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一般的に暖房はいつまで使う家庭が多いのか
暖房を使い始める時期、使い終える時期は各ご家庭、各地域によっても大きな差があります。
寒冷地方であれば、3月いっぱいは雪が降るほど気温が低下する可能性もあり、4月まで使い続けなければいけない地方もあるでしょう。一方、日本の南寄りの地域では、早めに暖かさが戻るため、北に比べると早々に暖房の使用を終えるご家庭も多い傾向にあります。
地域によって暖房を使う時期の差が大きい
日本の地方ごとに暖房を使う時期を調査してみたところ、やはり地域によって大きな差があることがわかりました。
- 北海道・東北地方は「10月下旬〜4月下旬」
- 関東地方は地域によって「11月〜4月」
- 東海・北陸地方は地域によって「11月〜4月」
- 近畿・中国地方は「12月〜3月下旬」
- 四国地方は「12月〜3月中旬」
- 九州・沖縄地方は「1月〜2月下旬」
最も長く暖房を使う地方は、北海等や東北などの寒い時期が長く続く傾向にある地域です。
関東や東海・北陸地方、近畿・中国地方に関しては、地域によって気候の変動が大きいため、12月〜3月上旬で暖房を使わなくなるという地域もあれば、4月初旬まで使わなければ寒さを厳しく感じるという地域もあります。
そして、九州・沖縄地方は寒くなる時期も他の地方に比べて遅い傾向にあり、なおかつ早めに春が訪れるため、暖房を使う時期が短く済む傾向にあるようです。
平均気温が15℃を下回ると暖房をつける家庭が増加傾向に
各ご家庭で「どのくらいの寒さになったら暖房をつけるようにしているのか」という調査が行われたところ、気温が15℃を下回ると肌寒さを感じやすいため、10〜15℃を下回ると徐々に暖房を使う家庭が増える傾向にあるようです。
また、平均気温が15℃を下回る時期になると「そろそろ暖房なしでは過ごすことが厳しい」と感じるため、毎日暖房をつけることが習慣化すると回答する人が多くなりました。
3月ごろになると徐々に暖かい陽気が流れ込んでくるため、その日の天気予報で15℃を超える日には暖房を使わず、肌寒さを感じたら重ね着したりブランケットを活用して寒さを凌ぐようにしているという声も多く聞こえます。
2025年はいつまで暖房を使い続けるべき?
では、今年2025年はいつまで暖房が必要なのでしょうか。
2025年は3月上旬で暖かい日が増え始めている
2025年は早い時期から暖かい陽気が見え始めていたため、3月上旬現在ですでに気温が高く、暖房のいらない日も多い印象です。
地域によって差はあるものの、天気予報で日中は15℃を上回る日も多く、そのような暖かい陽気の日には暖房を使わずに過ごせるでしょう。
3月は三寒四温!3月までは日によって暖房の使用を検討
しかし、春先は三寒四温という言葉がある通り、暖かい陽気が流れ込んできたと思えば、突然寒さに見舞われたりと気温が急変動しやすい時期です。
3月までは日によって一気に10℃を下回る日もあるため、1週間先の天気予報などもチェックしながら暖房の検討をすべきでしょう。無理に暖房を使わずに寒い部屋の中で過ごしていると、体調を崩しやすい時期でもあるので要注意です。
地域によって10〜15℃を下回る日を目安に暖房使用を
前述したように、3月に入ると暖房を使わない日も増えてきます。しかし、3〜4月は三寒四温と言って暖かい日と寒い日の気温差が大きいので、10〜15℃を下回る日は暖房の使用を検討すべきです。
したがって、2025年の春も3月まではその日の気温に合わせて暖房を使い、4月に入り次第、お使いの暖房の片付けやお手入れを検討してみてはいかがでしょう。
少しでも暖房費を節約したい…暖房を使わない防寒対策は?
近年、電気代やガス代の価格が高騰しているため、少しでも暖房を使わずに光熱費を節約したいと考えている人も多いでしょう。暖房を使わずに行える防寒対策として、基本は「着込むこと」が重要ポイントになります。
「服を何枚着ても寒いよ」という人も多いと思いますが、普段着ている服の上から着るタイプの毛布を着込むことで、寒さを凌ぎやすくなります。
また、3月は寒い日と暖かい日があるので、毎日暖房を使わないご家庭も多いでしょう。その場合は、残っているカイロを活用し、服のポケットに入れたり薄手のハンカチなどに包んだり、貼るタイプのものを活用して、お腹や足、背中に当てると体温を上げることができます。
ストレッチをするといった方法も体の芯から温めることができるので、可能な限りで暖房を使わないように工夫したいという方は、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね!
3月までは気温や気候と相談して暖房使用を検討しよう
3月までは気温や気候が急変動しやすい時期です。したがって、その日の気温や気候を天気予報でチェックし、暖房を使わない防寒対策を取り入れても「まだ寒いな」と感じたら、暖房の使用を検討してみてください。