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そばがら枕の洗濯方法
実は、そばがら枕は水洗いをすることができません。洗濯機ではもちろん洗えませんし、手洗いをすることさえもできないのです。そばの殻は水に濡れてしまうと傷んでしまいますし、腐ってしまったり、菌が繁殖してしまったりする原因になってしまいます。では、どのようにお手入れをしたら良いのでしょうか。
そばがら枕の正しいお手入れの手順とコツ
- 枕カバーを取り外し、そばがら枕を日干しします
- 片面だけではなく、裏返して両面を日干しします
- 新しい枕カバーをつけて、お手入れは完了です
お手入れの手順はとっても簡単で単純なものなのですが、そばがら枕は「日干しをする」というのが正しいお手入れの方法です。湿気を取り除くことができますし、菌が繁殖してしまうことを予防することもできます。定期的に日干しすることをおすすめしますが、お天気が良いのであれば毎日、日干しをしても良いと思います。
また、そばがら枕の中身であるそばの殻を取り出して日干しするというお手入れ方法もあります。容器にそばの殻を入れて日干ししても良いですし、新聞紙やシートなどの上にそばの殻を広げて日干ししても良いと思います。ひとつひとつをしっかり日干しすることができるので、湿気を完全に取り除くことができて良いです。
新しいそばがらに入れ替えることもできる
水洗いによる洗濯はできませんし、日干しでお手入れをしていたけど、どうしても中身の汚れが気になるという場合には、新しいそばがらに入れ替えてはいかがでしょうか。全部入れ替えることもできますが、一部だけを入れ替えることも可能です。そばの殻は潰れたり割れたりしますので、傷んでしまった一部のものだけを捨てるという方法もお手入れのひとつです。
そばがら枕のカバーの洗濯方法
一般的にカバーというと、枕の上にかぶせて使用する枕カバーのことですよね。そばがら枕の場合は、そばの殻が入っている袋のこともカバーと呼ぶことがあります。そのカバーは洗濯することができますので、定期的に洗濯して清潔な状態で使い続けることができます。
そばの殻が入っているカバーを洗濯する手順
- そばがらをカバーから全て出します
- カバーを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います(手洗いでも構いません。)
- カバーを干し、しっかりと乾かします
- そばの殻を戻したら完了です
先にご紹介したのですが、取り出したそばの殻は容器に入れたり、新聞紙やシートの上に広げたりするなどして日干ししておきましょう。そばの殻もカバーもカラリとしっかり乾いていれば、カビや菌から守ることができます。
洗えるそばがら枕もある
水洗いでは洗濯することのできないそばがらですが、最近では洗えるそばがら枕というものも販売されています。もちろん、そばの殻を100%使用した枕なのですが、そばがらに水に強い特殊な加工をすることで洗濯が可能になっているようです。
天然の素材のままが良いなという場合には日干しでお手入れをし、水洗いで洗濯するものが良いなという場合には特殊な加工がされたそばがら枕を選んでも良いのではないでしょうか。
まとめ
そばがら枕は天然の素材のみが使用されており、化学物質を含んでいません。私たちが発する熱を逃してくれるという通気性の良さから、蒸れにくいという特徴が魅力のひとつです。
ずっしりと重みのあるそばがら枕は、かたい枕が好みだという方から人気が高く、頭をしっかり支えてくれるので寝やすいです。ただ、水洗いで洗濯することができないというデメリットがあり、お手入れは日干しのみです。
定期的に日干しをしてあげなければ、ダニやカビや菌が大量に発生してしまうことがあります。手間をかけてお手入れすることで、清潔に使い続けることができます。日干しするだけなので、洗濯するよりも面倒がないのではないでしょうか。