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意外と知らない海外旅行のマナー、大丈夫ですか?
海外旅行が再び身近になってきました。楽しみが増える一方で、「現地のマナーやルール、ちゃんとわかっているかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
日本では普通でも、海外では全く違う意味になったり、失礼にあたる行動になったりすることが意外とあります。たとえば、いつものピースサインが現地の人を怒らせてしまったり、気軽に撮った写真が思わぬトラブルになったり……。「私にも経験がある」とドキッとするような、旅行中によくあるシーンがいくつもあります。
知らないまま海外に行くと、小さなマナー違反が深刻なトラブルに発展してしまうことも。海外旅行に出かける前に、いま一度現地のマナーをしっかり確認しておきましょう。
日本人が海外旅行でやりがちなNG行為5つ
海外旅行では、現地の人たちの文化や常識を知らずに行動すると、予想外のトラブルになることがあります。特に、日本では当たり前だと思っている行動が、海外では意外にもタブー視されているケースが多くあります。
ここからは、日本人旅行者が海外で特にやりがちなNG行為を5つピックアップして詳しく見ていきます。
1. レストランや飲食店でのNGマナー
旅行の楽しみのひとつが、現地の美味しい料理ですよね。でも、日本で普通にしている行動が海外ではNG行為になることがあるので要注意です。
例えば、多くの日本人がやってしまいがちなのが「店員さんの呼び方」。日本では当たり前のように店員さんを手を上げたり、大きな声で呼びますよね。しかし海外ではこれはマナー違反。欧米では、店員を呼ぶときには視線を合わせる程度にとどめ、静かに待つのが一般的です。ある海外旅行者は、日本と同じように手を挙げて店員を呼び、大変冷たい対応をされたそうです。
さらに「乾杯」ひとつ取っても、日本と海外では作法が異なります。グラスを高く掲げるのがマナーの国もあれば、グラスをぶつけて音を立てるのがNGという国もあります。国によっては、目を合わせずに乾杯をするのは失礼にあたるというところも。
そして特に日本人が混乱しやすいのが「チップ」の習慣です。アメリカではチップを払わないと失礼になりますが、逆に韓国や中国、オーストラリアなどはチップの習慣がなく、払おうとすると戸惑われてしまうこともあります。筆者自身も初めてアメリカに行ったとき、チップの額が分からず困った経験があります。目安は料金の15~20%と覚えておけば安心です。
レストランや飲食店で絶対やってはいけないNG行為は次のとおりです。
- 大声やジェスチャーで店員を呼ぶ
- 現地の乾杯マナーを確認せずにグラスを鳴らす
- チップの要・不要を確認しないまま会計をする
これらを事前にチェックして、楽しい食事の時間を過ごしてくださいね。
2. 写真撮影でやりがちなNG行為
海外に行くと、ついつい街並みや観光スポットを写真に収めたくなりますよね。私自身も、旅先で何気なく撮った写真で現地の人に注意されたことがあります。実は海外では、撮影に関して日本よりも敏感な場合が多く、「知らなかった」では済まされないことがあります。
特に気をつけるべきなのは、「他人を勝手に撮影してしまうこと」です。日本でも無断撮影はマナー違反ですが、海外ではさらに厳しく見られます。街の風景を撮っていたつもりが、現地の人に不快に思われてしまうこともあります。場合によっては「勝手に撮られた」と怒り出し、深刻なトラブルになることも少なくありません。
また、空港や駅、地下鉄など公共交通機関や軍事施設の周辺では撮影が禁止されていることがあります。知らずに撮影してしまうと、警備員から注意を受けたり、写真の削除を求められたりすることも。ある日本人旅行者が、空港内での写真撮影で警察官に呼び止められ、事情を説明するのに苦労したという話もあるほどです。
写真撮影の際に特に注意が必要な行動は次の通りです。
- 他人を許可なく撮影しない
- 空港や地下鉄、軍事施設周辺など撮影禁止の表示に従う
- 禁止区域ではスマホを取り出さないよう意識する
せっかくの海外旅行、トラブルにならないように現地ルールを守って、楽しく写真を撮影しましょう。
3. 宗教施設や神聖な場所での意外なNG行為
寺院や教会といった宗教施設は、観光地として人気の高いスポットですよね。しかし、現地のルールやマナーを知らないまま入場すると、思いもよらないトラブルにつながることがあります。
まず注意すべきなのが服装です。海外の宗教施設では、肌の露出が多い服装は禁止されています。暑いからと半袖やショートパンツで入ろうとすると、入り口で入場を断られることも。私自身、夏にタイの寺院を訪れた際、服装が不適切で入り口で断られ、その場でショールを借りる羽目になりました。
また、宗教施設内では帽子を外す、靴を脱ぐなど、日本とは異なるルールがある施設もあります。さらに、施設内での大声での会話や笑い声、走り回るなどの軽率な行動は、現地の人々にとても失礼な印象を与えてしまいます。
宗教施設や神聖な場所で特に避けるべきNG行為は次のとおりです。
- 肌を露出した服装で入らない(短パン、ノースリーブなど)
- 施設内で帽子をかぶったままにしない
- 静かな場所では大声で話したり、騒いだりしない
現地の文化に敬意を払って、気持ちよく観光を楽しみましょう。
4. 意外と危険なハンドサイン
普段、日本人が何気なく使うハンドサインの中には、海外でまったく別の意味になり、相手に不快な印象を与えることがあります。
たとえば日本では写真を撮るときに使うピースサイン。ギリシャではこれは侮辱的な意味合いになってしまいます。また、日本で「OK」の意味で使われる親指と人差し指で丸を作るサインは、ブラジルやフランスなどでは非常に下品な意味として受け取られます。
さらに、中東や南米の一部では、日本でよく使う親指を立てる「グッドサイン」が非常に失礼なジェスチャーになる場合があります。ある旅行者が「おいしい!」という気持ちを伝えるためにこのサインをしたところ、現地の人が不快そうな顔をしたというエピソードもあります。
トラブルを避けるために注意すべきハンドサインは以下です。
- ギリシャでのピースサイン
- 中東や南米でのグッドサイン(親指を立てる動作)
- フランスやブラジルでのOKサイン(親指と人差し指で作る輪)
これらのサインを避けておくと、現地の人々との交流もスムーズに進むでしょう。
5. 公共交通機関での意外なNGマナー
海外旅行では、公共交通機関を使って移動する機会も多いですよね。電車やバスはその国の日常生活を肌で感じられる貴重な場所ですが、実はここにも意外なマナーが潜んでいます。
日本では電車内での飲食が特に禁止されていないため、軽くお菓子を食べたり飲み物を飲んだりする光景をよく見ます。しかし、海外では地下鉄やバス内で飲食が禁止されているところがあります。例えばシンガポールでは、地下鉄内での飲食は厳格に禁止されていて、違反すると罰金を取られることもあります。海外でのマナーは「知らなかった」では済まされません。
また、公共交通機関での通話も日本と状況が異なる場合があります。アメリカなどでは地下鉄やバス内で電話している人も珍しくありませんが、ヨーロッパの一部地域では電話で話すことが失礼とされ、厳しい目を向けられる場合があります。
さらに優先席の考え方も注意が必要です。日本では若者が座っていても席が空いていれば問題視されませんが、海外の国や地域によっては年齢や状況に関係なく座ること自体がマナー違反になることもあります。事前に各国のルールを調べておくと安心です。
公共交通機関でのNG行為を再度まとめておきます。
- 公共交通機関内での飲食は禁止されていることが多い
- 通話禁止の地域があることを覚えておく
- 優先席のルールを事前に確認する
現地のルールに合わせて行動することで、安全で快適な旅行になりますよ。
海外でトラブルを防ぎ、安全に楽しむためのポイント
日本ではごく普通だと思っている行動が、海外ではトラブルの原因になってしまうことがあります。いわゆる「日本の常識は世界の非常識」です。
例えば、日本では治安が良いため、財布やスマホをカフェなどで席に置いたままトイレに行く人もいますよね。しかし海外ではこれが絶対にNGです。ちょっと席を離れた隙に盗難に遭ってしまうことがあります。世界には日本より治安が悪く、盗難被害が多発する危険な観光地も多くありますから、貴重品の管理は厳重にしてください。
また、日本独自のルールとして、公共の場でも周囲に配慮して静かに過ごす文化があります。しかし、海外の一部地域では、むしろ挨拶やちょっとした交流を積極的に行うことがマナーとして好まれることもあります。無口すぎると逆に相手に不快感を与えることもあるので、その土地に合ったコミュニケーションを取るよう心掛けましょう。
さらに、現地の文化やマナーを尊重する姿勢が何より大切です。旅行先の習慣やルールに敬意を払うことで、現地の人々との交流が深まり、より素敵な思い出が生まれます。