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大人になって始めた習い事、なぜかすぐにやめてしまう
高校卒業後は、大学や専門学校に進学したり就職するなどして目まぐるしく生活環境が変化します。また、結婚するとさらに生活が変化し、子どもが生まれたり介護を始めると自分の時間はほとんど持てないという人も少なくありません。
育児や介護などが一段落したり、仕事の後まとまった時間ができるようになったなど、ある程度まとまった時間が確保できるようになると、習い事を始める人もいます。でも大人になって始めた習い事は、実は続きにくい傾向があります。その理由をチェックしてみましょう。
大人になって始めた習い事が続かない理由
大人になって始めた習い事が続かない理由は、以下の通りです。
1.自分だけ初心者なのが恥ずかしい
習い事を始めてすぐの段階では、自分が一番下手なのが当たり前の状態です。子どもの頃は、回数を重ねるごとにぐんぐん技術を吸収し、気づけばほかの人と変わらないくらいのことができていたという記憶を持つ人もいるでしょう。
しかし、大人になって習い事を始めると、習い事だけに集中できるわけではありません。また、子どもの頃のように脳も柔軟な状態ではないので、新しいことを覚えるのに時間がかかります。その結果いつまでも素人っぽさが抜けず、恥ずかしくなってやめてしまう人もいます。
2.自分よりも若い人にものを教えてもらうことに対して、だんだん抵抗を感じ始める
年齢を重ねて習い事を始めると、先生が自分よりもかなり年下ということが少なくありません。自分よりも年齢が若い人になにかを習うことに対して抵抗を感じる人は、若い先生では素直な気持ちで習い事に向かえず、次第に足が遠のきやすいです。
3.月謝が家計の負担になってきた
最初はちょっと贅沢と思って始めた習い事でも、内容によっては月謝のほかにも出費がかさむことがあります。
- 教材費
- 材料費
- 保険
- 基材費用
- 遠征費など
習い事の内容によっては、月謝そのものが結構高いので、最初の頃は捻出できていても継続していくうちに家計に大きな負担をかけ、習い事を辞めるという人もいます。
4.疲労困憊で習い事に行く気力や体力がない
日々の疲れが原因で、習い事を辞める人もいます。自分の時間を作るためにと始めた習い事であっても、元々時間に余裕がない人の場合通うことが困難になることが多いです。休日に習い事を入れていても、日頃の疲れが出ていくのが億劫になる人も多いといえます。
5.人間関係に悩んでいる
習い事の種類によっては、個人レッスンではなく集団で習うということもあるでしょう。
- なにかにつけていちゃもんを付けてくる
- 先輩風を吹かせてくる生徒がいる
- なんとなく折り合いが悪い人が多い気がするなど
職場や私生活でも人間関係に悩むことは多いので、習い事でも人間関係に悩むとなると辞める人も多いといえます。
6.行かなければならないというプレッシャーを感じている
習い事を始めると、行かなければならないという義務感を持つ人もいます。こういった感情は徐々に自分の心を追い込み、次第に逃げ出したいという感情にかられ、気づくと習い事をに行かなくなっていたということもあります。
大人の習い事を継続させるコツと自分に合った趣味の見つけ方
大人になって始めた習い事を継続させるコツは、以下の通りです。
- 体力的に余裕をもって取り組めるもの
- 初期費用を抑え、月謝が高すぎないものを選ぶ
- マイペースに取り組めるもの
- 前向きな気持ちで取り組めるもの
自分にあった習い事をみつけたいとき、子どものときと同じ感覚で習い事を選んだり始めるのではなく、体力や記憶力が落ちていることを認識して選びましょう。課題がどっさり出るようなものではなく、マイペースに取り組み、ときに休んでも次回行きにくいと感じないものがよいですね。
まとめ
大人になって習い事を始める場合は、子どもの頃のものとは全く別のものであると認識して始めましょう。子どもの頃に習っていたものであっても、昔のように仕上げるのは難しいかもしれないので、その点は要注意です。