからもう少し待ってほしい」といったものです。本当に事情がある場合ももちろんありますが、何度も似たような理由が続くようであれば、単なる言い訳である可能性が高いでしょう。
嘘や言い訳を多用する人は、問題があっても真摯に向き合う姿勢が乏しく、結果として借金を返さないことが増えてしまいます。
気軽に何度もお金を借りようとする
お金を返さない人は、1回だけでなく、複数回にわたって気軽にお金を借りようとする特徴があります。
「少額だから問題ないだろう」「前も貸してくれたからまた貸してくれるはず」と、気楽に考えている傾向があります。そのため、貸す側が一度でも貸してしまうと、何度も貸してほしいと要求される可能性があります。
お金を借りる行為そのものへのハードルが低いため、繰り返し借りることが習慣化してしまい、返済意識も薄れていきます。
浪費癖があり、金遣いが荒い
お金を返さない人の中には、そもそも金遣いが荒く、浪費癖がある人がいます。
例えば、新作の洋服やブランド品を頻繁に購入していたり、外食や飲み会にいつもお金を使っているようなタイプです。外見が派手だったり、生活スタイルが華やかだったりする場合は、浪費癖が疑われます。
こうしたタイプの人は、収入と支出のバランスを取ることが苦手で、常にお金に困っているため、借金を繰り返す傾向があります。
指摘されると開き直る態度をとる
お金を返さない人は、返済を催促された際に開き直った態度を取ることがあります。
たとえば、「そんなに急がなくてもいいだろう」「返すつもりだったけど、今言われたら返す気が失せた」と、まるで相手が悪いかのような言動をします。自分の非を認めてしまうと立場が悪くなるため、逆ギレしたり、相手の言い方や態度に問題があると話をすり替えたりするのです。
こうした開き直りの態度が続くと、相手もそれ以上追及しづらくなり、返済が遠のくばかりか、人間関係まで悪化してしまいます。このような態度が頻繁に見られる相手には、特に注意が必要です。
過去にも金銭トラブルを起こしている
お金を返さない人は、一度だけでなく過去にも同じような金銭トラブルを起こしていることが多いです。
具体的には、周囲から「あの人にはお金を貸さないほうがいい」「以前も揉めたことがあるらしい」といった話をよく聞きます。身近な人たちと繰り返しトラブルを起こすのは、その人自身の金銭感覚や人間性に問題がある可能性が高いため、貸す側としては警戒が必要です。
この特徴は、相手の過去の評判や周囲の話を聞くだけでも簡単に確認できます。もしあなたが貸そうとしている相手にこうした評判がある場合は、貸すこと自体を再検討した方が無難でしょう。
こんな言い訳は要注意!よくあるパターンと対処法
お金を返さない人は、返済の催促をされたときに様々な言い訳を使います。ただし、その言い訳の中には定番パターンが存在します。よくあるパターンを知っておけば、実際に言い訳されたときに冷静に対処することが可能です。
ここでは、頻繁に使われる言い訳の例と、その際の具体的な対処法をご紹介します。
▶言い訳①:「急な出費があって…」
「冠婚葬祭があった」「家族が病気になった」など、急な出費を理由に返済を避けるケースはよくあります。こうした言い訳をされた場合は、具体的な返済日をその場で決めて、曖昧な状態を避けましょう。
▶言い訳②:「給料日が遅れているから待ってほしい」
給料やボーナスの支払い遅延を理由に返済を引き延ばす人もいます。この場合は、正確な支払い予定日を聞き、その日に必ず返済する約束を改めて取り付けましょう。
▶言い訳③:「銀行に行く時間がない」
「手元に現金がない」「口座にお金を入れていない」といった言い訳をして、返済を後回しにしようとする人もいます。この場合、「スマホアプリやコンビニのATMからすぐに送れるよ」と具体的な返済方法を提示し、その場で対応してもらうよう促しましょう。
具体的な手段を示すことで、相手がこれ以上言い訳できない状況をつくることがポイントです。
貸したお金を確実に取り戻すための方法
相手の特徴や心理を理解しても、貸したお金を取り戻すためには具体的な行動が不可欠です。曖昧な催促や遠慮した対応は、返済をますます遠のかせる原因となります。
ここでは、貸したお金を確実に返してもらうための具体的な方法を解説します。
断りにくい理由を伝えて返済を促す
お金を借りた人が返済を後回しにする場合、貸した側から明確で断りにくい理由を伝えるのが効果的です。
例えば、「来月、引越しの費用が必要だから、〇日までに返してほしい」「支払いが迫っていて困っている」と、具体的かつ切迫感のある理由を伝えましょう。相手に「返済しないと迷惑をかける」と強く感じさせることで、返済を優先させるきっかけになります。
ただし、理由を述べる際には冷静かつ丁寧な口調で伝えることが大切です。
第三者(家族や知人)に協力を頼む
自分だけの催促では効果が薄い場合、相手の家族や共通の知人など第三者に間に入ってもらう方法があります。
たとえば、相手の親や兄弟、共通の友人に事情を話し、返済を促してもらうよう協力を依頼します。第三者が介入することで、相手は「他人にも知られている」と心理的なプレッシャーを感じ、返済を避けにくくなります。
この方法を使う場合は、事前に相手との関係性を考慮し、あくまでも冷静で適切な対応をお願いすることがポイントです。
法的手段(少額訴訟)を利用する
貸したお金がどうしても返ってこない場合は、法的手段を検討するのも一つの方法です。特に、少額訴訟という制度を使えば、比較的簡単に裁判を起こすことができます。
少額訴訟は60万円以下の金銭トラブルを迅速に解決するための裁判制度で、原則として1日で結論が出ます。手続きも比較的シンプルで、専門的な知識がなくても利用しやすいのが特徴です。
具体的には、裁判所で必要な書類(訴状)を提出し、相手方と出廷して話し合いをします。相手が出廷しない場合でも判決は下され、勝訴すれば強制執行(財産差し押さえなど)を行えるようになります。
ただし、相手との関係は確実に悪化しますので、本当に返済を望む場合や他に手段がない場合に限り検討しましょう。
お金の貸し借りトラブルを未然に防ぐために
お金を返さない相手への対処法を見てきましたが、最善の方法は最初からトラブルを避けることです。友人や知人間のお金の貸し借りは信頼関係を損ねることが多いため、貸さないのが一番の予防策です。
しかし、どうしても貸さざるを得ない場合は、次のような具体的な対策を取りましょう。
借用書を作成するポイント
貸し借りをする場合、必ず借用書を作成しましょう。借用書は法的な効力があり、返済が滞ったときの重要な証拠となります。
以下は借用書に記載すべき基本的な項目です。
- 借主と貸主の氏名・住所
- 貸した金額
- 貸した日付
- 返済期限
- 利息の有無とその条件(ある場合のみ)
- 双方の署名と押印
借用書の作成を申し出ること自体が、相手に返済の義務感を与えることにも繋がります。作成時は相手にも説明をし、必ず署名と押印をもらいましょう。
上手に断る方法を身につける
貸したくない場合は、はっきりと断る勇気も必要です。
断る際には「ごめんね、今は余裕がないんだ」「私も支払いが多くて厳しいから…」など、自分自身の状況を理由にすると相手も納得しやすくなります。また、「一度貸すと他の人にも貸さないといけなくなるから」といった理由も、相手の気持ちを害さず断る方法として有効です。
曖昧な返事をせずに、優しくも明確に伝えることで、不要なトラブルを未然に防げます。
普段から信頼関係を築くことの重要性
そもそもお金を借りようという気持ちを起こさせないためには、日頃から健全な信頼関係を築くことが重要です。定期的にコミュニケーションを取ったり、相手の状況を理解し合ったりすることで、無理なお願いをされるリスクは格段に減ります。
普段から信頼し合える関係であれば、もし万が一お金の貸し借りが発生したとしても、自然とトラブルになりにくいです。人間関係はお金よりも貴重です。日常的な信頼構築を意識して行いましょう。
お金を返さない人を理解し、トラブルを避けよう
お金を返さない人の心理や特徴、そして具体的な対処法や予防策を見てきました。
貸したお金が返ってこない理由は、相手の単なる経済状況だけでなく、心理的な問題や性格的な特徴が大きく影響しています。大切なのは、「貸したら返ってこない可能性がある」と常に意識し、お金の貸し借りに対して慎重になることです。
お金は友情や人間関係を壊すきっかけになり得ます。貸す場合にはリスクをしっかり考え、トラブルを未然に防ぐための具体的な行動を心がけましょう。